この記事の構成
- 1ページ目 概説、#1 興臨院、#2 天授庵、#3 真如堂
- 2ページ目 #4 金戒光明寺、#5 光明院、#6 詩仙堂
- 3ページ目 #7 蓮華寺、#8 瑠璃光院、#9 圓光寺、#10 寂光院
- 4ページ目 #11 勧修寺、#12 直指庵、#13 大河内山荘、#14 祇王寺、#15 赤山禅院
このページのもくじはこの下にあります。
7位 蓮華寺
Overview
蓮華寺は上高野にある天台宗のお寺で、もともとは現在の京都駅の近くにあった時宗のお寺です。多分に漏れず、応仁の乱で衰退してしまいましたが、江戸時代に加賀藩の家老、今枝近義が現在の場所に移し、天台宗の寺院としました。山門を入って左手に、市電の工事の時に発掘された石仏が並んでいます。
蓮華寺の紅葉
方丈庭園
平生は訪れる人もほとんどなく、静かなところですが、紅葉の時期は少し混みます。池の周りの紅葉がみごとです。池の水は、道路を挟んで反対側にある高野川から引いています。
アプローチ部分にはイチョウがあり、ご覧のように一面黄色になります。ここはとても綺麗です。
蓮華寺基本情報
蓮華寺へのアクセス
叡電三宅八幡駅から徒歩5分。
8位 瑠璃光院
Overview
瑠璃光院はもともと料理旅館だったところで、お寺になったのは最近のことです。床紅葉がつとに有名で、紅葉のシーズンは大混雑します。ライトアップもあります。
尚、現在、橋がないので行く人は必ず上のリンクで行き方を確認してくれ。
2023年秋の特別公開
- 2023年の秋の特別公開は10月1日(日)~12月10日(日)まで開催されます。
- ただし、11月1日(水)~12月3日(日)は事前予約制。
- 2023年もライトアップ開催 11/12(土), 11/13(日), 11/17(金)~12/3(日)詳細はJR東海ツアーズの該当ページをご覧下さい。
瑠璃光院の紅葉
日中はこんな塩梅よ。
瑠璃光院のおすすめは日没間際です。闇の中に浮き立つ紅葉をご堪能いただくのがよろしいでしょう。
ライトアップもご覧の通りです。瑠璃光院のライトアップは他の所に比べ、光量が少な目ですので、紅葉自体の色が引き立ちます。
瑠璃光院の混雑状況
例年、週末、祝日は修羅場になりますのでここで記載します。八瀬比叡山口駅に着いても、手に入るのは一時間後の整理券などということがよくおきます。できれば、平日がよろしいでしょう。とにかく、早い時間に整理券を入手することが肝要です。ご紹介しました通り、日没がおすすめですが、その場合、時間に余裕をもってください。
待ち時間が長くなりがちですので、日程には余裕をもってください。半日~一日費やすとお考え下さい。
瑠璃光院へのアクセス
叡電八瀬比叡山口駅より徒歩10分。ですが、先程申し上げましたように入場までは時間がかかりますので、お時間には十分に余裕をもってお越しください。なお、付近に駐車場は全くありません。瑠璃光院に駐車場はなく、コインパーキングの類もありません。
9位 圓光寺
Overview
圓光寺は徳川家康が開いた洛陽学校が始まりと、比較的新しいお寺です。日本での最初期の木活字「伏見版」の印刷が行われました。悟りに至る道程を表現した十牛之庭があります。紅葉の穴場としても人気があります。尚、圓光寺の紅葉は散りはじめてからが見ごろと解するのが相当です。
2023年秋の特別拝観
- 日程:11月11日(水)~12月5日(火)
- 拝観時間:8:00~17:00
- 拝観料:1,000円
- 公式サイトの該当ページで予約が必要
十牛之庭
紅葉が散りはじめると、十牛之庭は落ち葉を敷き詰めたようになります。
お地蔵さん
十牛之庭のどこかにいます。
洛北で最も古いといわれる池です。ここでも水面に落ちた紅葉がみごとです。
圓光寺基本情報
圓光寺へのアクセス
叡電一条寺駅から徒歩約10分。市バス5、北8、18系統で一乗寺下り松町バス停下車。
10位 寂光院
Overview
寂光院は建礼門院(平清盛の娘。安徳天皇の国母。)終焉の地として知る人ぞ知る穴場です。壇ノ浦で平家滅亡後、この地で平家一門の菩提を弔ったとされます。諸行無常、盛者必衰の理を体現するかのようにひっそりと大原の地に鎮座します。
寂光院の紅葉
ご覧のように素晴らしい紅葉です。しかしながら、大原の外れにあることも相まってか、祓い切れない寂寥感と、いま生きている喜びとともに帰路につく穴場中の穴場でおすすめです。
寂光院基本情報
寂光院へのアクセス
大原バス停より徒歩約30分。