概説
2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で、春先の東山花灯路から5月の葵祭など、数々の行事が中止になりました。
5月20日現在、京都でも非常事態宣言が解除されていませんが、近いうちに解除されます。現在は新緑の時期であり、所謂「青もみじ」が見頃になっています。かれこれ3か月程上洛の機会を逸失しておられる方も、そろそろこちらにお越しになりたい方も多いかと思います。しかし乍ら、右の解除を以て、直ちにすべてが安全になるわけではありませんし、依然、新型コロナウイルスに感染する危険がないわけではありません。そこで、本投稿では、移動中、並びに目的地に於ける3密を回避しつつ、季節の機微をたのしめる場所や疫病退散にご利益がある場所をご紹介したいと思います。尚、金閣寺や龍安寺など、嵐山などあまりに有名で人気があるところは人が大挙するおそれがあるので、敢えてご紹介していません。何卒ご理解下さい。
外出されるか否かは十分な情報を収集の上、ご自身で判断なさってください。本投稿、並びに本サイトは読者の皆様の外出を喚起・推奨するものではありません。また、本投稿内の寺社仏閣の公開時間、拝観料などは変更されることがありますので、ご注意ください。上記、並びに本サイトから起因する一切の不利益に対し、本サイトはいかなる責任も負いません。かならずご自身でご決断・確認ください。
少なくとも6月に入ってからの方がいいんじゃねーかなー。なんだかんだ言っても健康が一番大事だべ
八坂神社
疫病退散のご利益
京都で疫病退散にご利益があるところは八坂神社を置いて他にありません。祇園祭も山鉾巡行が有名ですが、1500年間、中断はあるものの、疫病退散がその趣旨になっています。これは八坂神社の御祭神たる素戔嗚尊と関係があります。すなわち、素戔嗚尊が旅をしていた時、もてなした蘇民将来の逸話に基づきます。この逸話のなかで、素戔嗚尊は蘇民将来の子孫を疫病から守るので茅の輪を身に着けるようにと伝えました。
例年ですと、6月の夏越しの祓の時にご本殿前で茅くぐりが行われます。また、7月31日には、疫神社で疫神社夏越祭が行われ、祇園祭が終了するとともに、茅の輪をくぐりますが、現在は新型コロナウイルス対策として、上記の茅の輪が設置されています。あとひと月ほどで夏越しの祓ですので、そのまま存置されるものと思われます。
また、ご覧のように疫病退散、ならびに無病息災を祈念する特別御朱印もあります。
茅の輪や疫病退散のご利益は以下のリンクを参照してくれ
現在、八坂神社では、参拝時間が午前6時から午後6時までの間に制限されています。参拝なさるときは午前9時くらいまでに済ませるのが肝要です。この時間でしたら、平生の週末でも空いています。さらに遅くなると人出が増えるかもしれませんのでご注意ください。
アクセス
三密を避けるため、市バスの利用は避け、京阪祇園四条駅、阪急京都河原町駅から徒歩でいくことをお勧めします。
八坂神社基本情報
清水寺
屋根の工事は終了
清水寺は「平成の大改修」の一環として、2020年の春までの約3年間、本堂が工事中でした。現在は修理が終了していますが、工事の終了と新型コロナウイルス感染症の流行(の危惧)が重なったため、工事終了後まだ一度も参拝なさっていない方も多いと思います。
清水寺は市内で最も人気のある場所の一つであり、常に人でごった返している印象が強いかとおもいますが、八坂神社と同様に、午前6~8時くらいまででしたら、比較的空いています。
桜の時期には上洛を控えた方もおられると思いますので、今年の春の様子をご覧ください。このビデオも早朝に撮影しています。
舞台の床の張替えはこれから
5月24日現在、舞台の床の張替えの準備が始まっており、舞台の約3分の2ほどは立ち入り禁止になっています。丸で囲んだ所は開放されています。
アクセス
3密を避けるため、市バスの利用は避け、京阪祇園四条駅・清水五条駅、阪急京都河原町駅から徒歩でいくことをお勧めします。
清水寺の基本情報
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