この記事の構成
- 1ページ目 概説、#1 興臨院、#2 天授庵、#3 真如堂
- 2ページ目 #4 金戒光明寺、#5 光明院、#6 詩仙堂
- 3ページ目 #7 蓮華寺、#8 瑠璃光院、#9 圓光寺、#10 寂光院
- 4ページ目 #11 勧修寺、#12 直指庵、#13 大河内山荘、#14 祇王寺、#15 赤山禅院
このページのもくじはこの下にあります。
2024年 京都の紅葉 穴場ランキング
Overview
本投稿では、2024/令和6年の京都の紅葉対策として、延べ74か所の紅葉スポットの中から、穴場を選び、15位までをランキング形式でご紹介します。総合ランキングは最後にビデオと共にご紹介したいますので、そちらをご参照下さい。
外出されるか否かは十分な情報を収集の上、ご自身で判断なさってください。本投稿、並びに本サイトは読者の皆様の外出を喚起・推奨するものではありません。かならずご自身でご決断・確認ください。
尚、本投稿の紅葉の時期は厳密なものではありません。あくまでも目安としてお考え下さい。また、本投稿内の寺社仏閣の公開時間、拝観料などは変更されることがありますので、ご注意ください。右、並びに本サイトから起因する一切の不利益に対し、本サイトはいかなる責任も負いません。かならずご自身でご確認ください。
紅葉の見ごろの時期
本投稿内の場所では例年、概ね11月20日前後が目安です。ただし、これは一番の見ごろの時期で、その前後、紅葉しはじめとおわりもまた格別の趣がございます。12月に入ってからですと終わってしまっていることが多いのでお気を付けください。
直指庵だけ遅くて12月に入ってから見頃になるよ。
2023/令和五年の見頃予想です。随時更新予定ですので、御参照頂ければ幸いです。
混雑対策
コロナ対策として、人が少ない穴場ランキングを作成しました。本投稿では人出の多寡はほとんど考慮していませんが、以下のリンクではこれを考慮した上で作成しています。
各地の混雑状況などはこちらをご覧ください。
1位 興臨院
Overview
興臨院は大徳寺の境内塔頭で、前田利家公の菩提寺です。普段は非公開ですが、ちょうど紅葉の時期は特別公開されています。簡素な中に、市内世界でも随一の発色を楽しめます。特に雨の日がおすすめです。紅葉の名所としては高名ではないかもしれませんが、市内で一番綺麗です。興臨院につきましては、以下のリンクをご参照下さい。
世界一ですよ~
刮目しやがれ
2023年秋の特別拝観
- 日程:9月30日(土)~12月17日(水)
- 拝観時間:10:00~16:30受付終了(12/1以降は16:00最終受付)
- 拝観料:大人600円 中高生400円 小学生300円(保護者同伴)
興臨院の紅葉のみどころ
興臨院の紅葉は各色の発色に心を奪われます。静寂の中に色彩が映えます。是非、両者に参拝し、違いをご堪能頂ければと思います。
興臨院の紅葉はどちらかと申しますと、赤、紫が中心になります。この紫(に見える)が最大の特徴です。グラデーションの塩梅も秀逸です。
ご覧のようにライトアップもあります。他所のものと異なり、間接的に照らしています。これにより、他ではめにすることが出来ないライトアップになっています。特に枯山水庭園のライトアップは特筆すべきものです。
2023年のライトアップは開催されないようです。
ビデオでみてね
さらに、季節を感じられるよう、特別の配慮もなされています。二枚目の花は馴染みが少ないかもしれませんが、嵯峨菊という大沢池の方が原産の菊です。こうした心遣いも見逃せません。
興臨院の基本情報
興臨院へのアクセス
市バス204、205、206、101、102系統に乗り大徳寺前バス停で下車。徒歩5分。
北大路バスターミナルからは206系統が一番本数が多く便利です。北大路バスターミナルGのりば発です。
2位 天授庵
Overview
天授庵は南禅寺開山無関普門禅師を奉祀する開山塔です。境内には小堀遠州作とも伝えられる枯山水庭園と池泉式回遊庭園があります。ライトアップ時には本堂、方丈を拝観することができます。
天授庵の紅葉のみどころ
天授庵の紅葉のみどころは枯山水庭園、書院南庭園、書院からみた南庭園に分かれます。
本堂前庭 (枯山水庭園)
ご覧のとおり、白砂の上に紅葉が落ちています。次にご紹介します、書院南庭園と同様に、天授庵の紅葉は散ったものを見るのがおすすめです。敷石の緑と砂の白、苔の緑との対比をご堪能いただければと思います。
もちろん、散る前もおすすめです。白砂を背景にオレンジと赤が映えます。できれば、紅葉しはじめ、最盛期と二回行かれるとよいかと思います。徐々に変化していく様子が綺麗です。南禅寺の三門も見えます。
書院南庭園(池泉式回遊庭園)
書院南庭園のみどころは池に散った紅葉の中を泳ぐ錦鯉です。これは他とは一寸違った風情です。錦鯉が泳ぐ庭園はたくさんありますが、ここまで紅葉が散るところはなかなか目にすることはできません。
ご覧のように多様な色彩を楽しむことが出来ます。特筆すべきは鏡です。水鏡が特に綺麗です。後ほどご紹介しますが、水鏡は天授庵、東寺、金戒光明寺が特に綺麗です。ライトアップ時はこちら側に来ることはできません。
書院
書院は普段は非公開ですが、ライトアップ時に拝観することができます。
ライトアップ時には全く異なった様相を呈します。
ライトアップ
天授庵ではライトアップも行われます。決して派手ではありませんが、紅葉の柔和な様子が楽しめます。とても温かみのあるライトアップです。2021年の有無は不明です。
すまねえ。毎年直前にならねえとわからねえんだ。
天授庵基本情報
天授庵へのアクセス
3位 真如堂
Overview
平安神宮や永観堂の近くにある天台宗の寺院ですが、どうやっていくのかわかりにくいところにあります。後ほど詳しくご紹介しますが、真如堂前というバス停から行くと迷います。金戒光明寺とセットでいくのがよろしいでしょう。紅葉の時期でも空いています。平生は言わずもがな。
行き方はあとで教えるぜ
真如堂のみどころ
真如堂は普段は訪れる人も疎らですが、近年、紅葉の時期には比較的混雑しています。後ほどご紹介しますが、行き方がわかりにくいところです。金戒光明寺と一緒に行かれると良いでしょう。
真如堂のおすすめは本堂の裏手です。グラデーションが綺麗です。様々な色が楽しめます。
庭園からは大文字(如意ヶ嶽)を望みます。
真如堂基本情報
真如堂へのアクセス
真如堂へのアクセスはなかなか難しう御座ゐます。真如堂前というバス停がありますが、ここから行こうとすると、確実に迷います。しかも急こう配な坂を登らねばならず、修羅場が皆様をお待ちしております。一番わかりやすいのは、岡崎神社と東本願寺岡崎別院の間の細い道をすすんで、金戒光明寺経由で行くルートです。地図でご確認下さい。
バス停は岡崎神社前バス停です。32、93、203、204系統が停車します。
迷いたくないならこのルートで行けよ。