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京都圓徳院のみどころ

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Overview

三面大黒天、ライトアップ、夜間拝観などの圓徳院のみどころ、共通拝観券の使い方、ねねちゃんのお話、アクセス方法などをご紹介します。

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圓徳院の歴史とねねちゃん

ねねちゃん

圓徳院は豊臣秀吉の正室、北政所様 a.k.a. ねねちゃんが晩年を過ごした場所を、没後、高台寺の塔頭寺院としたものです。秀吉の没後は、しばらく現在の仙洞御所の辺りに住んでいたようですが、朝廷から院号を賜った後、徳川家康の支援の下、高台寺を建立します。

高台寺湖月茶屋

高台寺の入り口に湖月茶屋という茶店がありますが、高台院湖月心尼という北政所様の院号にちなむものです。

高台寺建立に伴い、秀吉公とともに住んだ伏見城の化粧御殿という建物とその前庭を移築し、寺領地に自らの住まいを建てます。これが現在の圓徳院の起こりです。

関係する場所を整理しますと、豊国廟は秀吉公の公的な廟、高台寺は私的な廟、そして、圓徳院は北政所様の住まいとなります。その後、大名、禅僧、茶人などが足しげく訪れ、文化サロンのようになっていました。北政所様は1624年(寛永元年)に没するまでこの地に住まわれました。

北政所様没後の1632年(寛永9年)、兄の木下利房が当時の高台寺の三江和尚を開基(寺院の開設に際し、経済的支援をした人)とし、木下家の菩提寺として、圓徳院を開山します。

化粧御殿は幕末に焼失してしまいましたが、前庭は現在でも北庭として残っています。

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みどころ

長屋門

木下家歴代の藩主の墓が置かれた、屋敷となっていたため、正門は長屋門(陣屋や武家屋敷の門)になっています。(メインパソコンが起動しなくなったため、画像のバックアップを現在捜索中ですので今しばらくお待ちください。)

唐門 需要文化財

手水鉢

圓徳院の手水鉢

唐門をくぐってすぐのところのあります。秀吉公が西尾家(今川義元の親戚)にお世話になった御礼に贈った手水鉢です。

方丈庭園 (南庭)

圓徳院方丈庭園圓徳院の紅葉

唐門の先に方丈があります。秋の紅葉が綺麗です。実は高台寺の紅葉は年によってあたりはずれが激しいのですが、圓徳院の紅葉は毎年安定しています。

方丈

圓徳院松竹梅図襖

後述いたします、「禅体験ことはじめ」が行われます。現在は襖が新しくなっています。寺院の襖は古いものが多いなか、圓徳院では新品の桃山時代の装飾が体験できます。襖は一枚目が木下育雁作、「松竹梅図襖」、二枚目が、志村正作、「雪月花図襖」となっています。

圓徳院長谷川等伯襖

圓徳院と申しますと、長谷川等伯の襖が有名ですが、以前はこれが用いられていました。(ただし、レプリカです。)この襖については後程、改めてご紹介します。

北庭 (旧円徳院庭園) 名勝

圓徳院北庭

伏見城化粧御殿前庭(池泉回遊式庭園)を移築し、スケールダウンしたものです。その際に枯山水庭園にあらためました。北書院から見ることが出来ます。移築後、小堀遠州が手を加えたと伝えられます。

北書院ではご覧の通り、秀吉公と北政所様のお姿を拝見することが出来ます。北政所様は日膝をたてていますが、これは臣下であることを示すためです。

方丈から北書院に行く途中い宗旦狐という狐がいます。昔、東山に現れ、こっそり茶会に紛れ込んだりしていたそうです。

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長谷川等伯の襖絵

圓徳院長谷川等伯襖

この襖はもともと三玄院という大徳寺の塔頭寺院にあったものですが、明治時代の廃仏毀釈に伴い流失したものです。かつて三玄院住職の春屋宗園に等伯は襖絵をかかせてほしい旨懇願していましたが、修行の場には必要ないと許されませんでした。ある日、等伯は住職が二か月ほど留守中にすることを知ります。この機に乗じ、静止を振り切り、勝手に客殿に乱入、桐門を雪に見立て、一気に冬景色を墨で描き上げました。現在圓徳院にあるのは精巧なレプリカです。

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三面大黒天

三面大黒天

三面大黒天

三面大黒天とは、秀吉公が念持仏とした、毘沙門天、弁財天のお顔をお持ちの大黒様です。

圓徳院内に祀られています。

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夜間拝観とライトアップ

毎年、春、夏、秋に夜間特別拝観、並びにライトアップがあります。確か大晦日にもあったはずです。(いったことがないのでわかりませんが、高台寺と連動しているので恐らくあります。)いずれの時期もきれいですが、おすすめは秋です。高台寺は混雑していますが、圓徳院は紅葉の時期でもそれほど混雑していません。

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禅体験ことはじめ

昨年ころから始まったイベントです。通年ではありませんが、特別拝観に際して実施されます。

法話

住職の方のお話が聞けます。予約は不要ですので、気軽に参加できます。

座禅

方丈はいてすぐの部屋で行われます。時間制限などはなく、任意になっています。お香が焚いてあります。短時間でもやられてみると良いでしょう。こころが落ち着きます。

御茶席

北書院から北庭を望みながら、御茶を頂くことが出来ます。これだけ拝観料以外に500円がかかり、時間も10時半から16時までとなっています。

縫仏鑑賞(しゅうぶつかんしょう)

光ファイバーで縫われた仏様を鑑賞できます。

写仏

三面大黒天

先程申し上げました、三面大黒天様をご覧の用紙に書き込みます(筆ペンでなぞります。)。

写経

七仏通誡偈

こちらも筆ペンでなぞります。七仏通誡偈(しちぶつつうかいげ)という、お釈迦さま以前の6人の仏さまとお釈迦様の教えとまとめたお経)です。

五体投地

禅体験ことはじめ御朱印

もっとも丁寧な礼拝方法です。頭、両手、両膝を地面につけて行います。終了後、御朱印がいただけます。

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圓徳院へのアクセス

最寄りのバス停は東山安井バス停ですが、道路、並びにバスが混雑するので本サイトでは推奨しません。

JR京都駅から圓徳院へのアクセス

市バス4、5、17系統などに乗り、四条河原町バス停で下車し、徒歩で圓徳院へ。

東山安井バス停を利用する場合は、100、206系統を利用してください。

京阪から圓徳院へのアクセス

祇園四条駅から徒歩で圓徳院へ。

阪急から圓徳院へのアクセス

河原町駅から徒歩で圓徳院へ。

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圓徳院の駐車場

高台寺の駐車場を利用できます。圓徳院のみ拝観の場合、1時間、共通拝観券利用の場合2時間無料。

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共通拝観券の使い方

圓徳院・高台寺・掌美術館共通拝観券というチケットがあります。これを購入すると三者に拝観できるというものですが、高台寺の混雑回避に有効です。すなわち、高台寺の夜間特別拝観は例外なく大混雑し、入口でチケット購入の列ができます。これを回避すべく、昼間の内に、共通拝観券を入手し、圓徳院か掌美術館のいずれかを拝観しておき、夜になったら高台寺を拝観すると並ばずに済みます。

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圓徳院基本情報

正式名称 臨済宗建仁寺派圓徳院

本尊 釈迦如来

住所 〒605-0825 京都市東山区高台寺下河原町530

TEL 075-525-0101

FAX 075-561-2724

拝観時間 10:00~17:00(17:30閉門) ただし特別拝観時は除く

拝観料 大人 500円・中高生 200円

圓徳院・高台寺・掌美術館共通拝観券 900円

ウェブサイト 圓徳院公式ホームページ

 

所要時間 40分~



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