この記事の構成
- 1ページ目 概説、天授庵、上賀茂神社
- 2ページ目 銀閣寺、蓮華寺、大河内山荘
- 3ページ目 永観堂、瑠璃光院、宝厳院
- 4ページ目 北野天満宮、実相院門跡、圓光寺
- 5ページ目 直指庵(現在拝観停止)、祇王寺、真如堂
- 6ページ目 三千院、東福寺、詩仙堂
- 7ページ目 清水寺、建仁寺、宝泉院、源光庵、西芳寺
このページのもくじはこの下にあります。
12位 直指庵(じきしあん)
直指庵のみどころ
直指庵ともうしますと、あまり有名ではないかもしれません。所謂穴場の一つです。ここは悩み多き人の間がひそかに訪れるところです。想い出草ノートというノートに様々な思いがつづられています。境内にはこのノートに綴った苦しみから救ってくださる想い出観音像が祀られています。境内には竹林があり、季節の花がささやかに咲いているなど、みどろこが沢山ありますが、特筆すべきは参拝する人がほとんどいないところです。IDEST、静謐が皆さまをお待ちしています。毎日拝観できるわけではありませんので、必ず公式ホームページで御確認の上、参拝なさってください。
静かにできる人だけ来てね
2023年4月現在、拝観が停止されています。
直指庵の青もみじ
ご覧のように、楓がとても低いところにあるのが特徴です。
発色も申し分ありません。
中はこんな塩梅です。
直指庵の紅葉
直指庵の紅葉は他の場所に比べ、かなり遅く見頃を迎えます。この写真は昨年の嵐山花灯路の初日に撮影しています。ご覧のように赤い楓をみることができます。
直指庵へのアクセス
大覚寺バス停から徒歩20分くらいです。要所要所に看板がでていますが少しわかりにくいかとおもわれます。タクシーで行かれるのが無難かと思います。大覚寺バス停までは、市バスは京都駅から28系統、四条烏丸から91系統です。
直指庵基本情報
13位 祇王寺
祇王寺のみどころ
祇王寺は元来、嵐山にあった往生院というお寺の境内にありましたが、廃仏毀釈の折に荒廃してしまいました。『平家物語』にも登場するお寺で、平清盛の寵愛を受けた白拍子が清盛の心変わりに起因して出家した尼寺としてつとに有名です。
祇王寺の青もみじ
祇王寺はの青もみじは陰影を楽しむにつきます。おすすめの時間は午後3時過ぎくらいからです。また、多様な苔をたのしむこともできます。小ぢんまりとしたところですが、陰影に特化して楽しみたい方にはおすすめの場所です。
祇王寺の紅葉
秋はヴァーミリアンや黄色がきれいなところです。若干乾いたような色合いが特徴です。
祇王寺へのアクセス
JR嵯峨嵐山駅、嵐電嵐山駅から徒歩で約30分くらいです。二尊院のさらに先にあります。二尊院ー祇王寺間は、若干道がわかりにくいので、お気を付けください。
祇王寺基本情報
14位 真如堂
真如堂のみどころ
真如堂は平安神宮の近くにある天台宗の寺院です。正式名称を真正極楽寺と言います。比叡山の高僧、円仁が唐から帰国するときに船の上に現れた阿弥陀如来を彫刻したとされる阿弥陀如来像が御本尊となっています。四季を通じて、参拝者が少なく、落ち着いたところです。後ほど詳らかにしますが、アクセスが難しい場所です。
真如堂の青もみじ
おすすめは本堂の裏手です。ご覧のようにトンネルのようになっています。6月になれば、東側にアジサイが沢山咲いています。
手水鉢にはいつも季節の花が活けてあります。写真はアジサイの季節のものですが、水の中の楓が涼し気です。この手水鉢に行けられた花はいつの季節も趣向を凝らしてあり、ヤギ撮影隊も年間を通じて足繫く通う場所の一つです。
現在、この三重塔は工事中で足場が組んであり、その姿を見ることはできません。昨年の写真でお楽しみください。左側に屋根がすこし見えていますが、手水舎のものです。
庭園は如意ヶ嶽を借景としていて、静かなところです。
真如堂の紅葉
紅葉の時期は混んでいますが、それでも他の場所に比べればだいぶ空いています。グラデーションが印象的なところです。
真如堂へのアクセス
真如堂前というバス停がありますが、ここから行こうとすると、確実に迷います。
当サイトでは、岡崎神社と東本願寺岡崎別院の間の細い道をすすんで、金戒光明寺経由で行くルートを推奨します。地図でご確認下さい。
バス停は岡崎神社前バス停です。32、93、203、204系統が停車します。
迷いたくないならこのルートで行けよ。