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京都八坂神社でコロナ感染防止茅の輪くぐり

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コロナ感染防止用特別茅の輪

八坂神社コロナ対策茅の輪

2020年3月の初旬、八坂神社の摂社たる疫神社の鳥居に祇園祭最終日と同様に茅の輪が設けられていました。

八坂神社コロナ茅の輪

それから約1週間後、本殿向かって右側にも茅の輪が設置されました。これは、昨今猛威を振るう、新型コロナウイルス(COVID-19)の拡散防止を目的として設置されたものです。

ではこの茅の輪がなぜ新型コロナウイルスの拡散防止と関係があるのでしょうか。以下、説明申し上げます。

いちきしま ひめ
いちきしま ひめ

さらに詳しく知りたい方は、以下のリンクを参照くださ~い

茅の輪のくぐり@八坂神社の夏越の祓2023でコロナ対策
八坂神社と申しますと、蘇民将来の逸話にあるように、疫病退散に対し絶大なご利益があります。毎年6月の夏越しの祓と、祇園祭の最終日に茅の輪をくぐることができますが、本年は新型コロナウイルスの流行に鑑み、ほぼ通年で茅の輪が設けられています。

 

しかまろくん

ごめんよー

たけちよ
たけちよ

二つの茅の輪は8月に収去されました。

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茅の輪と疫病

八坂神社の茅の輪

茅の輪には人々を疫病から守る力があると信じられています。これは、『備後国風土記』逸文にある、武塔天神の伝説に基づきます。

かつて、武塔天神(むとうてんじん)が妻を娶る旅の途中、泊まる所がなくて困っていた時、巨旦将来という人は裕福であったのにも関わらず断りました。他方、蘇民将来という老翁は貧しかったにも関わらず、武塔天神を粟などできる限りのものを以てもてなしました。

茅の輪守

その後、武塔天神は妻を娶った後、巨旦将来一族を滅ぼします。これに対し、蘇民将来にはかつてのお礼として、子孫を疫病から守るので、目印に茅で作った輪をつけるようにいいました。茅の輪に「我蘇民将来子孫也」(わたしは蘇民将来の子孫です。)と書いてあるのは、この逸話に基づきます。

この茅を大きくしたものが、現在、6月に八坂神社を含めた寺社仏閣に設けられる茅の輪です。この大きな茅の輪をくぐることにより、茅の輪と身に着けたのと同じ効用を得ることができると信じられています。(写真は祇園祭の時に授与される茅の輪のお守り)

武塔天神は牛頭天王の別名です。神仏習合時、牛頭天王は素戔嗚尊の本地とされており、祇園感神院(神仏分離前の八坂神社の名称)に祀られていました。神仏分離令の後、祇園社が八坂神社になったとき、素戔嗚尊が八坂神社の御祭神とされました。

このように、八坂神社の茅の輪くぐりは、御祭神との関係で信仰されているものであり、また、祇園祭の趣旨もこれに基づいています。

祇園祭の歴史と意味をわかりやすく解説
祇園祭の歴史につき概観します。原形たる祇園御霊会と祭の意義、並びに平安時代から令和までの八坂神社と祇園祭の主要な変遷を完全網羅。

ちがや

七里ヶ浜親方
七里ヶ浜親方

ちなみにこれが茅(ちがや)だ。

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茅の輪くぐりのやり方

現在、ご本殿向かって左側に設けられている茅の輪は以下の方法でくぐります。

茅の輪くぐりの仕方茅の輪のくぐり方

茅の輪のくぐり方

さて、実際のくぐり方ですが、写真のように、茅の輪の正面に立ち、八の字にくぐります。輪の正面に立つたびに、一礼します。わかりにくいかとおもいますので、実際の様子をビデオでご覧ください。

夏越しの祓の時は、くぐりながら口にする文言がありますが、今回はこれについてのは触れられていません。恐らく、例外的なものであるから、そして混雑緩和のためでしょう。

七里ヶ浜親方
七里ヶ浜親方

みんなで助かる方がいいからな。時間短縮だ。

疫神社の鳥居に設けられた茅の輪は上記の方法ではくぐれません。通常の鳥居をくぐるときのように、その都度一礼してください。祇園祭の最後日、疫神社では、茅で自作の茅の輪をつくることができましたが、今回はこれはありません。

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お守り

八坂神社茅の輪守

先ほど申し上げましたように、これは祇園祭の際に授与されるお守りですが、現在、同様のものを社務所で特別に入手することができます。初穂料500円。



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