この記事の構成
- 1ページ 概説、平年の開花時期、2025年の開花状況
- 2ページ 2024年の開花状況
- 3ページ 2023年の開花状況
- 4ページ 2022年の開花状況
- 5ページ 2021年の開花状況
- 6ページ 2020年の開花状況
このページのもくじはこの下にあります。
概説
本稿では、開花順に河津桜、枝垂桜、ソメイヨシノ、御室桜、北野桜、その他春に咲く桜の開花につき、開花状況、見頃情報などを扱う。不断桜など、春前から咲くものは除く。
市内の開花時期は例年、三月半ばの河津桜にはじまり、4月下旬の北野桜まで間断なくつづく。詳細は後に述べる。
概ね満開になってから約一週間程度で散り始める。本稿ではこの期間を見頃とする。
2024年は河津桜の開花は昨年とほぼ同様であり、3月10日前後に満開を迎えるものと予想される。このまま昨年同様に季節が推移するとすれば、ソメイヨシノは市内中心部で3月中旬に開花、約一週間後に満開に達するものと予想される。

尚、本投稿の桜の開花の時期は厳密なものではありません。あくまでも目安としてお考え下さい。右、並びに本サイトから起因する一切の不利益に対し、本サイトはいかなる責任も負いません。かならずご自身でご確認ください。
尚、混雑を避けて桜を楽しめそうな場所を見繕ってみましたのでよろしければ以下のリンクをご覧ください。

平年の桜の開花時期

2025年4月5日現在、1週間程度の遅れです。
便宜上、見頃の時期を
- 3月中
- 3月末から4月半ばくらいまで
- 4月半ば
- 4月20日前後
に分ける。これらの区別は厳密なものではないが、ヤギ撮影隊は大まかにこの時期に分けて毎年の活動の指針を立てている。
その年の気候やその他の事情により、それぞれの時期に分類されている地域の見頃はずれる可能性がある点、十分にご理解いただきたい。各桜スポットは以下のリンクを参照されたい。今後さらに追記する予定である。


とりあえずヘビ文字だけど桜総合ガイドみてーなんを作っといたぜ。

桜シーズン本番の各地の開花時期の概要
3月末から4月半ばくらいまで
例年、この時期に多くの場所が見頃に入ることが多い。京都市内の高低差はよく語られるところであるが、桜に関してみる限り、あまり差異はない。市内中心部、若干遅れて嵐山、山科方面がほぼ同時に見頃に入ることが多い。ソメイヨシノが見頃に入る。この期間が一番予想が立てにくい。幅のある記載になるが、ご理解頂きたい。
3月の早咲き、4月の遅咲きの桜は数が少ないので、具体的に記載するが、この時期に見頃に入る桜が大半なので、はやめに見頃に入ることが多い所、おそめに見頃に入ることが多い所を列挙した後、注意点を記載する。
はやめ
円山公園の祇園しだれ、東寺の不二桜、高瀬川の枝垂桜、清水寺本堂付近のソメイヨシノ、将軍塚青龍殿などが、相対的に早めに見頃にはいることが多い。
他は、高台寺、高瀬川、円山公園、知恩院、哲学の道、平安神宮の枝垂れ桜、真如堂、金戒光明寺、上賀茂神社、下鴨神社、南禅寺、六角堂、渉成園、上品蓮台寺、東寺、龍安寺染井吉野、勧修寺など
おそめ
龍安寺石庭から見える枝垂桜や嵐山、山科方面は若干遅れることが多い。若干といっても数日以下である。
嵐山、原谷苑、大原、高雄、平等院など
注意点
清水寺は本堂付近のソメイヨシノが月の変わり目前後に見頃になることが多い。他方、西門前の枝垂桜は約一週間ほど後に見頃になることが多い。
東寺には不二桜という枝垂桜とソメイヨシノなどが咲くが、両者が同時に満開になる期間は短い。不二桜が3月末くらい、その他の桜が数日遅れて見頃に入る。
龍安寺の石庭からは桜が三本見えるが、同時に見ることができる時間は限られている。尚、龍安寺には池泉回遊式庭園があるが、ここにはソメイヨシノや枝垂桜が咲いており、見頃はかなり長く続く。
仁和寺は4月半ば頃の御室桜が有名であるが、他の桜はこの時期の後半に見頃に入ことが多い。尚、仁和寺の御室桜を見逃した場合、原谷苑でみることができる場合がある。
早ければ、大原も見頃に入る。
4月半ば
御室桜が見頃に入る。昨年は御代替わりを祝してお立ち台が設けられていた。木の低さを実感されたい。
原谷苑もこの頃見頃に入ることが多いと感じる。ただし、原谷苑の見頃を想定するのは難しい。これは様々な桜が咲いているためである。なお、原谷苑にも御室桜があるが、仁和寺のものと比較して、遅くまで咲いているので、仁和寺で見逃した場合、原谷苑でみることができる可能性がある。場所によっては紅葉(かえで)の花が咲き始める。
洛西もまだ見頃であることが多い。
北野桜はこの頃開花する。

北野桜は2025年現在、存在しません。
4月20日前後
北野桜の見頃はこの辺りまで続く。この時期に残っている桜は御衣黄、楊貴妃、大島桜の一部くらいしか記憶にない。年によっては、つつじが咲始める。そろそろ青紅葉の季節の始まりである。
2025年の開花状況と見頃の予想
4月10日
そろそろ本格的に散り始めてきました。概ね7分ほど残っていますが、早咲きのものは散り切っています。今週末までは持たないかと思います。今週末は原谷苑、仁和寺の御室桜、高尾、大原などが見頃に入るものと予想されます。
4月7日
祇園祭発祥の地にしてお花見発祥の地でもある神泉苑ではソメイヨシノが満開です。

今年もライトアップされてたよ
4月6日
光明院でソメイヨシノが満開です。例年よりも若干早く感じます。永観堂では山桜がまだ残っていますのでご覧になりたい方は急いでください。山科の毘沙門堂、疎水沿い菜の花のところにあるソメイヨシノも満開です。取り急ぎご報告まで。
4月5日
哲学の道、南禅寺、その他市内中心部でソメイヨシノが見頃です。大島桜はこれからのものが多くなっています。
インクラインは満開です。
知恩院も同様です。
近衛邸跡では早くに咲いたものは散り始めていますが、遅咲きのものは今が見頃です。
平野神社有料エリアではソメイヨシノが満開です。
尚、境内では御車返(一重と八重の花が咲くさくら)が開花しています。地主神社のものが有名ですが、現在工事中のため参拝できません。ご覧になりたい方は平野神社に行かれるとよいでしょう。
原谷苑ではソメイヨシノに続き、枝垂桜が開花しています。来週末に見頃に入るものと予想されます。
東寺では枝垂れが一部葉桜になってはいるものの、ソメイヨシノは満開です。立体曼荼羅も参拝可能です。
他、高台寺の枝垂れ、山桜、並びに早めに開花した枝垂桜、ソメイヨシノ下火に入ってきました。
4月3日
清水寺で7分咲き程度です。
4月2日
祇園白川、木屋町ではソメイヨシノがほぼ満開です。
4月1日の5時間くらい前
祇園白川、木屋町、いずれも七分程度です。一両日中に満開になる蓋然性が認められます。
3月30日
近衛邸跡、円山公園で枝垂れさくらが満開、見頃です。大豊神社では今年も桜と梅が同時にたのしめます。高台寺の枝垂れもほぼ満開です。取り急ぎご連絡まで。

随心院ではねず踊りを見てきたよ。
3月28日
円山公園の祇園紅しだれがほぼ満開です。篝火になんとか間に合いました。
他、祇園白川では枝垂桜はほぼ満開ですが、染井吉野は3分咲き程度です。八坂神社南楼門前では山桜が5分咲き程度、境内、円山公園には今年も屋台があります。

お化け屋敷も健在だよ。
河津桜は一部葉桜ですが、まだ8分程度残っています。今週末でも十分楽しめます。
尚、円山公園内、八坂神社の鳥居の所の枝垂れが満開になっています。当該枝垂れはソメイヨシノに概ね一週間先立つのが恒例です。とすれば、来週末はソメイヨシノが見頃に入っているものと予想されます。取り急ぎご報告まで。

なんかガーッてきたぜ。来週末は見頃になる蓋然性がオニのように高まつてゐる。
3月26日

ヒャッハー、開花だー!
しれっと開花していました。例年比で約1週間から10日程度の遅れです。他の桜もつぼみが膨らんできています。今週末までに開花する蓋然性が認められます。
赤いアノテーションが三条大橋西詰の河津桜、青いアノテーションが先斗町歌舞練場です。赤い宇宙人のところでソメイヨシノが開花しています。
3月25日
先斗町歌舞練場の近くでは、つぼみが膨らみ、花びらが見えてきました。早ければ今週末までに開花するものと予想されます。他、雪柳が大分目立ってきました。つつじも一部つぼみが膨らみ始めています。

今週末までに開花の可能性が高まつてゐる
3月24日
出町の長徳寺でおかめ桜が満開です。他、馬酔木、雪柳がちらほら。
3月22日
東寺が梅、河津桜ともに一番の見頃に入っています。回向所のところ、五重塔付近、立体曼荼羅のある講堂の脇、東大門付近、すべて見頃です。
他方、東寺境内では染井吉野のつぼみはいまだ硬いままです。東寺では開花にはもう少し時間がかかりそうです。
なお、近衛邸跡では枝垂桜、山桜が一部やっと開花しました。他、御所では梅が満開、桃がやっと開花しました。
3月21日
三条大橋西詰でもほぼ満開になりました。現時点で2週間程度の遅れです。
ソメイヨシノのつぼみも大分膨らんできました。このまま行けば、来週末以降には開花するものと予想されます。

今週末は東寺や三条大橋で河津桜を楽しんでくれ, old sport!!!
3月19日
このビデオは3月16日の東寺回向所のところの河津桜がほぼ満開になった様子です。2025年は河津桜の開花が約4週間程度おくれていましたところ、東寺で一気に開花が進みました。ただし、一条戻橋や三条大橋では3月19日現在で五分咲き程度です。おそらく、来週半ば以降に一番の見頃に入ると予想されます。とすれば、河津桜の見頃は例年に比べて約2週間程度の遅れとなります。
枝垂桜、ソメイヨシノは現在つぼみがふくらめ初めたところです。写真は先斗町歌舞練場の近くのソメイヨシノで、比較的早く咲くところですが、ご覧のような状態になっています。このまま行くと、今月末までには開花するものと予想されます。
例年ですと、今週末(3/22、23)くらいから桜をご覧になる方々が増えてきますところ、本年は開花が遅れていますので、残念乍らソメイヨシノ、枝垂桜はご覧になることができないかと思われます。

河津桜の次に来る近衛邸跡も今んとこまだだしな。
今週末ですと、東寺の河津桜、御所などの不断桜、出町柳駅近くの長徳寺のおかめ桜、柳馬場御池の御池桜(不断桜)などをご覧になるとよいでしょう。
おすすめは東寺の河津桜です。例年ライトアップがなされますが、今年は河津桜の開花が遅れたため、ライトアップに間に合います。年によってはライトアップが始まる前に散ってしまうこともあるため、毎年見ることができるわけではありません。

河津桜の咲いて入るところは以下のリンクを参照してね。


東寺のライトアップ乱入しといたほうがいいんじゃねーの?来年もライトアップに間に合う保証はねーからよー。立体曼荼羅も拝めるしな。

3月8日
東寺で河津桜が開花しました。

ここまで遅れたのは直近だと2022年よ。開花が2/26で満開に入ったのが3/15だ。この年はソメイヨシノ開花はそれほどずれこまず、3月中には開花したんだけど、今年はどうなる全く予想できねー。
3月6日

三条大橋西詰で開花の可能性が高まつてゐる
3月2日
東寺ではやっと花びらが見えてきました。早ければ来週末には開花するかもしれません。
3月1日
本日現在で例年と比較した場合、3週間程度遅れています。このまま行くと、見頃は3月半ば以降と予想されます。
2月28日

今月中の開花は叶いませんでした。
本日時点で河津桜の開花が3週間程度遅れています。今年は河津桜のみならず、ソメイヨシノなどの開花も遅れそうです。
2月22日


今年もいってみんべえか

2025年は昨年に比べてダダ遅れだよ。
2025年2月22日現在、北野天満宮の梅、河津桜の開花は例年に比べ約三週間から一か月程度の遅れです。


河津桜の次に枝垂桜、山桜が開花する近衛邸跡でも開花の兆しは見えません。
このまま順次開花が遅れる場合、ソメイヨシノの開花が清水寺のライトアップに間に合わない可能性があります。(日程は3月25日から4月3日まで)

他方、河津桜の開花は遅れているため、東寺のライトアップに間に合う蓋然性が認められます。


いまんとこよー、ソメイヨシノの3月の開花は危ぶまれる状況だ。今後どうなるかはわかんねーけどな。

宿の手配などの事情で3月下旬~4月初旬に来る予定の人は河津桜、近衛邸跡、霊山観音あたりに行くといい塩梅だと思うよう。今のところね。


