京都の雪景色 平安神宮~清水寺編
先日は久しぶりの大雪でした。市内では約14センチを超える積雪となりました。ヤギ撮影隊も皆様にご覧いただくべく、15、16日に撮影に赴きました。
まずは15日、平安神宮、青蓮院、知恩院前、二寧坂、産寧坂を経由して清水寺までを覧ください。つづきは以下のリンクをご参照ください。
雪の京都 1月14日
まずは1月14日の様子から。前日の予報では午後から雪の予報でしたが、実際は時折舞う程度。本格的に降り始めたのは日没後です。明日への期待が高まります。
雪の京都 1月15日
続きまして1月15日、日曜日の様子です。朝5時頃に起床し、窓の外を見ると、吹雪のように雪が降りしきります。なぜこんなに早く起きているかと申しますと、私が普段から早起きなのもあるのですが、雪の京都の撮影は時間との戦いだからです。
例年、雪は午前中まで降って、午後には溶け始まるということが多いのです。午前中にどれだけ移動できるかが勝負の分かれ目になります。
この時点での予定は、平安神宮からスタートし、八坂さんを経由し、北野天満宮に向かい、次の記事の準備と雪の中の梅を撮影し、光明院に向かい、その後は実際の天候をみて判断し、日没後は貴船神社に向かうというものです。
ここで、雪の京都の撮影の鉄則について見てみましょう。
1. 原則的に南から北へ移動
これは標高差に起因します。JR京都駅と北大路通り(大徳寺や金閣寺がこの通りに面しています。)の標高差は約55メートル。東寺の塔とほぼ同じ高さです。雪は南から溶けて行きます。私の場合、JR京都駅よりも南にある光明院を最後の目的地に設定していますが、これは、雪が止んで日がさしたところを撮影したかったからです。
2. 降雪は日の出から午後1時くらいまでの間に設定
雪が降るのは午前中くらいを予想し計画を立てます。ただし、前日の予報や、当日の実際の降雪から総合考量して判断し予定を変更する必要があります。このため、いくつかプランを用意しておく必要があります。
3. 予定変更に備えて移動手段を調べておく。
撮影は時間との戦いになりますので、事前にどのバスに乗るか、バス停はどこを利用するかなどを確認しておく必要があります。
4. 自分が行きたい順に回る。
急に天候が変わることもあるので、優先順位を決めておく必要があります。また、人気スポットは混雑しますので、早めに行く方が良いでしょう。
2017 雪の京都 平安神宮
それでは早速見てましょう。当日、平安神宮に到着したのは、午前7時頃、日が差し始める頃です。
この時点だとまだ太陽が昇っていません。少しくらい時分です。
お参りを終える頃、ようやく日が昇ったようです。
大分明るくなってきました。このまま、徒歩で八坂さんを目指します。
青蓮院の前まで来ました。この時点でかなり雪が激しく降っています。
知恩院の前まで来ました。
氷柱が出来ています。
この時点で、恐らく3時くらいまでは降り続くと予想し、清水寺を経由することにします。
円山公園もいつもとは違う表情です。じっくり撮影したいところですが、先を急ぎます。ここから清水寺までは約40分程度です。
ねねの道を黙々と進みます。
八坂の塔が見える頃のは吹雪のようになって来ました。
二寧坂に到着。この時点でかなり積もっています。
産寧坂を目指します。帰りにここで小学校の子たちがそりあそびをしてはりました。
産寧坂を登ります。この後、清水坂を進んでいきます。この通りが昔の五条通で清水寺の参道でした。
2017 雪の京都 清水寺
仁王門前に到着します。真っ白です。
普段とは全く違います。期待が高まります。
轟門付近の様子です。もうわけわからんことになってます。山水画の様です。時間は午前8時過ぎ、雪のせいで出足が遅れたのでしょうか、人影もまばらです。
本堂に向かいます。
危険防止のため、清水の舞台は封鎖されています。
途中、地主神社にお詣りします。大国様とうさぎも寒そうです。
さむいよ~
今までに見たことがない清水寺です。右の写真は子安の塔から本堂を見たところです。子安の塔とは、清水の舞台の正面に見える塔のことで、ここから本堂全体を見渡せます。
音羽の滝も空いています。貸し切り状態です。この水ってのんでいいんだっけ?、と思いながら杓ですくって頂きます。不思議なことにおなかの中から暖かくなってきました。この状態はこの後、一日中続きます。五臓六腑に染み渡るとはまさにこのこと。
下から見上げる清水の舞台もいつもとは違い、不思議な感じです。
三重塔を望みながら、清水寺を後にします。今回はここまで。続きは明日アップの予定です。ご期待ください。
予告編
ヤギ撮影隊は本日16日も市内各所を徘徊してまいりましたのでこちらも後日アップします。お楽しみに。つづきはこちらからどうぞ。