2026年最新
本年は開催は3月3日開催予定です。詳細は公式サイトの年中行事のところをご覧下さい。

公式サイトには記載がないので、現地で確認してまいりました。
- 期日・・・令和8年/2026年3月3日
- 場所 ひとまち交流館(下の地図上の赤い宇宙人)
- 参観券 3,000円 当日券のみ 200名限定
- 13:00~13:20 ひな人形について講話
- 13:20~13:50 ひな遊び実演 貝合わせ・投扇興など
- 14:00~14:40 ひと雛(リアルおひなさま)着付け(男雛は束帯 女雛は十二単)
- 14:50~ ひと雛勢ぞろい 天児の儀、官女の舞
- 16:00 終了 全員退出
- ももかざしまもり、ひな菓子ひちぎりの授与あり
- ひな遊び体験は13:00~16:00のあいだ別室で体験可能

ひとまち交流館てえのはいちひめ神社のすぐ近くにあんのよ。講話、ひな遊び実演、ひと雛なんかはその中のデカい部屋でやって、オレらが体験できるひな遊びは小さい部屋でやんのよ。

鳥居マークがいちひめ神社、赤い宇宙人がひとまち交流館だよ。
ひなまつりとは?
市比賣神社では例年、ひいなまつり(ひなまつり)が3月3日に行われます。ひなまつりのはじまりは、一説には、五節句の内の一つ、上巳の節句に行われた平安時代の貴族の遊びが転じたものとされています。ここでは御所を模した飾りつけなどを楽しんでいたようです。
これが形代に穢れを乗り移らせて川に流す行事と結びついたものと推認されます。現在でも、下鴨神社では、流し雛という行事が行われています。
ひいなまつり当日は、市比賣神社には「天児(あまがつ)」という人形が雛人形と一緒に飾られます。これは平安時代の貴族が、自らの子に降りかかる災難を代わりに受けるために、用いたもので、三歳ころまで、身に着けさせたものです。もともとは神事に用いられたものでした。『源氏物語』にも記述されています。
尚、当日は拝殿で天児(写真のものとは異なり、小袖を着ていないもの)をもちいた祈願を行うことが出来ます。

天児は夏越の祓や斎王代御禊の儀で用いられる人形(ひとがた)と同じ役割をしているよ。

祓っつーのは日本神話に起源を持つのよ。ヘビ文字でよかったら参照してくれ。
市比賣神社のひいなまつり
ひいなまつりとは?
ひいなまつりとは、毎年3月3日に市比賣神社から河原町通を挟んだはす向かいにある、「ひと・まち交流館」という会場で行われるひな祭りに関するイベントです。当日は、男雛女雛の着付実演、ひと雛、官女の舞、平安貴族の遊び(投扇興、双六、貝合わせ)、お茶席の接待などが行われます。こちらに参加するには3,000円が必要です。
また、市比賣神社でも雛人形の展示、天児まいりをすることができます。
男雛女雛の着付実演
男雛は束帯、女雛の十二単衣の着付けが実演されます。
ひと雛
他方、河原町通りを挟んではす向かいにあるひと・まち交流館ではひと雛と呼ばれる、リアルお雛様を目にすることが出来ます。この後、三人官女による、官女の舞や天児の儀が執り行われます。
すでにお気づきの方もおられるかと思いますが、女雛と男雛の位置が関東の雛人形とは逆になっています。これは京雛の特徴で、昔ですので、男性の方が地位が高いと考えられていましたので、地位が高い側 i.e. 左側に男雛がいます。なぜ左の方が地位が高いかと申しますと、南向きに建っている内裏からみて日が昇る方(左側)が地位が高い、ということになっていたからです。左大臣の方が右大臣よりも地位が高いのは同様の理由からです。
ひな段にリアル雛人形が勢ぞろいすると、雅楽の演奏が始まります。
引き続き、天児の舞・官女の舞が行われます。
投扇興(とうよきょう)
塗の箱を「まくら」、上に載っている扇を「蝶」と呼びます。手前にある扇を投げて、蝶を落とし、落ちた蝶を枕の位置関係から点数が出されます。
こんな風にして遊びます。親指ではじくようにして扇を前になげます。採点は源氏物語各帖になぞられてなされます。たいていは花散里(ばらばらなじょうたい)になります。(投げるのが難しいため)
盤双六
筒にサイコロを入れて、出た目の数だけ石をすすめ、先にゴールすると勝ちとなるそうですが、ルールが複雑でよくわかりませんでした。偶然の要素(賽の目)に左右され、射幸心をあおるので賭博のようなものらしく、家屋敷を失う人も多く、度々禁止令が出たそうです。
貝合わせ
はまぐりの貝殻は一組で同じ形をしている性質に着目した神経衰弱に似た遊びです。
内側には絵が描いてあり、同じ絵がかいてあるのではなく、一組の絵になっています。
なお、貝合わせと盤双六は京都市平安京創生館で体験できます。
お茶席
お茶席では「ひきちぎり」というお菓子がいただけます。昔、宮中で人手が足りない時に、もちを丸める暇がなかったのでひきちぎったことに由来するそうです。でんでん虫を模してあります。緑と桃色の二色がありましたが、桃色の方が人気でした。色を選ぶことはできませんでしたので、どちらがいただけるかは運次第です。
五節句
七夕とは五節句の一つで、日本古来の慣習と奈良時代に中国から伝わった慣習が混ざったものです。折角ですので、五節句につき、以下簡単にご紹介します。
七草の節句(1月7日)
七草を頂き、一年間の無病息災を願います。
この日、上賀茂神社では、白馬奏覧神事が行われます。七草については、白馬奏覧神事の投稿をご覧ください。


桃の節句(3月3日)
女児の健康を願う行事です。いちひめ神社の他、下鴨神社の雛祭りが有名です。

端午の節句(5月5日)
男児の健康を願う行事です。鯉のぼりをあげますが、菖蒲が刀に似ていることから、菖蒲の節句とも呼ばれます。
七夕(7月7日)
日本には古来、棚機(たなばた)という行事がありました。これは、乙女が着物を織り、神様に供えて、その年の豊作を祈り、穢れを祓うものです。
他方、中国には、庭に祭壇を設け、糸や針、布をはじめ、様々な品を供え、織女星にはたおりなど手芸の上達を祈願する、乞巧奠(きこうてん)と呼ばれる儀式がありました。
さらに、中国では、天の川を挟んで、裁縫の仕事を司ること座のベガ、農業の仕事の象徴するわし座の牽牛星が旧暦7月7日頃に輝きを増すことから、同日は年に一度のめぐり会いを象徴する日と考えられていました。この三者が混ざって現在の七夕になっています。
菊の節句(9月9日)
陰陽道に基づくもので、菊を浮かべたお酒をのんだり、菊の上にかぶせた綿からとった夜露で体をふくなどして、長寿を祝います。
市比賣神社のご利益 女人守護
市比賣神社の五柱の御祭神はすべて女神です。祀られているのは、多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)市寸嶋比賣命(いちきしまひめのみこと)多岐都比賣命(たぎつひめのみこと)の宗像三女神と、神大市比賣命(かみおおいちひめのみこと)、下光比賣命(したてるひめのみこと)です。
宗像三女神 a.k.a. 市寸嶋比賣命, 多岐都比賣命, et 多紀理比賣命のご利益
まずは最初の三柱から。この三柱は須佐之男命が天照大神と誓約(うけい。うらないの一種)をしたときに、刀をすすいで嚙み砕いたときにうまれ、須佐之男命の潔白の証明となりましたことから清廉潔白の象徴とされます。故に心身ともに清廉になれるというご利益があります。
また、歴代の天皇をお守りするように、天照大神から神勅(しんちょく。かみからの命令)をうけました。さらに、道主貴(みちぬしのむち)ともよばれ、道にかんする神様として、海上交通などの守護神として祀られています。このことから、良い方向に導いて頂けるというご利益があります。
さらに、市寸嶋比賣命(上の画像)は三柱のなかでもとりわけ美人だったため、心身ともに美しくなれるというご利益があります。
神大市比賣命のご利益
神大市比賣命はあまり耳になじみのない神様ですが、素戔嗚尊の二番目の妻で、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)の母神で市場の神様です。宇迦之御魂神とは所謂お稲荷さんのことです。このことから、豊穣や発展、商売繁盛などのご利益があります。
下光比賣命のご利益
これは調べてみたのですが一寸わかりません。大国主命と多紀理比賣命の娘とされています。良縁、安産、子授けなどのご利益があるといわれる所以でしょうか。
まとめ
上記に鑑みれば、境内におわします女神が先述のご利益を以て全力で女性を守ってくださると解することが出来ます。

安心してくださいね~
市比賣神社のご利益 女人厄除け
歴代の皇后からも崇敬され、皇后陛下勅願所とされていた経緯、また、皇后陛下「女人厄除け祈祷」を受けられたという事実から、厄除けの効果があります。
市比賣神社のハッピーカード守り
市比賣神社にはハッピーカード守りというお守りがあります。他の神社のお守りですと、既成のお守りを頂くのですが、市比賣神社のハッピーカード守りは自分の名前と有効期限を書いてもらえます。これらがかかれたカードをプラスチックでラミネートしていただけます。財布やカードケースにいれて携帯できるようになっています。
初穂料はカードのみは800円で、申込用紙に記載されている願い事一つにつき、1000円の初穂料を納めます。その後、約5~10分程度で完成します。このお守りは女優の羽田美智子さんという方が(すんまへん私は日本人なんですがテレビとか日本の雑誌を見ないのでよく存じ上げません。)、身に着けていたらいいことが起きて、ついには結婚できたと紹介しはったことで有名になったそうです。
お守りが効く・効かないという話題はよく取り上げられますが、ここでは上記のような客観的な証拠(といっていいんでしょうか)がありますので、

効くよ。
市比賣神社の姫みくじ a.k.a. 姫だるま
だるまさんのような形の人形におみくじが入っています。初穂料800円。おみくじを引いた後は、このだるまさんを持って帰えるか、後述の天之真名井に置いて帰るかします。
市比賣神社の天之真名井 a.k.a. 一願成就の井戸
天眞名井とは、『日本書紀』では、素戔嗚尊が先述の誓約を行った際、刀をすすいだ場所とされています。(ただし、公式サイトでは市寸嶋比賣命と表記されているので、市比賣神社では『古事記』に則っているようです。)
市比賣神社のにある天の真名井では約300年間、皇室で誕生の際には産湯として用いられました。洛陽七名水の内の一つに数えられます。
絵馬を奉納し、この水を頂いた後、祈ると願いが叶うとの言われから、「一願成就の井戸」とも呼ばれます。
先述の姫みくじを置いて帰るのもこの言われに基づくものと解されます。
市比賣神社の歴史
平安京には左京・右京に公設の市場(西市・東市)がありましたが、左京側の市場を守護神として、桓武天皇により、平安京遷都の翌年、795年に創建されたと伝えられます。このことから、元来は市場の神様として、商売繫盛のご利益がある神社ですが、後述いたしますように、御祭神がすべて女神であることから、女人守護・女人厄除けのご利益もあります。もともとは現在の西本願寺の辺りにありましたが、豊臣秀吉上洛後、現在の場所に移されました。
現在はご覧のように、マンションの一角を占めています。一枚目が道路から見たところ、二枚目が赤い屋根をくぐった先です。パティオの中に神社があるような感じです。鳥居の先に本殿があります。お守りなどは一枚目の写真の右側の入り口から社務所に入っていただきます。
市比賣神社へのアクセス

バス停が違うから気をつけてね。
JR京都駅から
市バス4、17、205系統に乗り、河原町五条バス停下車。降車後はバスの進行方向と反対側に進み、五条通りを渡って最初の路地を右に入るとすぐ。赤いバス停マーク。
京阪清水五条駅から
地上にでたら、五条通りを西にすすみ、河原町通りを下がって、最初の路地を右に入るとすぐ。青い電車マーク。
阪急河原町駅から
四条河原町バス停から、市バス4、17、205系統に乗り河原町正面で下車。オレンジのバス停マーク
市比賣神社基本情報
- 名称 市比賣神社
- 住所 〒600-8119 京都市下京区河原町五条下ル一筋目西入ル
- TEL 075-361-2775
- FAX 075-361-2776
- 参拝時間 9:00~16:30受付終了
- ウェブサイト 市比賣神社公式ホームページ
所要時間 20分~

駐車場はありませんよ~



























