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祇園祭2019 宵宮祭

 こんにちは。京都はもう梅雨が明け、日中は夏らしい天気が続いていますが、朝晩はどこか秋のような感じです。本日は先週、八坂神社で行われました、宵宮祭につき解説いたします。

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祇園祭 2016 宵宮祭

宵宮祭とは

  宵宮祭とは、八坂神社の御祭神たる素戔嗚尊、櫛稲田姫命、八柱御子神、三柱の御魂ををそれぞれ、中御座、東御座、西御座に移し替える神事です。祇園祭概観で申し上げましたように、祇園祭は神輿渡御がその核心となります。そのお神輿に御魂を移すのですから、その重要性がお分かりいただけるかと思います。

 その重要性故、境内の明かりはすべて落とされ、一般人は仄かな月明りの中、遠くから見ることしかできません。しかも撮影は一切禁止です。本記事の写真はすべて、撮影が禁止される前に撮影したものです。

午後7時半頃

宵宮祭

 夕闇が迫る中、観光客のみなさんが参拝しています。舞殿(ぶでん)には三基の神輿が待機します。この季節、京都の日没は8時くらいです。この日は夕焼けが綺麗でした。

午後8時前

宵宮祭

 一般人はロープの外に行くように指示されます。右が舞殿、左が拝殿です。中央の筵の部分は神職の方々が通る道です。その周りには縄で結界が張られます。この後、境内消灯後は、撮影・携帯電話などの光を発するものの使用は禁止される旨、アナウンスがあります。

宵宮祭

 拝殿には神職・関係者の方々が昇殿されます。この後、祝詞が奏上され、神饌が供されます。

午後8時過ぎ 境内消灯

 境内の照明は一切消されます。とはいっても、えべっさんの辺り(八坂神社本殿より一段低い)からがあかりが漏れています。

 ともあれ、本殿周辺は月明りがさすだけです。平生は夜中でも照明が絶えませんが、この時は本当に月明かりだけです。青い空の中、舞殿・拝殿・本殿が青白く浮かんでいます。Yasaka shrine in the blue period.といった感じです。( the blue periodの時のパブロピカソが描いたような塩梅いう意味です。)

 そんな景色に見入っていると、和琴が厳かに奏上されます。アンドレマルローさんが「琴の音が日本を日本たらしめている」というようなことを言わはったのを思い出しました。(確か、Le Japon d’Andre Malrauxという本に書いてあった気がします。今、少し探しましたが、当該箇所はみつけられませんでした。正確には、琴の音と死の概念がほかの国と違うというような内容だったと思います。)

 この琴の演奏は「さくらさくら」みたいな親しみやすいメロディーがあるものではなく、なんというか、音、すなわち、空気の振動といった感じです。楽器の音を聞くというよりは、the universeの一部を音として認識しているような感じです。自然と密接不可分な日本の神様を呼ぶに相応しい音です。

 そんなことを考えていますと、本殿から「おーーーーー」という声がきこえてきました。
 これは警蹕(けいひつ)といって、神様が通らはるときに失礼がないように、と警戒すものです。

 すると、行燈のようなもののほの暗いあかりとともに、神職の方々が拝殿から舞殿に向かって歩いて行くのが見えます。
 中心に一人、四隅を棒で支える白い布で覆われた方がいます。(説明しにくいのですが、棒がついた旗を4枚くっつけて囲いを作ったと想定してください。)この方が恐らく御魂を移した入れ物を持っている筈です。この人を中心に前後に二人づつ神職の方が棒を持って、付き添います。

 この一団が舞殿のお神輿の前へ行くと、再び、「おーーーーー」という声がきこえます。暗くて何が行われているのか見えませんが、恐らく、御魂を入れ物からお出しして、お神輿の中にお入れしてはるんやと思います。

 三基のお神輿に御魂を移し終えると、一団が再び拝殿に戻ります。行燈で照らされた足元が白っぽく浮かび上がっています。夢とも現ともつかぬ、そんな表現が相応しい時間でした。

午後8時半頃 境内点灯

 この後、すべての神事が終わった旨、アナウンスされ、あかりが灯されます。と、同時に蝉が一斉に鳴き始めました。神事の間中、鳴き止んでいのでしょうか。

 この後、舞殿の反対側で神事が行われます。私のところからは見えなかったのでなにが行われていたのかはわかりません。これが終わると、境内は通行が自由になり、皆一斉に、お神輿の前へ行き、我先にと手を合わせます。

 こうしてお神輿には無事、御魂が宿り、翌々日の神輿渡御を待ちます。

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