京都の雪景色
さて、前回は平安神宮から清水寺までご紹介しましたが、今回は八坂神社、北野天満宮、金閣寺、光明院、貴船神社のライトアップまでご紹介します。
京都の雪景色 八坂の塔~八坂庚申堂
清水寺を出発し、産寧坂に差し掛かるころには、日が差してきました。このまま晴れてとけてしまう危惧が頭をよぎります。
今まで何十回と撮影した八坂の塔も今まで見たことがない色合いです。
八坂庚申堂に到着。ここは絶対に雪に映えるとおもっていましたが、予想どおり。
境内にカラフルなものは「くくり猿」と言います。欲に縛られた猿を表わしています。このくくり猿に願い事を書いて、庚申堂に奉納すると、願いが叶うといわれています。
京都の雪景色 八坂神社
八坂神社に到着。神職の方がちょうど本殿に入って行かれるところでした。
雪化粧の美御前社。
これは大神宮社です。天照大御神と豊受大御神が祀れています。お分かりの方も多いとおもいますが、伊勢神宮と同じ構造です。ちょうど日が差してきました。
えべっさん前ではいい写真が撮れました。
えべっさんの雪は参拝者が払ったようですが、すぐ後ろの狛犬はほっかむりしたようになっています。
この後、バスに乗り、北野天満宮へ向かいます。
京都の雪景色 北野天満宮
11時頃、北野天満宮に到着します。この時点で降雪は再び勢いを増します。
今回、ヤギ撮影隊が北野天満宮に来たのは、雪の中の梅が撮りたかったからです。この梅は例年、1月明けくらいから咲き始めます。今年は恐らく元旦あたりから咲いていたのではないでしょうか。
これは雪が降る一週間前、1月8日に撮影した北野天満宮の梅です。実は京都の春は、1月の時点で既にして始まっているといって過言ではありません。
詳細は現在、作成中の北野天満宮の特集記事(今週末頃アップ予定です。)に譲りますが、この1月の初梅に始まり、2~3月の梅、北野桜、青紅葉、七夕、秋の紅葉にいたるまで、北野天満宮に於いては、我々は季節の只中にあることを実感できます。
これは現在の北野桜の様子です。市内で最も遅く咲く桜で、例年、4月半ばくらいがピークです。
一月の花、南天も雪に映えます。
さむいよ~
さむいよ~
これは影向松(ようごうのまつ)という御神木です。毎年、立冬から立春の前日までに初雪があると、天神さんが降臨し、詩を詠まれるという伝説があります。この日は硯と筆をお供えsる、「初雪祭」という神事が行われたはずです。(ヤギ撮影隊はこの後の撮影のために移動しました。)
撮影隊は北野天満宮を後にし、金閣寺を目指します。金閣寺へはバスで移動するのが、一般です。北野天満宮へのアクセスでもバスでの移動を推奨しています。
しかし、今回、ヤギ撮影隊は徒歩での移動に踏み切ります。今回のように人の集中が予想される場合、徒歩で行く、離れたバス停を利用する等の手段により、混雑回避、若しくは時間の短縮をおこなえることがあります。ただし、十分な土地勘がないとあらぬ方向にすすんでしまいますので、注意してください。
京都の雪景色 金閣寺
金閣寺に到着しました。吹雪いているところが撮れました。雪の金閣はやはり綺麗です。筆舌に尽くしがたいとはまさにこのことです。当日は券売り場に行列ができていて、入るのに時間がかかりました。行かれる方は早めに行かれたほうが良いでしょう。
京都の雪景色 光明院
ヤギ撮影隊は本日最大の目的地、東福寺塔頭光明院に到着します。ここと、後日御紹介します曼殊院は私が市内で最も気に入っている場所です。
スーパーヤギコンピュータの計算どおりに夕日が差してきました。夕日と雪が撮りたかったので大満足です。ここに来ると、我が国の文化的・社会的規範の核心となっているものの一部が理解できます。これに関しては後日投稿予定の光明院の特集でふれたいと思います。
光明院は窓越しの景色もきれいです。拙撮影で恐縮ですが、ご堪能下さい。
京都の雪景色 貴船神社
ヤギ撮影隊は本日最後の目的地、貴船神社に到着します。地名は「きぶね」ですが、「きふねじんじゃ」とよみます。雪の晩だけのライトアップです。幻想的です。この翌日は倒木により参拝できなかったようなので、この日にいっておいてよかったとおもいます。行けなかったかたは、こちらも拙撮影で恐縮ですが、ご堪能下さい。