概要
狐の嫁入りは2022年3月を以て終了した東山花灯路で最も人気のある行事の一つでした。2019年の開催を最後に3年間開催されず、東山花灯路自体も終了してしまいましたが、2022年の春、高台寺で3年ぶりに復活しました。本稿はこれにつき、紹介申し上げます。合掌
2024年の日程と最新情報
- 日程 2024年4月3日(水)~4月7日(日)
- 時間 18:00と19:00の一日二回
- ルート 大谷祖廟前出発ー丸山公園ー銅閣前ーねねの小径ー春光院ー利生堂ー高台寺
利生堂となってるけど、オレが行ったとき(4/4)は高台寺天満宮に参拝してたぜ。あと、今年で一旦終了だ。詳細は高台寺のサイトで確認してくれ。
2024年の日程です。尚、当日撮影した写真を高台寺夜間拝観時に見せると特別御朱印をいただけます。
狐の嫁入りとは
狐の嫁入りとは、怪火(かいか)が連なっている状態を指します。昔は嫁入り時には花嫁が提灯行列で迎えられたところ、怪火の不思議さが相まって、狐が嫁入りしていると考えられたことからこう呼ばれます。
むかしはよー、嫁入りって夜だったのよ。時代劇とか見てるとよく出てくんべ?夜だから提灯で出迎えんのよ。で、怪火っつーのは、まー、呼び方は地方によって区々なんだけど、有体にいうと、「なんかしらんけど闇に浮かんでる人玉みてーの」の総称だ。この人玉が連なって見えると、丁度嫁入り行列みてえに見えんべ?上の写真みてえなのを想起してみてくれ。因みに上のキツネさんはお稲荷さんの眷属のキツネで、動物のキツネとは異なるからな。
東山花灯路では人力車に乗った狐の花嫁が知恩院三門前を出発し→円山公園→春光院→高台寺と進みます。下に記載した地図の紫の線に沿って進んでいきます。この人力車は実際に結婚式で使われるもので、幌の色や細かいパーツが一般の人力車とは異なります。
東山花灯路のなかでも、人気のイベントですので、かなり混雑します。後述しますおすすめコースでご紹介しますが、円山公園音楽堂の付近がすいている上、幻想的な雰囲気です。
実際のルートを確認してみましょう。以下の時間はおおよその目安です。ルートは東山花灯路のものを参考にしています。いずれも変更される可能性がありますので、必ず公式サイトで確認してください。
18:00/19:00 大谷祖廟前出発
赤い足あとマークのところです。写真の奥の方に進んでいくと、円山公園です。ここから出発します。人力車は東山花灯路の時と同様、婚礼用のものです。
18:05/19:05頃 円山公園音楽堂付近
青い足あとマーク、ここが一番のおすすめです。人も少なく、薄明かりの幻想的な雰囲気の中で狐の嫁入り巡行を鑑賞できます。青い宇宙人マークの角の辺りが街灯の明かりがあり、写真、ビデオが撮りやすいと思います。ここを過ぎると、周辺に高台寺、圓徳院があることから再び混み始めます。後方に写っているのが銅閣です。
写真は東山花灯路の時のものだからもう夜だけど、今回はもう春だから18:00発の便はもっと明るいよ。
18:20/19:20頃 春光院前
オレンジの足跡マークのところのお寺の門の前で、狐の嫁入り巡行はいったん停止します。オレンジの宇宙人マークのところは丁度トイレがある場所で、高台になっています。ここからは道が混んでいてもよく見えます。紫の宇宙人マークの場所も高台(公園)になっていて見下ろすことが出来ます。
神輿じゃねーから上から撮ってもへーきだべ。道路に降りて、門を背景に撮るのもいいぜ。背後から八坂の塔を入れて撮ってもいいべ。
18:30/19:30 利生堂参拝
緑の宇宙人マーク、高台寺の駐車場にある利生堂に参拝します。
2024年は高台寺天満宮に参拝しました。
18:40/19:40頃 高台寺到着
緑の足跡・宇宙人マークの場所です。ここで狐の花嫁は人力車から降ります。
東山花灯路ですと、この後、狐の花嫁は高台寺天満宮にお詣りします。今回は不明ですがおそらく参拝するのではないでしょうか。
2023年も参拝しませんでした。
その後、高台寺に入ります。
注意点
2023年の狐の嫁入りも以上お伝えしたような過程をたどるものと思われます。今年限りのものなのか、恒常化することが予定されていると思われます。