この記事の構成
- このページ 2023年最新情報、日程、祇園祭の歴史と意味など
- 2ページ目 おすすめ日程・行事、山鉾鑑賞スポット、歴史
- 3ページ目 コロナ禍のようす
- 4ページ目 日程1:夏越の祓、神用水清祓式など
- 5ページ目 日程2:鉾建て、神輿洗いなど
- 6ページ目 日程3:前祭宵山
- 7ページ目 日程4:前祭巡行など
- 8ページ目 日程5:後祭宵山
- 9ページ目 お稚児さん解説、有料観覧席
- 10ページ目 神輿解説
- 11ページ目 前祭山鉾解説1
- 12ページ目 前祭山鉾解説2
- 13ページ目 後祭山鉾解説1
- 14ページ目 鉾・山などの区別、祇園祭関連施設
- 15ページ目 参考文献
このページのもくじはこの下にあります。

外出されるか否かは十分な情報を収集の上、ご自身で判断なさってください。本投稿、並びに本サイトは読者の皆様の外出を喚起・推奨するものではありません。また、各行事の開催の有無、期日、時間等、本投稿内の記載事項は変更されることがありますので、ご注意ください。上記、並びに本サイトから起因する一切の不利益に対し、本サイトはいかなる責任も負いません。かならずご自身でご決断・確認ください。
2024年最新情報
概説
2024年も特段の事情なき限り例年通りに斎行される予定です。
祇園祭概要
祇園祭とは毎年7月に行われる八坂神社の例祭で、大阪の天神祭、東京の神田祭と並ぶ日本三大祭の一つです。
祇園祭の発祥は西暦869年に天皇の私的な庭園たる神泉苑で開催された御霊会に端を発します。令和元年の2019年で1150年目を迎えました。当初は疫病を鎮めるための御霊会であり、事実上の官祭と目すべき側面もありましたが、応仁の乱以降、経済力をつけた町衆に支えられ、現在の山鉾の基礎が作られ、神道・仏教・陰陽道・道教が混淆した、多面的なお祭りです。庶民の祭と言われることが多い祇園祭ですが、現在でも勅板(祭を開催すべしとの勅命がかかれた板)が神輿に同行します。
今日の一番のみどころは神賑神事たる(但し、後述しますように神事に類する意義も加味されています)山鉾巡行と宵山ですが、他にも宵山の屏風まつりや神楽、前祭では屋台や露店などもみられ、多彩な魅力を備えています。また、合計33件ある「山・鉾・屋台(金魚すくいなどの出店のことではなく、祇園祭でいえば、船鉾や浄妙山などのこと。詳細は山鉾の区別の仕方をご覧下さい。)行事」のうちの一つとして、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。
以上のように沢山のみどころがありますが、最も重要なのは、神輿渡御です。
現在の祇園祭の本義は、疫神たる牛頭天王(八坂神社が祇園社という寺院だった時に祀られていた習合神)と同一視されていた現在の御祭神、素戔嗚尊に洛中(御旅所)に来て頂き、疫病を退散せしめることにあります。「現在の」との留保があるのは、かつては疫神は疫病などの災禍をもたらすもの信じられていたため、追いやられる立場だったこところ、時代の変遷とともに役割が転じて現在に至った経緯があるためです。
山鉾は疫病の原因である悪霊を集め、八坂神社からおいでになり、御旅所に滞在されている御祭神たる素戔嗚尊、櫛稲田姫命、八柱御子神に別の場所に連れて行ってもらうことが祇園祭の趣旨になります。
祇園祭はこの本義に則り、1153年前から中断などを経ながら今日まで続いています。祇園祭と申しますと、山鉾巡行がつとに有名ですが、右の本義に鑑みると、神輿渡御がその本質をなすということがお分かりになられるかと思います。
尚、本投稿はあまりに長くなったため、総論として概要を解説するにとどめ、詳細は各論に譲るものとします。

以下、詳しく知りたい人のために祇園祭を理解する上で必須の各論を列挙するからよー、順番通りに読んで理解が深めてくれ、old sport!
また、その他の各論は、本文の中でも適宜ご紹介しますが、以下のカテゴリをご参照ください。尚、本サイトには英語版の記事も多数取り揃えておりますので、興味のある方はご覧下さい。



祇園祭の概要はこのビデオで確認してね。
本投稿は今後、随時変更されます。リンクを張っていただける方、ブックマークして頂ける方は、最初のページ(現在ご覧になっているページ)でお願いいたします。

ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

すまねえ。横浜駅やサグラダファミリア大聖堂みてえなもんだと思ってくれ。
2023年直近最新情報
7月18日
大船鉾、南観音山は櫓が組まれています。鷹山は既にして真松が建ててあります。
7月17日 神輿渡御・前祭巡行
7月15日 宵々山
本日早朝、斎竹が建てられました。
7月14日 宵々々山
神泉苑で閼伽水と御神水の交換が行われました。
7月13日 宵々々々山
現在、各鉾と岩戸山では駒形提灯が点灯されています。
長刀鉾の会所付近では歩道上で交通規制がなされ、左側双方通行になっています。観光客の方が散見され、平生よりは混雑しています。
今年の函谷鉾の御朱印は2種類、例年同様のものと、嘉多丸君修復記念の特別版の2種類があります(各300円)。尚、今年の前掛けたるモンサンミッシェルの図柄に因み、スペシャル台紙(200円)があります。台紙には好きな御朱印を押せます。
菊水鉾ではお茶会が始まっています。日程は以下の通り。
- 13日・・・13:00~21:00
- 14日・・・12:00~21:00
- 15日・・・13:00~21:00
- 16日・・・12:00~21:00

しっぽり
7月12日
本日は菊水鉾、函谷鉾でお囃子が演奏されていました。函谷鉾では今年も粽の頒布が開始されています。菊水鉾では今年もお茶会が開催される模様です。
7月11日
現在、御神輿は八坂神社境内の舞殿内に存置されています。15日の宵宮祭で御神霊をお遷しします。献灯可能。
本日より、鉾立が始まりました。

鉾の真木はこんな感じで立てるよ。(2018年の映像です。)
会所での物品の販売はまだです。


明日あたりjump the が
お囃子は大船鉾のみでしたが、例年ですと、明日以降は函谷鉾などで鉾上での演奏が始まる筈です。
大船鉾の龍さんはことしも大丸にいます。
本年も弓矢町武具飾が開催されます。日程は以下の通りですが、一部先行展示がなされています。
- 日程・・・7月15~17日
- 時間・・・10:00~17:00
7月10日
神輿洗式、神用水清祓式、お迎えちょうちん、いずれも斎行されました。いよいよ本格化してまいりましたので、直近最新情報の更新を開始します。本年も宜しくお願い申し上げます。合掌
令和5年/2023年の日程
2023年6月25日、八坂神社境内で令和5年の日程が一般の閲覧に供されましたので、以下、報告申し上げます。4年ぶりに従前通りの日程で開催です。
日付 | 時間 | 行事 | 内容 |
1日(土) | 10:00 | 月並祭・長刀鉾町御千度 | 長刀鉾町内会とお稚児さんが神事の無事を祈願 |
2日(日) | 11:30 | 山鉾連合会社参 | 各山鉾保存会代表者が社参 |
3日(月) | 14:00 | 鱧奉納奉告祭 | 淡路島観光協会が鱧を奉納 |
7日(金) | 14:30 | 綾傘鉾稚児社参 | 町内会役員とお稚児さんが神事の無事を祈願 |
10日(月) | 13:00 | 日本神話語り奉納 | 日本神話の語り奉納 |
16:30 | お迎え提灯 | 斎行 | |
20:00 | 神輿洗式 | 奉告祭の後、早朝にくみ上げた水を以て境内にて斎行 | |
13日(木) | 11:00 | 長刀鉾稚児社参 | 長刀鉾のお稚児さんが騎馬にて社参 |
14:00 | 久世稚児社参 | 綾戸國仲神社役員のみ社参 | |
14日(金) | 10:30 | 神泉苑・祇園社御神水交換 | 神泉苑の閼伽水と八坂神社の青龍水を交換 |
15日(土) | 10:00 | 月次祭・生間流包丁奉納式 | 本殿にて斎行 |
20:00 | 宵宮祭 | 神輿に御神霊をお遷し | |
16日(日) | 9:00 | 献茶祭(裏千家) | 裏千家家元に奉仕 |
18:30 | 石見神楽 | 八岐大蛇退治の舞奉納 | |
23:00 | 日和神楽 | 翌日の晴天を祈願 | |
17日(月) | 9:00 | 山鉾巡行(前祭) | 斎行 |
16:00 | 神幸祭 | 本殿にて斎行 | |
18:00 | 神輿渡御出発式 | 御旅所に御神霊をお遷し | |
23日(日) | 9:00 | 煎茶献茶祭 | 瑞芳菴流家元により奉仕 |
14:00 | オハケ清祓式 | 又旅社で御幣を立て神輿を迎える準備 | |
22:00 | 日和神楽 | 斎行 | |
24日(月) | 9:30 | 山鉾巡行(後祭) | 斎行 |
9:30 | 花傘巡行 | 斎行 | |
23時頃 | 還幸祭 | 本殿にて斎行 | |
28日(金) | 20:00 | 神輿洗式 | 四条大橋上にて斎行 |
31日(日) | 10:00 | 疫神社夏越祭 | 疫神社にて斎行 |
2023年の概要

尚、日程等は変更される可能性がありますので十分にご留意ください。
2023年山鉾巡行くじ取り式結果
前祭
順番 | くじ | 山鉾 |
1 | くじ取らず | 長刀鉾 |
2 | 山壱番 | 山伏山 |
3 | 山弐番 | 白楽天山 |
4 | 山参版 | 芦刈山 |
5 | くじ取らず | 函谷鉾 |
6 | 山四番 | 郭巨山 |
7 | 傘壱番 | 四条傘鉾 |
8 | 山五番 | 木賊山 |
9 | 鉾壱番 | 鶏鉾 |
10 | 山六番 | 油天神山 |
11 | 山七番 | 孟宗山 |
12 | 山八番 | 霰天神山 |
13 | 鉾弐番 | 菊水鉾 |
14 | 山九番 | 保昌山 |
15 | 傘弐番 | 綾傘鉾 |
16 | 山拾番 | 太子山 |
17 | 鉾参番 | 月鉾 |
18 | 山拾壱番 | 伯牙山 |
19 | 山拾弐番 | 蟷螂山 |
20 | 山拾参番 | 占出山 |
21 | くじ取らず | 放下鉾 |
22 | くじ取らず | 岩戸山 |
23 | くじ取らず | 船鉾 |
後祭
順番 | くじ | 山鉾 |
1 | くじ取らず | 橋弁慶山 |
2 | くじ取らず | 南観音山 |
3 | 山一番 | 浄妙山 |
4 | 山弐番 | 八幡山 |
5 | 山参番 | 鯉山 |
6 | くじ取らず | 北観音山 |
7 | 山四番 | 黒主山 |
8 | 山五番 | 役行者山 |
9 | 山六番 | 鈴鹿山 |
10 | くじ取らず | 鷹山 |
11 | くじ取らず | 大船鉾 |
2023年のみどころ 総論
神道、仏教、陰陽道、道教の混淆
ときに、祇園祭は神社たる八坂神社の神事ですが、明治時代に神仏分離がなされるまでは、先程申し上げました様に神道と仏教、陰陽道、道教などが混淆し密接不可分になった信仰に基づくお祭りでした。しかし乍ら、1868年の分離令以降は神道と仏教が峻別されたことにより、祇園祭でも仏教、陰陽道などとの紐帯が希薄化しました。

けっこう前にいろんな表現物で取り上げられたみてえだから、事実につき補足すんべえか。陰陽道っつーのは、簡単にいうと事物が陰陽の二者に分かれ、これが変化するとする陰陽説と、事物が五つの元素からなりこれらが変化する五行説、さらに道教、そして、これらに我が国固有の自然・自然現象に人格を擬制する考えなどが混ざったスゲー複雑な宗教体系なのよ。朝廷には陰陽寮っつー役所があって、『養老令』には「占筮(せんぜい)し地を相る」、則ち、占術を用いて地の相をみる(吉凶を判断する)のが職務だったのよ。この占術かまして吉凶の判断をするつーとこから、殊に祓に関与することになったのよ。

以下、神仏習合下に於ける現在の御祭神との対応関係を挙げるよ。左から神道、陰陽道、仏教、道教だよ。
- 素戔嗚尊=牛頭天王=薬師如来=天道
- 櫛稲田姫命=頗梨采女(はりさいにょ/ばりさいにょ)=十一面観音=歳徳神
- 八柱の御子神=八王子/沙羯羅竜王=文殊菩薩=八将神
しかし乍ら、直近の四年間で祇園祭の本義、則ち疫病退散が顕在化し、形式的には峻別された各々の信仰の紐帯の継続が証されることになりました。

祇園祭っつーとよー、宵山や山鉾巡行がいろんな表現物で取り上げられんべ?でもよー最も需要なのは、本義たる「疫病退散」なのよ。でもよー、八坂神社の御祭神たる素戔嗚尊からは「疫病退散」つーのは一義的にはでてこねーべ?神仏習合下の薬師如来、殊に陰陽道の影響が顕著な牛頭天王を介することによって初めてでてくんのよ。
この本義っつーのは、神道、仏教、陰陽道なんかの紐帯の認識の如何を問わず、知ってる人は知ってたんだけど、今回のコロナ禍によって多くの人の耳鼻を集めたと思うのよ。で、この紐帯をヘビ文字でsyncretismっつーんだけど、明治以降、希薄化・形骸化してるけど、祇園祭ではなんとか持ちこたえてるし、これからもそうあって欲しいのよ。なんでかっつーと、これらはオレたちの行為規範の背後にあってこれを支えてきたからな。syncretism については以下のリンクを参照してみてくれ。合掌

和魂と荒魂の和合
神霊(御魂)には和魂、荒魂、幸魂、ならびに奇魂の四種がありそれぞれの働きがあります。
- 和魂=柔和な働き
- 荒魂=荒ぶる働き
- 幸魂=幸いをもたらす働き
- 奇魂=人知を超えた不思議なものをもたらす働き
祭に於いては、和魂と荒魂が合一するという例はしばしばみられます。祇園祭では御本殿にましますのが素戔嗚尊の和魂、後述します久世駒形稚児が荒魂とされます。久世駒形稚児は御神体を身に着けることで、荒魂と見做され、昇殿の後、和魂と合一します。これは、合一を介し、神霊を再生・活性化せしめるという意図があります。
神輿を振る
これも祇園祭に限ったことではありません。神輿を振るという行為も神霊を再生・活性化せしめるためになされます。
神賑行事たる山鉾巡行の神事への近接
山鉾巡行は純然たる神社が斎行する神事とは異なりますが、今日では疫病の原因たる悪霊を集めるという機能が付与されています。これに鑑み、神事に準ずる機能が付されていると解されます。

補足するぜ。以下のような意味なんだけど、ヤギも撮影しながら更新してるんで、とりあえずヘビ文字版から陰陽しとくぜ。ゴーグルの翻訳でもかまして見てくれ。すまねえ。

中の人は一人だからね
Matsuri consists of Shinji (神事 ritual/ceremony held by Shrine or act for deity) and Kaminigiwai (神賑 ceremony held by secular people or act the secure people ).

For example, in Gion Matsuri, the priests bring the Mitamas of the deities into the Mikoshis. It its a Shinji. Without the priests or the deities, it couldn’t be carried on. Of course there are lots of people around Mikoshis to give the deities prayers but without them, the priests can complete the duty. For the Shinji, the people are kind of bystanders.
And at Yoiyama, there are food stands. They are belongs to Gion matsuri and the secular prepares for food stands and the secular buy foods. It’s a Kaminigiwai.
Kaminigiwai makes a contribution especially for the seculars.
Yamahoko parade could be originally a Kaminigiwai but it grew up to be a quasi-Shinji ‘cause it plays the important role: To gather Eikjins to be done away with by the deities brought by the priests.
千年以上の継続
冒頭で申し上げました通り、祇園祭は当初は朝廷の命によりなされていましたが、院政期くらいから費用の一部を富貴な商人が賄うようになり、以降、座、応仁の乱以降は地縁による紐帯が寄与するようになりました。これにより、今日まで、その態様に変化はあるものの、当初の本義が全うされています。

まとめてみんべえか。混淆した信仰に基づく御神霊を活性化させて万全の体制で疫病(疫神)を退散せしめること、山鉾巡行がこれに寄与していること、これを千年以上前から態様に変化はあるものの、いろんな人が引き継いできたことがみどころなのよ。
2023年のみどころ 神事
神輿渡御
祇園祭の本義は疫病退散にあり、右を達すべく、八坂神社の御祭神が御旅所に遷られます。

久世駒形稚児
先述の通り、久世駒形稚児は八坂神社の御祭神たる素戔嗚尊の荒魂と見做されます。八坂神社で和魂と和合し、生まれ変わった御祭神が疫病を退散せしめます。

神輿清祓式
四条大橋上で鴨川からくみ上げた水で中御座を清めます。新たにお生まれになった神様をお迎えするものと解する余地のある神事です。

ここも補足すんべ。『元亨釈書』っつー14世紀に記された仏教の通史によると、あるお坊さんが観音様を祀るべく場所を探して賀茂川の西岸に行ったら、瑞祥があったからお寺をたてたのよ。するとある夜に川の主たる牛頭天王が夢に出てきたのよ。

2023年のみどころ 神事 (de facto ones)
山鉾巡行
先ほど申し上げましたように、本年は従前通りの態様で斎行されます。尚、御祭神が退散せしめる悪霊を集める機能が付与されているため、実質的に考察すると神賑神事に留まるものではありません。
一番の見所は辻回しです。
長刀鉾の生稚児
長刀鉾には神様のお使いと見做されるお稚児さんが乗っています。
2023年の長刀鉾のお稚児さんが選ばれましたので、稚児舞の様子をご覧下さい。(会所と鉾上)
神の使いですので、担がれて鉾に乗ります。出発後、最初の稚児舞を舞います。
お稚児さんが注連縄を切ることにより、悪霊を集めるべく結界の中に入って行きます。
鷹山
2022年に196年ぶりに巡行に復帰しました。ビデオは196年ぶりに辻回しの様子です。道が狭い上に、電線があるため、困難を極めます。

2023年のみどころ 神賑神事
宵山
- 前祭・・・7月14~16日
- 後祭・・・7月21~23日
本年は上記の日程で開催されます。期間中は山鉾の会所ではちまき、御朱印やお守りなどの授与品の頒布が行われます。夕刻からは駒形提灯が灯され、祇園囃子を楽しんだり、鉾の上に乗せてもらえたりします。例年、前祭には屋台(出店のこと山鉾の種類にも屋台があるので注意)が出、交通規制が掛けられます。詳細は後述します。

規制後の効率的な攻め方は以下のリンクに書いといたぜ。


15日、16日は今年も祇園祭ごみゼロ大作戦が展開されるよ。今年は4種類のリユース食器と給水所が導入されるよ。給水所ではマイボトルのみ使用可で、給水所の場所は以下のリンクを参照してね。(2023年6月25日現在、記載なし)
花傘巡行
1966年に前祭と後祭の巡行が17日に統合された際、後祭巡行の代替として始まりました。2014年に前祭と後祭が分離された際も存置され現在に至ります。2023年は4年ぶりに開催されます。
石見神楽
6つの演目が上演されますが、一番のみどころは八坂神社の御祭神たる素戔嗚尊がヤマタノオロチを退治する「大蛇」です。

えべっさんもでるよ。
祇園大茶会 7月15、16日
八坂神社参道でコロナ前に開催されていたビアガーデンの代替として、本年より開催されます。八坂さんの御本殿の下より湧き出る水で点てたお茶をいただけます。一人2,000円。

祇園甲部、祇園東の芸舞妓のおねえさんが運んでくれるよ。
2023年の注意点

以下、2023年の注意点だ。
- 神輿渡御は従前通りに斎行されるようなので、昨年と異なり、神泉苑で神事仏事が斎行され
るものと解されるます。 - 前祭宵山は週末に当たるのでオニのように混雑する蓋然性があるっつーか混むにきまってんべが。
- 後祭宵山も一定の混雑が見込まれる
- 今年の干支はうさぎなので、月鉾は混む上に授与品が早々と売り切れる高度の蓋然性が認められる。粽は一日の頒布数が決まっているので注意。他の授与品はどんどん売り切れる。殊に手ぬぐいは早めに確保しといた方がいいぜ。
- 蟷螂山の授与品もすぐ売り切れる。特にTシャツは午後に行くともうねえ。
- 函谷鉾は重機で引っ張って最初に立てる。御朱印は複数ある。詳細はしたにあげておくぜ。(1、2が例年共通のもの、3、4は年ごと)
- 鷹山は昨年は白木だったけど、今年は多分塗ってある。
- 鯉山の御朱印は今年は授与されないので、持ってない人に為にしたに挙げておくぜ。登竜門はここを参照してくれ。
有料観覧席
前祭、後祭ともに有料観覧席があります。販売は2023年6月6日(火)より以下で発売開始。詳細は京都観光Naviの祇園祭のページで必ず確認してください。
前祭(7/17 )、後祭(7/24)いずれも同じ
- 一般席最・・・前列 5,100円 2列目以降 4,100円
- まなび席・・・前列 10,000円 2列目以降 9,000円
以下で購入可能
クラウドファンディング
寄付型で5,000円、10,000円、20,000円、50,000円。手ぬぐいやちまきなどが貰えます。

寄付金控除証明書も貰えるよ。
祇園祭2023期間中の市バス交通規制
期日 | 時間 | 行事 |
7月10日 | 18:40~21:00頃 | お迎え提灯・神輿洗式 |
7月12日 | 14:00~17:00頃 | 曳き初め |
7月15日 | 17:00~最終まで | 宵々山 |
7月16日 | 17:00~最終まで | 宵山 |
7月17日 | 7:50~14:10頃 | 前祭山鉾巡行 |
17:30~最終まで | 神輿渡御 | |
7月24日 | 8:10~13:00頃 | 後祭山鉾巡行 |
17:40~最終まで | 神輿渡御 | |
7月28日 | 18:40~21:00頃 | 神輿洗式 |
上記日程で市バスの規制がなされます。詳細は京都市交通局の該当ページをご覧下さい。
宵山2023の日程と交通規制
概要
- 前祭・・・7月14~16日
- 後祭・・・7月21~23日
例年、交通規制が課せられるのは宵山期間中、15日と16日です。時間はおおむね18時から23時頃までです。2023年の開催は従前通りの規制になります。詳細は京都府警の該当ページをご覧下さい。

規制後の攻め方は宵山の投稿に追記するか、新たに作るかするからもう少しまっててくれ。しといたぜ
各山鉾のご利益
前祭

宵山期間中はオニのように混むから、授与品はなるべく早い期日、早い時間に入手するのが鉄則だ。以下のリンクと下のご利益一覧表を参照して目星を付けてから当日に臨んでくれ。



疫病退散、厄除けはすべての山鉾に共通ですので、以下、その他の特筆すべきご利益を具備する山鉾を列挙します。
菊水鉾 | 不老長寿、商売繁盛 |
船鉾 | 安産 |
保昌山 | 縁結び、泥棒除け |
孟宗山 | 親孝行 |
占出山 | 安産、勝運 |
山伏山 | 雷除け、学業成就 |
霰天神山 | 火除け、雷除け |
郭巨山 | 金運 |
芦刈山 | 学業成就 |
木賊山 | 迷子除け、再会運 |
太子山 | 知恵、学業成就、身代わり |
白楽天山 | 学業成就 |
後祭
役行者山 | 安産、交通安全、肩こり |
黒主山 | 泥棒除け、 |
鯉山 | 立身出世、家内安全 |
八幡山 | 子供の健康、夜泣き封じ、夫婦和合 |
四条町大船鉾 | 安産、勝運 |
浄妙山 | 勝運 |
橋弁慶山 | 健康 |
鈴鹿山 | 雷除け、安産、泥棒除け |
粽など授与品インターネット販売
以下、公式サイトがある山鉾と粽など授与品のインターネット販売の日程(確定済の所のみ)を記載します。八幡山のみメールで申込ですが、他はウェブサイト上で購入可能です。
2023年鉾・山建日程(確定)
前祭 | |
10日 | 長刀鉾 |
函谷鉾 | |
鶏鉾 | |
菊水鉾 | |
月鉾 | |
11日 | 船鉾 |
放下鉾 | |
岩戸山 | |
12日 | 保昌山 |
伯牙山 | |
13日 | 芦刈山 |
占出山 | |
山伏山 | |
霰天神山 | |
郭巨山 | |
伯牙山 | |
芦刈山 | |
油天神山 | |
木賊山 | |
太子山 | |
白楽天山 | |
綾傘鉾 | |
蟷螂山 | |
14日 | 孟宗山 |
四条傘鉾 | |
後祭 | |
18日 | 南観音山 |
四条大船鉾 | |
鷹山 | |
19日 | 鯉山 |
黒主山 | |
北観音山 | |
20日 | 役行者山 |
鈴鹿山 | |
八幡山 | |
浄妙山 | |
21日 | 橋弁慶山 |
2023年会所の売店開店日程(確定)
前祭 | |
13日~16日 | 長刀鉾 |
函谷鉾 | |
鶏鉾 | |
菊水鉾 | |
月鉾 | |
岩戸山 | |
保昌山 | |
白楽天山 | |
蟷螂山 | |
14日~16日 | 放下鉾 |
船鉾 | |
孟宗山 | |
占出山 | |
山伏山 | |
霰天神山 | |
郭巨山 | |
伯牙山 | |
芦刈山 | |
油天神山 | |
木賊山 | |
太子山 | |
綾傘鉾 | |
四条傘鉾 | |
南観音山 | |
17日 | 南観音山 |
後祭 | |
20日~23日 | 役行者山 |
大船鉾 | |
21日~23日 | 南観音山 |
橋弁慶山 | |
鯉山 | |
浄妙山 | |
黒主山 | |
鈴鹿山 | |
八幡山 | |
鷹山 |

南観音山は前祭期間中も開いてることと、北観音山は売店がないことに注意してね。
2023年最新更新状況




加筆修正しました。閲覧頂ければ幸いです。

歴史を概観してから山鉾の歴史を見てもらうと分かりやすいべ
2023年最新情報
7月1日
長刀鉾町お千度、無事斎行されました。

お千度はオレたちでもできるぜ。


尚、現在、八坂神社では、八坂神社の粽、茅の輪のお守り、粽の木札、うちわが、錦天満宮では錦の人が首から下げてる木札と茅の輪のお守りが頒布されてるよ。
6月30日
大祓式が無事斎行されました。
6月25日
冒頭でお伝えしました通り、本年の日程が一般の閲覧に供されました。
また、茅の輪も本日設けられました。
6月17
今年のうちわの頒布が始まっています。初穂料1,500円
6月3日

今年もきたぜ。
4月21日
来てね
17:30より立命能 in 八坂神社が開演、小鍛冶が演じられます。

長刀鉾の長刀鍛造した人がでてくるよ。
4月13日
山鉾連合会の発表によりますと、2023年/令和5年はコロナ前と同規模での開催を予定しているとの事です。詳細は京都新聞の該当ページをご覧下さい。
1月9日
えべっさん並びに蛭子船が復活し、長刀鉾会所に寄港後、玉串奉奠。
元旦
謹んで新年をお慶び申し上げます。本年も宜しくお願い申し上げます。合掌
昨年の12月28日に御神火が切り出され、大晦日のおけら詣りのおけら火、元旦の白朮祭で用いられました。(写真の火)後述いたしますが、この火は神輿洗い式に際し、参道を清めるために用いられます。
特段の事情なき限り、本稿記載の日程に準じ斎行されるものと予見されます。詳細は2023年6月、八坂神社の発表を確認し次第、お伝えします。
熱中症対策
例年、6月の時点で、日中は30度を超えます。四条烏丸付近はビルが沢山あり、エアコンの室外機の熱気に起因する蒸し暑さがありますので、ご留意ください。
以下、重要な点を箇条書きで列記しますので参考になさってください。
- 麻やシアサッカーの衣類が望ましい。
- 日焼けどめ、帽子は必須。
- 扇風機、扇子、涼しくなるスカーフのようなもの、扇風機など、冷却するデバイスも必須。
- 水分はリッター単位で補給のこと(自販機やコンビニを利用されたい)。
- 虫よけ、かゆみ止めは必須。

時間があれば、好きな味のガリガリ君が売ってる店を暗記しとくといいぜ。オレは梨味が売ってる店は全部頭の中にたたきこんであるぜ。
雨が降ると寒いこともあるから気を付けてね。