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興臨院の特別公開2018と紅葉などのみどころ【御朱印あり】

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興臨院の特別公開 2018春と秋

普段は非公開

 興臨院は普段は非公開で、春と秋の限られた期間のみ、公開されています。2018年の春の公開は終わってしまいましたので、次回は秋の特別公開時に拝観することが出来ます。

2018年秋の特別公開

概要

 今年の秋の特別公開は9月と、10から12月までとなっています。詳細は次項で示します。拝観できる期間は年々伸びてきています。おすすめは後程ご紹介します、紅葉の時期です。穴場中の穴場となっております。

 公開されるのは、表門(重要文化財)、方丈庭園、本堂(重要文化財)、茶室の涵虚亭(かんきょてい) です。今年の春は庫裡の入り口から入ることが出来ました。それまでは方丈庭園側から入ることができました。毎回ガイドの方がいて、方丈の襖絵や庭の意味、茶室の構造や言われなどを解説をして頂けます。

拝観日

 9月8日から30日まで(ただし、9月23日を除く)と、10月6日から12月16日まで(ただし、11月5日~8日を除く)

拝観時間

 10:00~16:30(受付終了)

拝観料

 大人600円 中高生400円 小学生300円(保護者同伴)

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興臨院の御朱印

興臨院の御朱印

 今季より御朱印があります。書置きのもので、300円。その場で日付を記入して頂けます。表門の受付で授与。

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興臨院 紅葉のみどころ

秋の紅葉

興臨院の紅葉2016

興臨院の紅葉2016興臨院の紅葉2016

興臨院の紅葉興臨院の紅葉

 興臨院一番のみどころは方丈北側の紅葉です。ご覧のように、所謂グラデーションが見事です。

興臨院の紅葉2016興臨院の紅葉

 特筆すべきはこの色合いです。他ではなかなか目にすることが出来ません。

興臨院の紅葉2016興臨院の紅葉2016

 また方丈西側の井戸付近もみどころの一つです。この紅葉の色あいも独特で、淡い赤が特徴です。

興臨院の紅葉

 方丈庭園は水源一滴の庭という名称が付されています。ここでも紅葉を見ることができますが、こちらはあくまで枯山水庭園が主になっています。拝観時はまず、こちらを先にみてその次に北側の庭園にいくことになります。

興臨院の紅葉興臨院の紅葉

 兎に角、個々の発色が綺麗です。ほとんど知られていない場所ですが、紅葉は市内最高峰です。小ぢんまりしたところですが、一騎当千です。当サイトが発表する今年のランキングでは別格の八坂神社に続き、一位になっております。

京都紅葉2018;おすすめ57か所の見頃を予想!
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秋の紅葉ライトアップ

興臨院の紅葉ライトアップ興臨院の紅葉ライトアップ

興臨院の紅葉ライトアップ興臨院の紅葉ライトアップ

 紅葉ライトアップは各所でみることができますが、興臨院のライトアップは間接的に照らているのが特徴です。他のところですと、直接的にガンガン照らしているところが多いのですが、ここではかすかに照らしています。殊に白砂が照らされる様子が綺麗です。おすすめは日没間際です。ライトアップに限らず、興臨院の紅葉は繊細です。

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興臨院 春のみどころ

春のサツキと青もみじ

興臨院の唐門

  春の特別公開ではつつじと青もみじをみることが出来ます。まずは唐門前から。手前に見えるのは最初から赤いもみじです。その奥に青もみじがみえますね。

興臨院の唐門

 花頭門の先には庭園のつつじが見えます。

興臨院の青もみじ

 赤く見えるのがもみじの花です。

興臨院のつつじ興臨院のつつじ

 庭園はこうなっています。そこかしこに咲いているというのではなく、あくまで庭園の一部として咲いています。

興臨院のつつじ興臨院のつつじ

 興臨院の庭園は何時間見ていても飽きません。人があまりいないのでゆっくりと鑑賞できます。たとえば龍安寺の庭園などはいつも混雑していて、なかなかゆっくり出来ないものですが、興臨院の庭園では思索できたりします。

興臨院の青もみじ興臨院の青もみじ

 方丈北側の青もみじです。新緑の季節なので、もみじや苔が綺麗です。

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興臨院 方丈などのみどころ

枯山水庭園(水源一滴の庭)

興臨院の水源一滴の庭

 本堂等の修復に際し復元されたものです。昭和の小堀遠州と言われた、中根金作氏という作庭家により復元されました。この方の作られた庭園は京都市内ですと、妙心寺の塔頭寺院、退蔵院の庭園などがあります。最も有名な庭園は、島根県の足立美術館の庭園です。他にも、ボストン美術館の庭園なども手掛けています。

 庭園左側の石組は中国の寒山拾得が暮らしていた国清寺の石橋を模しています。寒山拾得とは寒山という人と拾得という人の名前で、ともに唐の時代の隠者・詩人で中国の天台山の国清寺というところにくらしていました。この二人を描いた寒山拾得図という絵は禅宗のお寺では好まれます。興臨院の檀那の間(正面向かって左側の部屋)にある寒山拾得を描いた襖絵がありますが、この絵を参考にこの庭園が造られたそうです。世間でいう「旦那」はこの檀那の間からきています。檀那の間とは、檀家の人を迎える部屋あるところ、お寺にとっては檀家は大切にしなけらばならない、ここから、大切にしなければならない人→「旦那」となったそうです。今日ではincorrectな表現かもしれませんが、そうした経緯があるそうです。

 この庭園の右側、石橋がある辺りは蓬莱山(不老不死の仙人が住むと伝えられる山)を表わし、ここから流れた水が海に流れるさまをあらわし、庭園全体で、理想の蓬莱世界を表現しています。俯瞰してみると、右奥に石やつつじが配されていて、広がって見えるように工夫されています。

方丈

方丈の間取り

興臨院方丈図

 興臨院の方丈は典型的な禅寺の間取りになっています。部屋は全部で6つありますのでひとつづつご紹介います。尚、室内の撮影はできませんので写真はお見せできません。

1 室中

興臨院の扁額

 中心に開祖の小渓和尚という人の像があります。大徳寺の塔頭では開祖の像が中心におかれます。向かって左側には位牌がいくつか置かれています。一番大きなものは前田利家公の御位牌です。他にも畠山義総公の御位牌などがあります。扁額は朝鮮通信使が描いたものです。向かって右側の礼の間(2の部屋)には当時の色彩を復元した絵があります。襖絵は村石米斎作の夏景山水図左側が山口県の青海島、右側が頤和園(古代中国の歴代の皇帝の離宮がつくられた場所)になっています。

2 礼の間

 こちらは村石米斎作の葡萄図が襖絵になっています。葡萄が飛びたとうとする鳥に見えます。イタチもいます。先ほど申し上げました、扁額の再現図があります。

3 檀那の間

 ここには先ほどご紹介しました、村石米斎作の寒山拾得図があります。他にも全彩四季花鳥図があります。これはどことなく、長谷川等伯を想起させる作風です。

4 衣鉢の間(えはつのま)

 ここは僧侶が着替える部屋です。「衣鉢を継ぐ」という時の衣鉢はここから(僧侶の衣鉢)からきています。ここには祇園南海の屏風があります。

5 眠像

 ここは僧侶が寝る部屋です。火災などの有事には隣の室中から仏像などの大切なものを持って逃げることができるように、ここで眠ります。現在はここでは寝ておられないそうです。

6 書院

 銀閣寺の東求堂にある、日本最初の書院を模しています。河鍋暁斎の羅漢図などがあります。銀閣寺については、以下のリンクをご参照ください。

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7 爪塚

興臨院の琴心塚

 方丈西側には爪塚と、琴心塔いうものがあります。これは先代の奥様がお琴をやっていらしたからあるそうです。

8 多羅葉樹

興臨院の多羅葉樹

 北側には多羅葉樹があります。これは葉書の語源になったとされる木で、郵便局の木とも呼ばれます。葉を木の枝でひっかいて字を書いたそうです。見本が飾ってあります。

9 北側庭園

興臨院の紅葉

埋め木

興臨院の床興臨院の床

 これは床板の穴を塞いだ後ですが、お椀ときのこの埋めものがしてあります。他の場所でも見かけますので、探してみたら面白いでしょう。

茶室(涵虚亭 かんきょてい)

興臨院の涵虚亭

 蘇東坡の詩、涵虚亭(庵の周囲には何もないので、庵そのものが楽しめる、というような意の詩)にちなんで名づけられました。この涵虚亭は古田織部好みと伝えられます。古田織部とは織田信長、豊臣秀吉に仕えた家臣でしたが、千利休に師事し、利休七哲の一人に数えられます。1920年代に山口玄洞という実業家の方により寄進されました。今日、茶室としてはつかわれていませんが、茶室として使われていた時の様子を見てましょう。

 まずこの腰掛で待ちます。

 鐘が鳴ると、茶室に向かいます。

 飛び石に沿って進みます。

 蹲(つくばい)で手を洗います。

 次に入口からはいりますが、涵虚亭には二つの入口があります。一つは躙り口(にじりぐち)、もう一つは貴人口です。

 「躙る」とは、座ったまま膝ですすんでいくことですが、躙り口から入るには、入口が狭いため、頭と腰を落としながらはいります。これは禅の教えに基づくもので、茶室では、何人も平等に扱われるからこのような入口になっているといわれます。 

 他方、貴人口は腰を落とさずとも、入ることが出来ます。涵虚亭は20世紀になってから建てられたもので、こちらが入口になっています。

興臨院の関守石

 ですが、貴人口の前にはこのように縄で結わえた石が置いてあります。この石は関守石とよばれ、何人もここから先に行ってはいけない、という意味で置かれます。

花頭窓

 ちなみに花頭石の前にある竹も同じ意味を表わしています。

ATTENTION: 室内の写真をとることはできません。また、この角度から茶室に入ることもできません。我々はアーチ状の扉のようなものの後ろ側から垣間見ることができるにすぎません。この写真は絵葉書の写真です。

 躙り口から入るとこのような光景になります。涵虚亭は「隅板付四畳台目茶室」と呼ばれます。

 隅板とは、床の間の前にある板のことです。主はアーチ状の扉の向こう側でお茶を点てますが、そこからですと、床の間が見えないので、ここに座って、掛け軸などを解説します。隅板のと床の間の間には壁があり、空洞になっているので、洞床と呼ばれます。

 台目とは、台目畳のことを指します。通常の畳の約4分の3の大きさです。

 

興臨院の蹲興臨院の紅葉

 今日、涵虚亭に行くには、渡り廊下のようなところをすすんでいきますが、ここにも蹲があり、季節の花が活けられています。

表門 (重要文化財)

興臨院表門興臨院表門

唐草模様の浮彫が繊細な、檜皮葺の平唐門です。

唐門(重要文化財)

興臨院の唐門

 室町時代の禅宗様式建築が特徴的な唐門です。重要文化財に指定されています。

興臨院の花頭窓

 花頭窓(かとうまど。源氏窓ともよばれます。) からの眺めが素晴らしいです。是非実際に訪れて確認なさってください。

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興臨院とは

  興臨院は大徳寺の塔頭寺院で、室町時代の1520年大に能登の守護、畠山義総(はたけやまよしふさ)により小渓紹ふ(変換できませんでした。付の下に心と書きます。)を開祖として創建された寺院で、畠山家の菩提寺になっています。興臨院という名前は義総の法名、興臨院殿翁徳胤大居士からとられています。その後、畠山家が衰退、本堂の修復が前田利家により行われたのを機に、前田家の菩提寺にもなっています。本堂は建立後すぐに消失してしまいましたが、1975年~78年にかけて重要文化財の唐門や本堂の解体修理が行われ再建当時に復元されました。方丈庭園もこの時の資料に基づき復元されています。現在では表門、唐門、方丈は重要文化財に指定されています。通常は非公開ですが、春と秋に特別公開されています。近年は特別公開の時期が伸びて来ており、長い期間訪れることができるようになってきました。

 春にはさつき、秋には紅葉が見事です。特に、紅葉は素晴らしく、永観堂と並ぶ名所ですが、なかなか知られていません。いずれの時期も訪れる人もまばらで、ゆっくりと過ごすことができます。

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興臨院の基本情報

名称 興臨院

住所 〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町80

電話 075-491-7636

ウェブサイト なし 詳細は京都春秋ホームページ

拝観期間 通常非公開

拝観料 大人 600円 中高校生 400円 小学生 300円

所要時間 1時間~

近隣の主な観光地 大徳寺、総見院、黄梅院、金閣寺など

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興臨院へのアクセス

JR京都駅から興臨院へのアクセス

京都市営地下鉄烏丸線京都駅から北大路・国際会館方面行きに乗車。北大路駅で下車し、北大路バスターミナルから市バス204205206101102系統に乗り大徳寺前バス停で下車。

206系統が一番本数が多く便利です。北大路バスターミナルGのりば発です。

京阪から興臨院へのアクセス

三条駅で下車し、三条京阪前バス停から市バス12系統に乗車し、大徳寺前バス停で下車。

阪急から興臨院へのアクセス

烏丸駅で下車し、京都市営地下鉄烏丸線四条駅から北大路・国際会館方面行きに乗車。北大路駅で下車し、北大路バスターミナルから市バス204205206101102系統に乗り大徳寺前バス停で下車。

206系統が一番本数が多く便利です。北大路バスターミナルGのりば発です。

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