この記事の構成
- 1ページ 概説、2025年開花状況・見頃予想、品種と由来、ライトアップ
- 2ページ 2024~2021年開花状況
- 2ページ 2020~2017年の開花状況
- 3ページ 仁和寺基本情報、おすすめコース、アクセス
このページのもくじはこの下にあります。
概説

尚、本投稿の桜の開花の時期は厳密なものではありません。あくまでも目安としてお考え下さい。また、本投稿内の寺社仏閣の公開時間、拝観料などは変更されることがありますので、ご注意ください。右、並びに本サイトから起因する一切の不利益に対し、本サイトはいかなる責任も負いません。かならずご自身でご確認ください。
2025年の御室花祭り日程
期間中、仁和寺は上記A, B, Cのエリアに分割されます。
- A:御殿・御所庭園
- B:霊宝館
- C:金堂や五重塔、御室桜が咲いている場所
2025年開花状況
4月12日
一部散り始めていますが、満開です。今週末に御室桜をご覧になりたい方は原谷苑にいかれるとよろしいでしょう。
4月5日
現在、開花しているようです。門の向こうに見えるのはソメイヨシノです。
唐門のところでは開花は確認できませんでしたので、中で一分が開花しているものと解されます。
本日現在、市内ではソメイヨシノが見頃にはいっており、満開の状態です。御室桜も来週末くらいには見頃に入るものと予想されます。
3月29日
御室桜はまだつぼみのままのようです。市内ではソメイヨシノが開花しています。
例年の開花時期

概ねこんな感じで開花すんのよ。今年は4月5日現在で、一週間くらい遅れてる感じだ。
御室桜品種と由来
これらの写真が御室桜です。御室桜は「御室有明」という品種で、「有明」という品種から派生したもので、仁和寺に咲くものが著名です。
これが有明です。サトザクラの園芸品種です。サトザクラは大島桜を基にした作られた品種です。
ご覧のように、通常の桜と比べ、かなり低い位置に花が付きます。昨年は御代替りと新元号の発表を祝し、お立ち台が設けられました。ここから見るとちょうど人との対比で高さがよくわかります。
低い位置に咲く理由として、地盤が粘度質で根が深く張れないから、若しくは土壌が肥沃でないからとも言われています。実際にははっきりとしないようです。冒頭で申し上げましたが、原谷苑にも御室桜があります。原谷苑も元々は廃棄物置き場だったので、決して肥沃な土地とは言えません。同様の理由で御室桜が育っているのかもしれません。
貝原 益軒(かいばらえきけん。江戸時代の本草学者/儒学者)作の『京城勝覧』という江戸時代の観光ガイドブックには「春はこの境内の奥に八重桜多し、洛中洛外にて第一とす、(奈良の)吉野の山桜に対すべし」と解説されています。この『京城勝覧』という書物は、京の名所を17日間でめぐるモデルコースを示したものです。その後、江戸時代に発表された京案内のベースになったものです。現在では国の名勝に指定されています
このように江戸時代にはすでに有名な桜でした。現在でがそれほど八重桜が多いというわけではありません。一重や半八重も多々あります(写真参照)。
色は真っ白なものと、すこしピンク色が混ざったものがあります。
御室桜が先述のように他のソメイヨシノなどの桜に比べ、低い位置に咲くため、間近でみることが出来ますし、桜のトンネルをくぐることもできます。
御室桜の場所
普段は仁和寺の境内の拝観は無料ですが、桜の季節は有料になります。地図上の宇宙人マークの辺りに受付があります。そこから先は有料になります。写真は組立中の受付所です。この受付所の先が有料ゾーンです。
また、この受付の所と山門の所にこのような看板があり、咲き具合がわかるようになっています。
拝観料は以下の通り
- 高校生以上 500円
- 小中学生 200円
御室桜と金堂ライトアップ
- 2022年は御室桜のライトアップと金堂のライトアップがありました。2025年は公式サイト等に記載はありません。
- 期間 2022年4月12日(火)~4月17日(日)
- 受付時間 19:00~と19:30からの二枠
- 料金 1,500円 事前予約制ですので仁和寺の該当ページから予約する必要があります。
- 期間限定の御朱印は各日先着100名 500円

いまんとこ公式サイトに何も書いてねー。とりあえず去年の青もみじライトアップの記事でお茶を濁しといてくれ。すまねえ。

2022年4月12日、不肖乍乱入してまいりました。仔細は以下の通りです。
週末から本日まで暑い日が続いていたためか、御室桜はこれくらいまで散っているものが多く見られます。ただし、少数ではありますが、これから開花する木もあります。
しかし乍ら、不幸中の幸いと申しましょうか、桜の向こうに五重塔を臨む場所はまだ十分残っています。

これはいつもの傾向だ。こっち側は最後まで残ってんのよ。今年は御室桜が満開になってから暑すぎたんで、3日くらいしかもってねえ。仁和寺で御室桜を楽しみたい人は兎に角急いでくれ。

御室桜をご覧になりたいのでしたら、原谷苑に行けば十中八九見頃になっている筈です。
出口の所には鏡が置いてあり、リフレクションを楽しむことができます。
拝観可能エリアですが、今回のライトアップでは金堂の前まで行き参拝できます。
現在、ミツバツツジと青もみじを一緒にたのしむことができます。こちらは急ぐ必要はありません。

御朱印は青もみじライトアップのものと同様です。受付で500円を納めて下さい。