新宮神社
後ほどご紹介しますが、貴船神社は明治以前は上賀茂神社の境外摂社でした。新宮神社には貴船神社の御祭神たる高龗神(たかおかみのかみ)という水の神様が祀られています。これは洪水などで貴船神社に参拝できないときに遥拝するために設けられたという経緯によります。普段は参拝できず、毎月第二、第四日曜日のみに参拝できます。
同日には、賀茂の舞と呼ばれる巫女神楽が舞われ、成就祈願をしてもらえます。
また、新宮神社の御朱印もいただけます。初穂料300円。
片岡橋 玉橋
片岡橋
片岡社の前にあります。ここは普段から通行可能です。
玉橋
普段は立ち入れないようになっていますが、特別の機会にはしめ縄が解かれますが、一般の参拝者は渡ることはできません。
須波神社 (重要文化財)
片岡社のすぐ隣にあります。生井神(いくいのかみ)、福井神(さくいのかみ)、綱長井神(つながいのかみ)、波比祇神(はひきのかみ)、 阿須波神(あすはのかみ)という五柱の神様が祀られています。これらの神様は平安時代の神祇官(太政官という今日でいう三権を統合したような機関のさらに上の機関)という宮中の祭祀を司る機関で祀られていた神々です。
楽屋(がくのや)a.k.a. 一切経楽屋 (重要文化財)
明治以前、神仏が習合していた頃に供僧方(僧侶)がつかっていた建物です。供僧とは神宮寺(神事を仏式で行う、神社に付属する寺院。上賀茂神社では、後述申し上げます渉渓園がある場所にありました)の僧です。今日では、いろいろなものの展示などに使われています。
渉渓園
先ほど申し上げましたが、神宮寺のあった場所です。かつて1182年より上賀茂神社で行われたいた、曲水宴を復活させるべく、昭和35年(1960年)に現皇太子殿下のご誕生を祝い庭園がつくられました。
曲水宴とは、庭園の中の小川ぞいに着座し、自分の前に杯が来るまでに歌を詠むものです。
曲水宴は現在では「賀茂曲水宴」と呼ばれ、毎年、4月の第二日曜日に開催され、前年の斎王代が奉仕します。
こんな風に流れてきます。