この記事の構成
- 1ページ目 龍安寺石庭の意味、枯山水の意義、「虎の子渡し」説、「15(不完全)」説、15個すべての石は見えないのか?、「心」説
- 2ページ目 石「五智如来」説、「十六羅漢遊行」説、「七五三」説、「カシオペア(星座)」説、「清少納言知恵の板」説、
- 3ページ目 龍安寺石庭の歴史と作られた時期の謎、築地塀の謎
- 4ページ目 誰が石庭を作ったのか?
- 5ページ目 石庭以外の龍安寺のみどころ
- 6ページ目 石庭の四季、アクセス、参考文献
このページのもくじはこの下にあります。
龍安寺の四季
春
春には庭園の向こう側に桜が咲きます。紅枝垂と染井吉野が咲きますが、同時に咲いているのはほんのわずかな間だけです。
散り始めの頃、青紅葉に花びらが舞う様がとても儚い感じです。
桜の他にも石楠花と木瓜がおすすめです。
夏
夏は空の色、日光の色合いが綺麗です、木々が緑一色に染まります。
秋
ご覧いただければお分かりかとおもいますが、様々な色を楽しむことができます。おすすめの場所の一つです。
これは方丈の裏側(つくばいがある側)ですが、ここも見事です。
冬
雪が降ると、白砂の上に雪がうっすらと積もって普段とは異なる表情を見せます。撮影中、日が差して来ましたが、この時点でもまだ雪は降っていました。奇跡のような光景でした。京都市内で雪が降るのは年に1日か2日ですが、機会があればぜひご覧になっていただきたいと思います。
龍安寺 四季のビデオ
四季の様子をスライドショーにまとめましたので、よろしければご覧ください。
龍安寺の基本情報
基本情報
- 名称:大雲山 龍安寺
- 住所:〒616-8001 京都府京都市右京区龍安寺御陵ノ下町13
- 電話:075-463-2216
- FAX:075-463-2218
- 公式ホームページ 龍安寺ホームページ
- 拝観時間
- 3月~11月 8:00~17:00
- 12月~2月 8:00~16:30
拝観料
大人 500 円 15歳以下 300 円
所要時間
1時間〜(石庭のほか、鏡容池周辺を含む)
パンフレット
色は二色ありますが、記載内容は同じです。
龍安寺へのアクセス
JR 京都駅から
市営地下鉄の京都駅へゆき、2番ホームから国際会館行きに乗ります。
今出川駅で降ります。
3番出口 から地上に出て、 烏丸今出川バス停から59系統に乗ります。
龍安寺前バス停 で下車します。
京阪祇園四条駅/阪急河原町駅から
四条河原町バス停から59番系統にのります。
龍安寺前バス停 で下車します。
参考文献
- Daisetz T. Suzuki, Zen and Japanese culture, Bollingen Foundation Inc., 1959
- 重森美玲(1965)『枯山水』河原町書店
- David and Michiko Young, The Art of the Japanese Garden, TUTTLE publishing, 2005
- 小野健吉 (2009)『日本庭園ー空間の美の歴史』岩波書店
- 今江秀史 (2020)『京都発・庭の歴史』世界思想社
- 中田勝康 (2020) 『全貌 日本庭園 象徴庭園から抽象枯山水へ』学芸出版社
- 杉本秀太郎・道浦母都子 (2009) 『新版 古寺巡礼京都〈33〉龍安寺』淡交社
- 細野透(2015)『謎深き庭 龍安寺石庭: 十五の石をめぐる五十五の推理』淡交社
- 小埜雅章(2016)『図解 庭師が読みとく 作庭記・山水并野形図』学芸出版社
- 重森美玲(2020)『重森美玲 庭を見る心得』
1は基本をなすので、ぜひ読んでみてくれ。ヘビ文字が苦手な人は日本語訳(『禅と日本文化』という書名)でも構わねえ。3と6は包括的な知識を得るには必須だ。2がおすすめなんだけど入手困難だけど、探せば出てくる。ここらへんをかましてからでねーと真実性を検証できねーはず。