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時代祭2023:新選組など時代行列のみどころ

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2023年の日程

日付時間行事内容
10月15日13:00時代祭宣状祭平安神宮に於いて、行列の無事執行を祈願
10月21日10:00時代祭前日祭翌日の安全を祈願
10月22日7:00時代祭平安神宮に於いて、祭文を奏上
8:00神幸祭御鳳輦に御神霊をお遷し
9:00行列出発10:30に建礼門到着予定
10:30行在所祭建礼門前で神饌奉納、献花
16:00行列進発平安神宮に向け、出発
16:00大極殿祭並還幸祭平安神宮に於いて御神霊を御本殿に御遷し(見学不可)
10月23日10:00時代祭後日祭祭典の終了
七里ヶ浜親方
七里ヶ浜親方

一般に「時代祭」っつー時は赤字になってる行列のとこなんだけどよー、実際にはほかにもいろんな行事があんのよ。

たけちよ
たけちよ

変更になる可能性もありますので、ご留意ください。

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時代祭とは?

時代祭とは、葵祭、祇園祭とならぶ京都三大祭のひとつです。1868年に首都が東京に移ると、京都の衰退が懸念されました。そこで、今日でいう「町おこし」のような形で、平安神宮創建と平安遷都1100年を記念して1895年(明治28年)に始まりました。

平安神宮には平安時代の最初の天皇である桓武天皇と、最後の天皇である孝明天皇の二柱が祀られています。この二柱の御霊が、かつての住まいの京都御所から現在祀られている平安神宮まで、京都の様子を見ながら戻られる、という趣旨のお祭り(神事)です。この様子は時代行列と呼ばれ、時代祭のみどころとなっています。時代祭の全日程は10月15日から10月23日までの約一週間ですが、時代行列は長岡京から平安京に遷都された10月22日に行われます。

一番有名なのは、22日の時代行列で、これが時代祭と同義になっているかと思います。この時代行列の最大の魅力は参加者全員の衣装や工芸品が往時の製法により再現されていることです。これは、京都が首都であった約1,000年間の間に培われた技術を紹介することを意図しているためです。

行列は明治時代から平安時代までの各時代により構成され、時間を遡って、すなわち明治時代から平安時代に向かって進んでいき、最後に桓武天皇と孝明天皇の御霊を乗せた御鳳輦(ほうれん。天皇陛下の正式な乗りもの)を神幸列が率います。

日程等は変更される可能性があります。詳細は必ず以下の公式ホームページをご参照下さい。

[公式]平安神宮 | 京都三大祭 時代祭について
京都三大祭「時代祭」をご紹介しています。時代祭は毎年10月に行われる平安神宮の祭で、使用される衣裳や祭具は京都が千年にわたり培ってきた伝統工芸技術で作成された「本物」である為動く風俗絵巻と言われています
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時代行列 みどころと解説

概要

行列は明治維新から平安時代まで、時代を遡って進んでいきます。時代祭の一番のみどころはなんといっても、伝統工芸により忠実に再現された、衣装や祭具です。生きた歴史絵巻とも言われてます。京阪の出町柳駅にも時代祭の様子が絵にかかれています。

また、各時代の婦人列(ない時代もあります)は五花街で輪番で奉仕しています。ですから、後述しますように、地髪を結ってはりますし、和服を着慣れてはるので、歩き方が綺麗です。些細なことかもしれませんが、リアリティに寄与しています。

そして、時代祭の趣旨は、平安神宮の御祭神たる、桓武天皇と孝明天皇に現在の京都の様子を見て頂くことです。このため、桓武天皇と孝明天皇の御霊を御鳳輦という乗り物に移し、この御鳳輦を市内を巡幸させます。この御鳳輦が実際に動く様子はあまり目にすり機会がないかと思います。

名誉奉行

名誉奉行

京都府知事や門川市長さんが続きます。

明治維新時代

維新勤王隊列

維新勤王隊維新勤王隊維新勤王隊

丹波の国北桑田郡山国村(現在の右京区)の有志が山国隊を組織し官軍に参加したときの様子を再現しています。頭には黒熊(こぐま)白熊(はぐま)をかぶっています。後ろの鼓笛隊とともに行列を先導します。実質的な先頭です。

幕末志士列

時代祭2016  桂小五郎時代祭2016 坂本龍馬

写真は桂小五郎と坂本龍馬です。桂小五郎、西郷吉之助、坂本龍馬、中岡慎太郎、高杉晋作の順で進みます。

七卿落(しちきょうおち)

時代祭2016 七卿落

公武合体派の皇族、公卿と薩長が連動したクーデター、八月十八日の政変で失脚した三条実美らの公家が京都を追放され、長州へ逃れる様子を再現しています。雨の夜に出発したので、蓑を身に着けています。

江戸時代

徳川城使上洛列

時代祭2016 徳川城使上洛列時代祭2016 徳川城使上洛列

時代祭2016 徳川城使上洛列時代祭2016 徳川城使上洛列

時代祭2016 徳川城使上洛列時代祭2016 徳川城使上洛列

朝廷の儀式などの際に徳川幕府から送られた城使の様子です。時代行列の中で最大の規模を誇ります。

江戸時代婦人列

時代行列最初の婦人行列です。当時の華やかな衣装が目を引きます。これらの女性はかつらではなく、みな地髪を結っています。婦人列があるのは、江戸・中世・平安時代列のみです。

時代祭2016 和宮

これは和宮(かずのみや)。仁孝天皇の皇女で、江戸幕府第14代将軍徳川家茂の正室です。平安京最後の天皇、孝明天皇の(異母)妹にあたり、明治天皇のおばにあたる人です。「惜しまじな 國と民のためならば 身は武蔵野の 露と消ゆとも」と歌を残し、関東に下がりました。

時代祭2016 大田垣蓮月

この人は太田垣連月という江戸時代の女流歌人です。一時期は平安神宮のある岡崎にも住んでいました。富岡鉄斎に影響を与えました。

時代祭2016 中村内蔵助の妻時代祭2016 中村内蔵助の妻の侍女

黒い服の人が中村内蔵助の妻、華やかな服装の人はその侍女です。中村内蔵助とは、江戸時代の豪商です。その奥さんが衣装比べに臨んだ際、他の豪商の妻は派手な衣装でしたが、中村内蔵助の妻は侍女に豪勢な服装をさせ、自分は写真のように黒の打掛でのぞみました。これは中村内蔵助と交流のあった、尾形光琳のアドバイスによるそうです。

時代祭2016 吉野大夫

手前が吉野大夫という後の島原の大夫です。奥に見えるのは、出雲阿国です。



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