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白馬奏覧神事於2019@上賀茂神社、並びに七草粥の由来

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白馬奏覧神事とは?

まずはビデオをご覧ください。

白馬奏覧神事の由来

白馬奏覧神事とは、毎年、上賀茂神社で一月七日に行われる神事です。一月の始めに白馬(あおうま)を見ると邪気が払われるという中国の故事に基づく白馬節会(あおうませちえ)と呼ばれる宮中行事が神事に転じたものです。上賀茂神社では神山号という神馬をご神前に連れて行き、神覧に供します。神馬がいないと催行できない神事なので、上賀茂神社の他では、大阪の住吉大社など限られた神社でしか目にすることはできません。

白馬節会とは?

紫宸殿 左近の桜紫宸殿

白馬節会とは、毎年一月七日に天皇陛下が紫宸殿(ししんでん。上の写真です。)にお出ましになり、故事で邪気を払うと信じられていた白馬を前にして、催した宴のことです。この故事は昔の中国では春のことを「青陽」と呼び、かつ、馬が陽の動物なので、年の始めに馬を見るという儀式が行われていたことに起源を持ちます。

 

鴨川の鴨葵祭2016

もともとは白馬ではなく、青馬をみていました。青馬とは、大伴家持が「水鳥の鴨の羽の色の青馬」と万葉集で詠んでいますので、おそらく上の写真のような色合いだったと思います。

日本では穢れや邪気を祓うとう意味で白が神聖視されたので、馬自体は白い馬に転じ、音だけ「あお」が残ったものと推認されます。

神馬とは?

貴船神社の絵馬の碑

神馬)(しんめ/じんめ)とは、神様に奉納される馬のことです。京都にある貴船神社(「きぶね」ではなく「きふね」と読みます。かつては上賀茂神社の域外摂社)が発祥の地とされています。当地では雨を願う時は、黒馬、晴れを願うときは白馬を奉納する習慣がありましたが、実際に馬を納めるのは納める人も神社にとっても負担になることから、今日の絵馬に転じたとされています。貴船神社についきましてはこちらをご覧ください。

神山号

上賀茂神社には「神山号(こうやまごう)」という神馬がいます。もともとは競走馬で、本名は「メダイヨン(Médaillon)」といいます。週末や特別な行事の際、神馬舎にいます。普段は京都産業大学の馬術部で暮らしています。2004年2月25日に北海道で生まれ、千葉の中山競馬場からやってきました。神馬舎にいるときは、人参をあげることができます。

神山

神山とは上賀茂神社から見て北西の方角にある山で、上賀茂神社の御祭神が御降臨なさった山です。上の写真は細殿の前にある立砂と呼ばれるもので、神山をかたどったものです。

この御降臨の際に馬を走らせお迎えしたことが、葵祭前儀の賀茂競馬(かもくらべうま)の由来になっています。詳細は葵祭2019ガイドをご覧ください。

神山号a.k.a.メダイヨン

え、そうだったの?

この山にちなんで、神山号と命名されています。

白馬奏覧神事 2019

まず、当日は10時から「昭和天皇遥拝式」という儀式が行われます。先帝後崩御の日ですので、武蔵野御陵を遥拝します。

白馬総覧神事白馬総覧神事

普段はラベンハムのオーヴァーコートのようなものを着ている神山号も、当日は葵の紋が入った胴掛のようなもに着替えます。

白馬総覧神事白馬総覧神事

神馬舎を出発して地図上の赤い線を本殿に向かってすすんで行きます。

白馬総覧神事

参拝者は地図上青い線にそって鳥居マークから宇宙人マークに向かってすすんでいきますが、神山号は宇宙人マークのところから本殿前に向かいます。(上の写真の神山号はちょうど宇宙人マークのあたりにいます。)

上賀茂神社の本殿前はお正月などの特別の機会でなければ入れません。上賀茂神社には本殿の隣に権殿という本殿と全く同じお社があります。権殿とは有事や改修工事などで、本殿が使えいない時に、用いるお社のことです。最近ですと、式年遷宮の時に用いられました。

白馬総覧神事

おいしそう、、、

本殿前では神事が行われ、神山号は巫女さんから大豆を頂きます。(神事なので撮影はしていません。写真は神山号が神前に臨む様子です。このあと、もう少し前にでて巫女さんから大豆をもらって食べます。)

牽馬の儀 2019

白馬総覧神事

一旦神馬舎に戻った神山号は12時(午の刻)になると、今度は橋殿の周りを三周まわり、その後、楼門前から本殿を遥拝します。1時と2時にも同じ儀式が行われます。

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厄除七草粥

七草粥

当日は上賀茂神社敬神婦人会の方々による厄除七草粥の奉仕(有料)があります。(写真はヤギが自宅で作った七草粥です。)

七草粥とは

七草粥とは中国の「人日の節句(じんじつのせっく)」と日本の若菜摘みが融合したものと考えられています。

人日の節句

中国では以下のように元日から各日に動物を対応させ、占いを行なっていました。

鶏鉾

一日:鶏

侍犬政宗

二日:いぬ

ブタさん

三日:猪

ひつじ

四日:羊

葵祭・替牛

五日:牛

神山号

オレ?

六日:馬

以上のように当てはめられた動物を占い、七日には人をあてて占い、8日に穀物を占って、一年間を占っていました。

その後、七種菜羹(ななしゅのさいかん)をたべ、無病息災息災を祈りつつ、同日には官吏の配属を決める日でもあったので、立身出世を願うようになりました。

この風習が日本に伝わった後、若菜摘みと一体化して、七草粥をいただく習慣となりました。今日では、お正月の飲食でつかれた胃をいたわるという意味も加味されているようです。

「若菜摘み」とは、一年の始まりに、雪の間から芽吹いた若菜をつんできていただき、自然の力を体内に取り入れ、以って邪気を祓うという風習です。百人一首に収録されている、”君がため 春の野に出でて 若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ”という光孝天皇の歌にも詠まれています。

昨年、八坂神社で行われたかるた始め式でもこの句がよまれました。ビデオにはこの句が詠まれた場面は含まれていませんが、よろしければご覧ください。当日は雪が降っていましたので、ちょうど良いタイミングでした。

下鴨神社の流し雛京野七夕2016北野天満宮会場

人日の節句は中国から伝来した後も日本の習慣に根付き、五節句の一つになっています。

五節句とは人日(七草の節句)、上巳(じょうし。桃の節句。3月3日)、端午(菖蒲の節句)、七夕(しちせき。)、重陽(ちょうよう。菊の節句)のことで、宮中で開かれた節会に基づきます。

七草の意味・由来

春の七草

セリ

競り勝つ 食欲増進や整腸作用

ナズナ(所謂ぺんぺん草)

なでてよごれを除去する 解熱や高血圧防止作用

ゴギョウ

御形(ごぎょう)とは「形代(かたしろ)」のことです。夏越の祓で息を吹きかけて厄を祓う人形や流し雛などがこれに当ります。 咳止めなど

ハコベラ

繁栄がはびこる 整腸作用・口臭予防

ホトケノザ

仏の台座 健腸効果

スズナ

神をよぶ鈴 胃腸を温める

スズシロ

精白 整腸作用

神山号

待ってるよ

簡単にご紹介しましたが、七草粥には以上のようないわれと効用があります。上賀茂神社では、神馬舎の向かい側でいただくことができます。一食500円です。すぐきが添えてあるのでいっしょに頂くとおいしさ倍増です。

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上賀茂神社へのアクセス

京都市営地下鉄京都駅から烏丸線の北大路・国際会館方面行きに乗り、北大路駅で下車。北大路バスターミナルから市バス37系統で乗車し、上賀茂御園橋バス停で下車。

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上賀茂神社基本情報

  • 正式名称 賀茂別雷神社 
  • De facto  名称 上賀茂神社
  • 住所 京都市北区上賀茂本山339
  • 電話 075-781-0011
  • Fax    075-702-6618
  • ウェブサイト 上賀茂神社公式ホームページ
  • 参拝時間 10:00~16:00
  • 参拝料 無料(特別拝観を除く)
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