南禅寺
三門・方丈庭園
南禅寺は京都五山(京都の禅寺の格付け制度。天龍寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺により構成される)のさらに上の寺格が与えられたお寺です。三門は日本三大三門、京都三大三門に含まれる壮大なものです。(日本三大三門は、南禅寺、知恩院と山梨の久遠寺。京都三大三門は南禅寺、知恩院、東本願寺の御影堂門。)
方丈の庭園は小堀遠州作で「虎の子渡しの庭」言われ、江戸時代の代表的な枯山水庭園です。方丈は内裏清涼殿を移したものと伝えられ、狩野派の障壁画が目を引きます。(現在は複製に置き換えられています。)また、境内にはローマの水道橋を模した、水路閣があります。
南禅寺の山門付近はいわゆるグラデーションが綺麗です。紅葉し始めの頃がおすすめです。
正面からの景色が有名ですが、法堂付近がおすすめです。ちょうど水路閣の向かい側にあります。
見ていると、三門や水路閣までは行っても、方丈庭園にまで行く人の数は多くないように感じます。しかし乍、方丈庭園もみどころが多く、「名所の中の穴場」と行った風情です。様々な発色がを楽しめるのが特徴です。特に、黄色と赤の対比がみどころです。
南禅寺へのアクセス
市営地下鉄蹴上駅より徒歩約10分。
南禅寺基本情報
- 名称:瑞龍山南禅寺
- 住所:〒606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町86
- 電話:075-771-0365
- 公式ホームページ 南禅寺公式
- 拝観時間 3月~11月 8:40~17:00 12月~2月 8:40~16:30
- 拝観料 方丈庭園、三門 各600円
- 所要時間 30分~
銀閣寺
概説
銀閣寺と言えば、世界遺産、東山文化の代表建築として有名です。観音殿(いわゆる銀閣寺)は二層構造で、金閣寺とはことなり、銀箔が貼られた痕跡はありません。観音殿前の銀沙灘、向月台などが有名です。東求堂は東山殿(銀閣寺の前身)建立当時の建物です。西芳寺を模したと伝えられられます。
紅葉となると少し地味な印象があるかもしれません。然しながら、銀閣寺の紅葉は緑や観音殿(いわゆる銀閣寺のこと)との調和が素晴らしいところです。
金閣寺は舎利殿(金ピカの建物)と一緒に紅葉を楽しめる場所は限られてんだけど、銀閣寺はオメ、境内どこからでも観音殿が見えるようになってるおかげで、いろんな角度から紅葉と一緒に楽しめんのよ。
観音殿周辺
観音殿周辺には銀沙灘、向月台があります。緑が多い印象です。
正面からみると緑が多いのですが、
横からみると様々な色合いが楽しめるのがお分かりいただけるかと思います。紅葉の配置がよく考えられています。
全体的に緑の中に紅葉が映えるところです。
東求堂や観音殿の周囲のごく一部がこのような色合いになります。
月待山から
観音殿は銀閣寺境内のあらゆる場所から見えるように設計されています。一番気に入った場所から眺めていただくのがおすすめです。
銀閣寺へのアクセス
銀閣寺道・銀閣寺前バス停より徒歩約10分。
銀閣寺基本情報
- 名称 東山慈照寺
- 住所 〒606-8402 京都府京都市左京区銀閣寺町2
- 電話 075-771-5725
- FAX 075-771-5439
- ウェブサイト 銀閣寺公式ホームページ (相国寺のホームページ内にあります。)
- 拝観時間
- 3/1~11/30 8:30~17:00
- 12/1~2月末 9:00~16:30
- 拝観料 大人・高校生 500円 小中学生 300円
- 所要時間 1時間~
哲学の道
概説
若王子神社から銀閣寺までの約2kmに亘る遊歩道です。哲学者の西田幾多郎氏が毎日思索に耽ったことから名づけられました。南禅寺から銀閣寺まで歩きながら付近の紅葉をたのしむとよいでしょう。以下、哲学の道に沿いながら北上していきます。
哲学の道へのアクセス
東天王町バス停/銀閣寺道・前バス停よりすぐ。