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2022年4月1日より公開再開
Overview
源光庵は鷹峯に位置する迷いの窓と悟りの窓や血天井がある曹洞宗の寺院です。あまり有名ではないかもしれませんが、窓から垣間見る紅葉がつとに有名で、紅葉自体もとても綺麗で、京都の穴場となっています。
尚、工事のため、2019年6月1日より、2021年10月末頃まで拝観中止となります。
2019年5月下旬はこのようになっていました。
源光庵の紅葉のみどころ
迷いの窓と悟りの窓
Overview
本堂に入って最初に目を惹くのが、有名な丸と四角の二つの窓です。それぞれ「悟りの窓」、「迷いの窓」とよばれ、禅の神髄を表すとされます。後ほどご紹介しますが、源光庵は現在は曹洞宗の寺院ですが、創建当初は臨済宗の寺院でした。以下、具体的にご紹介します。
尚、この窓は有名なので、撮影する人だかりができていますが、譲り合うので待っていれば撮影できます。
迷いの窓
四角は型にはまっている、i.e., 物事にとらわれているということを表わします。物事にとらわれているというのは簡単に申しますと、予断を持って事象に対峙しているという意味です。
悟りの窓
他方、円は円相ともいい、何事にもとらわれない状態、すなわち絶対的な真理、宇宙全体を表わします。仙崖という人が描いたこんな絵→〇△□の円と四角も同じことを表しています。(△は多分座禅→涅槃)
禅の本
京都と言えば龍安寺に代表されるように、禅とは非常に縁深いところです。もし興味がおありでしたら、以下の本が簡潔でわかりやすいのでおすすめです。
Zen and Japanese Culture
Daisetz T. Suzuki
ISBN-10: 0691144621
ISBN-13: 978-0691144627
鶴亀の庭
迷いと悟りの窓に目を奪われがちですが、書院には鶴亀の庭と呼ばれる北山を借景にした庭園があります。ここは書院の中や縁側から愛でることが出来ます。オレンジ色に綺麗に紅葉しています。
ガラスに映り込む紅葉を楽しむのもよろしいでしょう。
他にも、本堂からは緑や黄色の紅葉を楽しむこともできます。
山門
三門前には北山杉とすすきが植えられています。三門自体にも本堂の窓と同様、円と四角があしらわれます。門越しに紅葉が垣間見えるのも粋です。
山門の脇にも綺麗なオレンジ色の紅葉を見つけることが出来ます。ここは市内でも屈指のおすすめスポットです。兎に角発色が綺麗です。