高台寺・圓徳院をご紹介します。殊に高台寺はライトアップとプロジェクションマッピングが有名なので、皆さんも一度はご覧になったことがあるかと思います。今回は今年の特徴や現在開催中のイベントなどをご紹介します。
2020年
目下、開花は確認されていません。
2018年 高台寺の桜 開花状況
本年はまだ桜の時期まで時間があります。そこで、昨年の様子を記載しますので、参考になさってください。時期が来ましたら追記します。
2018年 高台寺の桜 開花状況 3月25日
現在満開です。
花頭窓側からもみることが出来ます。当日は4時まででした。
プロジェクションマッピングの様子です。
今年の花灯路の時と同じものが上映されます。
現在見頃です。
2017年 高台寺の桜の開花状況
3月31日現在、高台寺の中に入って確認はしていませんが、例年、付近の円山公園などとほぼ同じ咲き具合になることからすると、まだ咲始めかと思われます。今年の開花予想は4月1日くらいとの予想が出ていましたが、本日3月31日も寒く、開花が大分遅れているのが現状です。恐らく、来週半ば~来週末くらいが見ごろになるのではないかと予想しています。あくまで私見ですので、ご参考程度に留めおき下さい。今年は昨年に比べ、1週間くらいずれ込む気配です。
高台寺の桜 4月2日の開花状況
現在、方丈庭園の枝垂桜は5分程度です。今週半ばくらいには満開になるかと予想しています。他の桜はまだまだです。
高台寺の桜 4月8日の開花状況
方丈庭園の枝垂桜はほぼ満開です。
駐車場のソメイヨシノも満開です。
2018 高台寺の桜とライトアップ
さて、昨年のライトアップについて見てみましょう。高台寺のライトアップと申しますと、方丈前の波心庭と勅使門のプロジェクションマッピングが有名です。このプロジェクションマッピング、近年は妖怪百鬼夜行をテーマにしたものが続いていて、正直、食傷気味でした。これはヤギ撮影隊が1シーズンに度々足を運んでいるからということもあります。もちろん、プロジェクションマッピング自体は精密なもので、勅使門が照らされる様子は何度みても息を飲むものですし、ご覧の通り、枝垂桜との対比も素晴らしいものです。
ところが、今回は「万華鏡ファンタジー」とのタイトル通り、万華鏡がモチーフになっています。これは春の特別拝観の一環として、3月の3日から5月7日まで行われるものです。写真は今年の東山花灯路の時のものですが、これと同じ物が上映されるものと思われます。
今回のプロジェクションマッピングは勅使門が様々な色に照らされながら、白砂の庭が万華鏡に見立てられます。おすすめは写真にあるように、まだ空が明るい時間帯です。春になると、夕焼け空が赤味を増してきて、暖かさが増します。この空とプロジェクションマッピングの邂逅をご堪能いただければと思います。4月の初旬ですと、午後6時半辺りがちょうど良いかと思われます。
花灯路の時のものをビデオでご覧ください。
Miss you, babe…
食傷気味とか言いつつも、こやつがいないと寂しいものです。
年年歳歳花相似 歳歳年年人不同、、、、、、
2018年 高台寺のライトアップのみどころ
まずは、薄緑色の宇宙人マークの場所から坂を登っていき、左に曲がると入口です。ここで入場券が買えますが、ライトアップの時期は券を買うための行列ができます。そこで、事前に、圓徳院の入口(緑のお寺マーク)で高台寺・圓徳院・掌美術館の共通拝観券(900円)を購入しておくと良いでしょう。
銅閣
赤い宇宙人マークのところから、銅閣が見えます。正式には祇園閣といいます。この建物は帝国ホテルの創業者、大倉喜八郎が立てたものです。普段は非公開ですが、4年前の京の夏の旅で公開されました時に行ってきましたが、この上から大阪城の天守閣が見えます。写真撮影は許可されていなかったので、写真をおみせできないのが残念です。
波心庭
その後、赤い線に沿ってすすんでいき、方丈の中に入ります。方丈内を進んでいき、波心庭にでますと、大きなしだれ桜があります。ここから、全体が見渡せます。
今回のプロジェクションマッピングはこんな塩梅です。これがしだれ桜にどう映えるのか楽しみです。開花次第、本ページでご紹介します。
今一つの鑑賞ポイントがグレイの宇宙人マークの場所です。先ほどご紹介した昨年の写真はここで撮影しています。
開山堂付近
黒の宇宙人マークの場所です。この建物を開山堂と言います。写真左手に廊下のようなものが伸びていて、中央に屋根がついている場所がお分かりでしょうか。ここは北政所様(秀吉公の正妻)が亡き秀吉公を偲びつつ月を眺めたと言われる場所です。
この橋は臥龍楼と言います。ちょうど上の写真と反対の方向に向いています。ここの池が水鏡になっていて、紅葉の時期にはご覧のようになります。
霊堂(おたまや)
続いて紫の宇宙人マークの場所ですが、ここは霊堂といいます。北政所様が秀吉公の菩提を弔うために建てた私的な廟です。中には秀吉公、北政所夫妻の像があります。内部は高台寺蒔絵と呼ばれる蒔絵で装飾されています。とても繊細なものです。建物自体は重要文化財に指定されています。この建物の下に北政所様が埋葬されています。秀吉公はここからほぼ真南にある豊国廟(智積院の東にあります。)に埋葬されています。写真を撮るのは憚られるので、撮影はしたことがありません。ご自身で実際にご確認下さい。
茶室
続きまして、茶室です。黄色の宇宙人マークのところです。この建物は時雨亭といいます。珍しい2階立ての茶室です。伏見城から移築したと伝えられています。
バンブー
緑の宇宙人マークの場所は竹林になっています。竹林というと嵐山が浮かびますが、高台寺では毎回ライトアップされています。
高台寺天満宮
赤いピンが出口で、その先にある鳥居マークの場所は高台寺の鎮守社、高台寺天満宮です。ここは東山花灯路で狐の花嫁が参拝する場所です。狐の嫁入りについては、こちらで詳しく解説しています。
湖月茶屋
水色のコーヒーマークの場所です。ここの甘酒はおすすめです。ここから鐘楼と桜を愛でながら頂きましょう。この鐘は5時になるとつかれます。(たしかそうです。)
高台寺茶店
緑色のコーヒーマークの場所に高台寺御茶所というカフェがあります。あれ、なんかとなりが騒がしいぞ、、、、
ん?
やっぱりまっててくれたんだね、、、
今回はですね、このカフェの向かい側のおみやげ屋の壁に高台寺の妖怪プロジェクションマッピングが投影されています。
しかもここからは八坂の塔と京都タワーが一望できます。ここは見逃しがちなので、是非行ってみて下さい。
まってるよ!
高台寺とは?
高台寺とは、先ほどから登場いただいている、秀吉公の正室、北政所(ねね、もしくはおね)が秀吉公の菩提を弔うために建てた寺院です。方丈や茶室は伏見城から移築されたものです。その後、度重なる火災で方丈などは焼失しました。造営時には徳川家康が援助を行ってたため、所蔵品などは一級品がそろっています。
高台寺基本情報
名称 鷲峰山高台寺
住所 〒605-0825 京都府京都市東山区高台寺下河原町526番地
電話 075-561-9966
FAX 075-561-7387
ウェブサイト 高台寺公式ホームページ
拝観時間 9時~17時半(受付 17時終了)
所要時間 1時間~
夜間特別拝観 日没後点灯〜22時(21時30分受付終了)
拝観料 大人600円 小中高生250円
高台寺・高台寺掌美術館・圓徳院 共通拝観券 900円
昼間のうちに共通拝観券を買っておくと楽に入れます。
圓徳院のライトアップ
これが入口です。門の向こうに見えるのが南庭です。
南庭のライトアップです。ここはあまり入ってくる人がいないので、意外にもしずかなことが多い場所です。
こちらは北庭です。ここもこの時期はしずかな場所です。ゆっくり語らうにはちょうどいい場所だと思います。
内部の様子は時期によって展示物がことなるので、桜が開花したら改めた撮影して参ります。
5/7までの間、「禅体験ことはじめ」というイベントが行われていて、庭園の白砂引きの鑑賞や写経、座禅などが体験できます。
圓徳院とは?
圓徳院とは、高台寺の塔頭寺院で、北政所が晩年を過ごした終焉の地とされています。先ほどの北庭は伏見城の庭園を移したものです。長谷川等伯の襖絵を所蔵しています。実際に展示されているものはレプリカです。毎回様々な所蔵品が展示されています。境内には秀吉公が念持仏とした三面大黒天が祀られています。
圓徳院基本情報
名称 圓徳院
住所 〒605-0825 京都市東山区高台寺下河原町530
電話 075-525-0101
FAX 075-561-2724
ウェブサイト 圓徳院公式ホームページ
拝観時間 10時~22時(受付21時半終了)
所要時間 1時間~
拝観料 大人500円 小中高生200円
高台寺・高台寺掌美術館・圓徳院 共通拝観券 900円
昼間のうちに共通拝観券を買っておくと楽に入れます。
高台寺・圓徳院へのアクセス
JR京都駅から
京都駅前バスターミナルのA2乗り場から市バス17系統に乗車。円山公園に行くには、206系統などで東山安井バス停まで行くのが一番の近道ですが、桜の時期は込むので、本サイトでは17系統の利用を推奨します。
四条河原町バス停で下車し徒歩で円山公園へ。徒歩約15分。おかえりの際は、宇宙人マークの場所(同じく四条河原町バス停)から市バス4、17、104、205系統などでJR京都駅へ。
京阪四条河原町駅・阪急河原町駅から
各駅から徒歩約15分。
お車でお越しの場合
高台寺の駐車場、近くに円山公園駐車場がありますが、この時期は満車の蓋然性が高いので、お車のご利用は避けたほうが無難です。