この記事の構成
- 1ページ目 概説、#1 興臨院、#2 天授庵、#3 真如堂
- 2ページ目 #4 金戒光明寺、#5 光明院、#6 詩仙堂
- 3ページ目 #7 蓮華寺、#8 瑠璃光院、#9 圓光寺、#10 寂光院
- 4ページ目 #11 勧修寺、#12 直指庵、#13 大河内山荘、#14 祇王寺、#15 赤山禅院
このページのもくじはこの下にあります。
11位 勧修寺(かじゅうじ)
Overview
穴場の一つです。勧修寺と書いて「かじゅうじ」とよみます。場所は京都の中心部から離れた洛外にあります。市営地下鉄の小野という駅の近くです。創建は平安時代の900年。14世紀に後伏見天皇の皇子が入寺して以来、明治維新に至るまで、親王が住持した、格式が高い門跡寺院です。おそらく、門跡寺院の中で最も簡素な印象を持たれるかもしれません。
勧修寺の紅葉
ここでは、鮮明な赤い紅葉を目にすることができます。赤い紅葉は雑誌やらウェブサイトでご覧になられているかと思いますが、大半は加工してあり、真っ赤な紅葉を沢山みることができる場所は限られていいます。
一枚目は宸殿前、二枚目は観音堂付近です。ご覧のような鮮明な発色です。
他方本堂付近ではご覧のようなグラデーションを楽しむことができます。
また、観音堂のそばには寒桜がさいています。
勧修寺基本情報
勧修寺へのアクセス
京都市営地下鉄小野駅より徒歩約10分。
12位 直指庵
Overview
直指庵は大覚寺のさらに北に位置する、知る人ぞ知る名所です。境内には竹林、竹垣があり、訪れる人もまばらな静かなところです。本堂には「想い出草ノート」というノートがあり、悩みを捨てることができます。青紅葉も秀逸です。詳細は直指庵公式ホームページをご覧下さい。
2023年度の拝観は中止です。
とりあえずよー、オレが去年ビデオ撮ってきたからヴァーチャル乱入してみてくれ。
直指庵の紅葉
ご覧のように、赤、橙色、緑と様々な色を楽しむことができます。市内でもかなり遅く紅葉する所です。(11月後半~12月一週目くらいです。)境内には竹林や庭園などがあり、回遊して楽しむことができます。
直指庵へのアクセス
大覚寺バス停から徒歩20分くらいです。要所要所に看板がでていますが少しわかりにくいかとおもわれます。タクシーで行かれるのが無難かと思います。大覚寺バス停までは、市バスは京都駅から28系統、四条烏丸から91系統です。
直指庵基本情報
13位 大河内山荘
Overview
大河内傳次郎という俳優(下の写真の人)の山荘だったところです。竹林のどんつきにあります。大変眺めがいいところです。園内は回遊式庭園になっていて、山の中を歩きます。若干急こう配なところもありますので、スニーカー等歩きやすい靴で行かれることをお勧めします。静かに紅葉を愛でつつ、絶景をご希望の方におすすめです。
穴場どすえ
回遊式庭園
ここも、赤、黄、緑、橙とさまざまな色が楽しませてくれます。最後の写真は滴水庵と呼ばれる建物です。ここに至るまでの道の両側は苔で覆われており、その上に落ちた葉を愛でるのがおすすめです。
大河内山荘へのアクセス
JR嵯峨嵐山駅/阪急嵐山駅より徒歩約20分。嵐電嵐山駅/市バス嵐山天龍寺バス停より徒歩約10分。
大河内山荘基本情報
14位 祇王寺
Overview
平清盛の寵愛を受けた白拍子が清盛の心変わりにより都を追われた後、たどり着いた場所です。この逸話に因み、縁結びのおみくじや絵馬があります。近年、人気があるようで、そこそこ混んでます。
祇王寺の紅葉
祇王寺はとても狭いところで、ご覧の本堂(写真の草庵)の前にある庭に楓が植えられています。庭も決して広くはありませんが、苔が綺麗で、ご覧のように落ち葉が埋め尽くす時期は秀逸です。紅葉は橙色と黄色が緑の背景に映えます。
祇王寺へのアクセス
JR嵯峨嵐山駅より徒歩約20分。嵐電嵐山駅/市バス嵐山天龍寺バス停より徒歩約15分。
祇王寺基本情報
#15 赤山禅院(せきざんぜんいん)
Overview
赤山禅院は曼殊院よりさらに北、修学院離宮の近くにある延暦寺の塔頭寺院で、京都の表鬼門を守護しています。神仏習合の名残が散見され、興味深いところです。アクセスがあまりよくありません。バス停、叡電の駅から徒歩約20分くらいかかります。福禄寿のかわいいおみくじがあります。
赤山禅院の紅葉
境内はかなり広く、たくさんも楓が植えられています。ここも鮮明な赤い紅葉を見ることができる場所の一つです。
さらに、紅葉のシーズンにはちょうど寒桜が咲いています。寒桜の類は花が小さいのですが、赤山禅院では花の大きさは他の同様ですが、花の量が多い上、位置が低く、間近で見ることができるます。
赤山禅院へのアクセス
修学院離宮道バス停/叡電修学院駅から徒歩約20分。