東寺とは?
平安京建設寺、もともと存在した六角堂などを除いて認められた、西寺と並ぶ官立寺院です。当時は左京を護る王城鎮護、並びに東国を護る国家鎮護の寺院として、建立され、現在でも同じ場所に存在する数少ない寺院です。(ただし、建造物は度々焼失しており、それらの位置関係などは創建当初とは異なります。なお、宝蔵といういう今日でいう倉庫は平安時代の創建で、市内に残る数少ない建造物の一つです。)
823年に弘法大師(空海)が嵯峨天皇から下賜され、初の密教寺院になり、真言密教の根本道場となりました。
講堂には立体曼荼羅(正式には羯磨曼荼羅:かつままんだら)と呼ばれる複数の仏像が安置されています。曼荼羅とは両界曼荼羅といい、胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅からなり、密教の教えをわかりやすく説明するためのものです。東寺には両曼荼羅図があり、いずれも国宝に指定されています。この曼荼羅図をさらにわかりやすく説明するために、大日如来を中心として、他の21尊の仏像で表現したものが立体曼荼羅です。
1934年には史跡に指定され、1994年には古都京都の文化財の一つとしてユネスコ世界遺産に登録されました。
東寺の基本情報
- 名称 東寺/教王護国寺
- 住所 〒601-8473 京都府京都市南区九条町1
- 電話 075-691-3325
- FAX 075-662-0250
- ウェブサイト 東寺公式ホームページ
- 開門時間 5:00~17:00
- 拝観時間 8:30~17:00 (16:30受付終了)
- 拝観料 食堂・御影堂は無料 金堂・講堂・五重塔は有料 公開時期により異なる。詳細は東寺公式ホームページでご確認ください。
- 所要時間 1時間~
- 近隣の主な観光地 西本願寺、東本願寺、梅小路公園など
東寺へのアクセス
JR京都駅から徒歩約15分。または、市バス205系統で東寺道バス停、207系統で東寺東門前バス停で下車。近鉄東寺駅から徒歩約5分。