概要
御室花まつりとは仁和寺で開催される、御室桜(桜)、御室つつじ(ミツバツツジ)、御室もみじ(青もみじ)をたのしむことができる行事です。以前は仁和寺の春と申しますと御室桜が高名でしたが、2020年からは「御室桜まつり」との名称を冠し、つつじ、青もみじを加味し、春のイベントとして開始され、2021年からは境内に芸術作品が展示されたり、多数の御朱印の授与なども加味されるなどし、桜から青もみじまで同じ場所で愛でることができる機会へと発展しました。
この、一つの場所で季節の移ろいを感じられるところが肝要なのよ。なんつーの?推移の中にいないと楽しくねーべ?
期間中は芸術作品の展示などがありますが、本稿では御室桜などを中心とした春の花から青もみじまでの楽しみ方につきご紹介します。合掌
最新の開花情報は以下でご確認ください。
2024年開花情報
4月10日
見頃に入りました。南側が8分程度、北側が6分程度で、見頃に入りました。今週末が一番の見頃になるものと予想されます。今年も撮影用のお立ち台があります。尚、駐車場は平日にも関わらず満車ですのでご留意ください。
4月5日
4月5日
御室桜は開花したばかりです。現在、ソメイヨシノが見頃を迎えていますので、来週末くらいには御室桜も見頃に入るものと予想されます。尚、本年は北野天満宮の北野桜はありませんので、御室桜が京都で最後に咲く桜となります。
2024年の日程
2024年の日程が発表されたぜ
期間中、仁和寺は上記A, B, Cのエリアに分割されます。
以前ですと、春の有料エリアは仁王門の先にある中門からでした。
これに対し、御室桜まつりでは仁王門をくぐってすぐ左に受付があり、そこから先は有料エリアになります。写真中央の奥にあるのが中門、左に行くと御殿となります。
仁王門にはご覧のように開花情報が記された看板があります。
御室しゃくなげが加わりました。
御室桜と青もみじライトアップ いずれも2023年は記載なし
御室桜ライトアップ
- 期間 2022年4月12日(火)~4月17日(日)
- 受付時間 19:00~と19:30からの二枠
- 料金 1,500円 事前予約制ですので仁和寺の該当ページから予約する必要があります。
- 期間限定の御朱印は各日先着100名 500円
青もみじライトアップ
- 期間は2022年5月27日(金)~7月24日(日)の金土日祝、時間は19:00~21:00(受付は18:30から20:30まで)
- 料金は大人1,000円 高校生以下は無料
- ライトアップ限定の御朱印あり。
見頃の時期
期間中、仁和寺ではミツバツツジ、桜、石楠花、御室桜、青もみじが楽しめます。開花も概ねこの順に進みます。境内には御室桜だけでなく、ソメイヨシノなど、沢山の種類の桜が楽しめます。故に見頃の期間は長くつづきます。ソメイヨシノが見頃に入るのが、例年4月の第一週ころ、御室桜が見頃に入るのが4月半ば頃です。ミツバツツジ、石楠花はソメイヨシノが見頃に入る頃には見頃にはいっています。
だいたい毎年こんな塩梅で咲くのよ。参考にしてくれ。
今年は桜の開花が遅れ気味です。以下のリンクをご参照しつつ、見頃を見計らってください。北野桜が終わるまで随時更新します。
青もみじはソメイヨシノが開花するころには葉が開いています。2022年はすでに葉が開き始まっています。
桜のころですと、花を楽しむことができます。
また、昨年は桜まつりの後に青もみじのライトアップがありました。
桜の種類
御室桜
仁和寺で最も有名な桜です。御室有明と呼ばれる有明の一種です。
♪ありあけ~のお~ハ~ア~バ~
土壌は肥沃ではないために低い位置に咲くのが特徴です。仁和寺の他でも目にすることができます。あまり知られていませんが、原谷苑にも咲いています。
仁和寺の駐車場の脇の道を登っていくと原谷苑に着くよ。もし仁和寺の御室桜が下火になっていても、原谷苑に行けばさいていることが多いよ。
仁和寺の御室桜が散り始めた頃に原谷苑にいくと全体が見頃になってるぜ。
2019年にはこのような展望台が設けられていました。
令和の意味はヘビ文字でよければ下のリンクを参照してね。
5月に行くと、御室さくらんぼを見ることができます。
ソメイヨシノ
我が国で最も有名な桜です。エドヒガンと大島桜の交配種です。御室桜が満開の頃には散り始めていて、丁度これくらいになっています。
大沢桜
もともとは大覚寺の大沢池の畔に咲いていた桜です。仁和寺と大覚寺以外ではあまり目にする機会はないかと思います(気づかないため)御室桜と一緒にたのしめます。
山桜
花が咲いた状態で葉がついています(葉桜になりかけているのではなく、そういう咲き方をします。)御所の左近の桜も山桜です。こちらも御室桜と一緒にたのしめます。
他にも、枝垂桜やサトザクラなど沢山の種類の桜が楽しめます。御室桜が咲くころには遅咲きの楊貴妃が綺麗に咲いていることが多いかと思います。
御室つつじ(ミツバツツジ)
境内の至所に咲いています。遠くから見ると薄紫色をしています。仁和寺では桜まつりが始まる前から有名でした。
ただし、なんて花なのか知ってる人は少なかったけどな。
五重塔周辺が特に綺麗です。
石楠花(しゃくなげ)
仁和寺に限らず春にはよく目にします。仁和寺のものは御室桜と同様、低い位置に咲くのが特徴です。金堂の周囲に咲くものが特に綺麗です。以前は海外の方が熱心に写真を撮られている姿をよく目にしました。
外国にはねーのかな?
御室もみじ(青もみじ)
写真はライトアップ時の様子です。桜まつりの時分でしたら、先ほどの御室桜、御室つつじ、石楠花などの背景として楽しむとよいでしょう。先述の通り、花が咲いている筈ですので探してみてください。
仁和寺へのアクセス
JR京都駅から
京都駅前バス停D3乗り場から26系統に乗ると一本でいけますが、平生は推奨していません。(混雑のため)
京都市営地下鉄烏丸線京都駅から国際会館方面行きに乗車。
市営地下鉄烏丸線今出川駅で下車し、3番出口から地上に出て、烏丸今出川バス停から市バス59系統に乗車。
御室仁和寺バス停で下車。
京阪祇園四条駅・阪急河原町駅から
祇園四条(京阪)、河原町(阪急)で下車し、四条河原町バス停から市バス59系統に乗車。
御室仁和寺バス停で下車。
仁和寺基本情報