この記事の構成
- このページ 概説、みどころ、勧盃の儀@下鴨神社
- 2ページ目 御生神事(みあれしんじ)、御蔭山の儀
- 3ページ目 路次祭@赤の宮神社
- 4ページ目 切芝神事、本宮の儀@下鴨神社
このページのもくじはこの下にあります。
御蔭祭2023 切芝神事並びに還立(かんりゅう)の儀
16時 下鴨神社 切芝前
予定では行粧はこの時間につくはずですが、時間がかかるようです。神社の方によると馬は人間のように時間通りに進むわけではないから厳密に時間通りにならないとのことです。待っている間、この方のお話しを聞きます(マイクで御蔭祭や葵祭の歴史などを解説してくださいます)。式年遷宮とともに、行粧の範囲ひろがったことなどを伺います。行粧は宝ヶ池を出発します。随分遠くからくるな、と不思議に思っていたんですが、その昔、ご神体を松ヶ崎の方に避難させ、仮のお社を設けたことがあるそうで、その関係で松ヶ崎の方面ともご縁があるんだそうです。ヒヒーン
ヒヒーン
先頭の馬車が入ってきました。総勢約250人が糺の森に続々と入ってきます。
背中に荒魂のおわします御神櫃のせた神馬がやってきました。
なぜ神馬が幕の中にいるのかは後ほど説明申し上げます。
16時45分頃 切芝神事
切芝神事の始まりです。
神職の方が前に出ます。神馬も先ほどとはうって変わって神妙な面持ち。
御神櫃を背負った神馬の前で、東游(あずまあそび)という舞楽が奉納されます。これは、荒御魂を載せた神馬に舞楽を見せることで荒御魂にも見て頂いたこととするためです。ここからはビデオでご覧ください。
還立(かんりゅう)の儀
東遊の奉納が終わると、童子に杖が渡されます。その後、雅楽が奉納された後、再び隊列を組みなおし、下鴨神社本殿に向かいます。
古の衣装に身を包んだ神幸行列が楼門まで続きます。圧巻の光景です。
続々と本殿前に向かいます。
神馬が荒御魂と共に本殿に入ります。いよいよ大詰めです。この後、門は閉じられます。
17時00分 本宮の儀
役目を終えた神馬が出てきました。先ほどまで背負っていた御神櫃がありません。この後、再び門が閉じられ、本宮の儀が執り行われます。こちらは完全非公開です。荒御魂は和御霊(にぎみたま)と一つとなり、葵祭を迎えます。本殿から幽かに聞こえる雅楽調べのなか、帰路につきます。
同日、上賀茂神社でも御阿礼神事(みあれしんじ)という葵祭の前儀が行われます。こちらも完全非公開です。