おかげ明神
本殿から奥に向かって進んでいくと、おかげ明神というお社があります。どんな願いでも一つだけなら、必ずかなえてくださいます。後ろには祈り杉という杉の木があります。
オレ?
この杉の木には丑の刻詣りで五寸釘を打ち込んが穴が多数のこっています。丑の刻詣りともうしますと、呪詛の方法としてしられていますが、元来は「丑の年の丑の月の丑の日の丑の刻にお参りして強く願ったことが叶う」といういわれを持つ参拝方法でした。詳細はあまりに長くなりますので、貴船神社恋愛編の記事をご参照ください。
丑の刻詣りがなされたということは、それだけ心願成就のご利益が大きいということです。
水かけ地蔵さま
おかげ明神のさらに奥に、水かけ地蔵さまと呼ばれるお地蔵さんがいらっしゃいます。このお地蔵さんは地主神社の地中深くで修行されていたと伝えられるお地蔵様です。地中にいたため、原型をとどめていません。横にある杓で水をすくい、水をかけて祈願します。
大田大神と撫で大国さま
水かけ地蔵さまの向い側には、大田大神という長寿・芸事上達の神様が祀られています。このお社には撫で大国さま呼ばれる、撫でてご利益に与ることができる大国さまがいらっしゃいます。
撫でる場所によりご利益がことなります。以下ご参照ください。よこに同じことが記載されているので、忘れてしまっても大丈夫です。
・頭 受験必勝、成績向上
・お腹 安産、子宝
・たわら 出世、土地守護、家内安全、夫婦円満
・福袋 金運、商売繁盛
・手 勝運、芸事上達
・足 旅行、交通安全
幸福祈願所
なで大国さまの隣にある大きなドラです。縁結びと幸福を祈願しつつ、中心を軽くたたいてください。
祈願殿と縁結び特別祈願
本殿向かい側にある祈願殿では、神官の方が毎日、我々に代わり、良縁を祈願してくださいます。初穂料は期間により異なります。一年間が15万円、一か月間が1万5千円、一週間が5千円となっています。パンフレットが申し込み書になっています。平日は午後二時、土休日は午前10~午後4時まで。尚、郵送、代理人による祈願も可能で、しかもご利益はご本人様が直接来られる場合と全く異ならないとのこと。
もうこっちのもんだぜ。
清め所
ご本殿にお参りする前に、ここでまずは身を清めます。後ほどご紹介しますが、地主神社は階段を上ってご本殿に向かいます。階段の途中で大国主命とウサギさんの像があり、ここを左に行くとご本殿ですが、右に行くと清め所があります。手順は以下の通り。
- 一礼。
- 右手でひしゃくを持ち、水をすくう。
- 右手でひしゃくを持ったまま、左手に水をかけ、清める。
- ひしゃくを左手に持ち替え、同様に、右手を清める。
- ひしゃくを右手に持ち替え、左手に水をため、口をゆすぐ。
- 左手で口元を覆いながら、水を吐き出す。
- 3と同様に、左手を清める。
- 最後にひしゃくを垂直に立て、柄の部分を残りの水で清める。
- ひしゃくをもとの位置に戻し、一礼。