この記事の構成
- 1ページ目 概説、天授庵、上賀茂神社
- 2ページ目 銀閣寺、蓮華寺、大河内山荘
- 3ページ目 永観堂、瑠璃光院、宝厳院
- 4ページ目 北野天満宮、実相院門跡、圓光寺
- 5ページ目 直指庵(現在拝観停止)、祇王寺、真如堂
- 6ページ目 三千院、東福寺、詩仙堂
- 7ページ目 清水寺、建仁寺、宝泉院、源光庵、西芳寺
このページのもくじはこの下にあります。
18位 清水寺
清水寺のみどころ
いわずと知れた、京都一有名な寺院です。創建は8世紀と伝えられ、上賀茂神社などと並び、平安京遷都以前から存在する寺社仏閣の一つです。1994年に世界文化遺産に登録されました。御本堂の改修工事は現在終了しています。
清水寺の青紅葉
折角ですので、工事前の様子をご覧ください。工事は来年の春には終了予定です。現在は本堂全体に足場が組んでありますが、この状態で見ることができるのは今年が最後ですので、是非ご覧になられることをお勧めします。
夏になれば、ライトアップもあります。今年は8月14~16日に開催されます。
ライトアップ時は、足場を覆うシートから屋根が透けてみえるので、屋根の上の様子を垣間見ることができます。
清水寺の紅葉
有名ですので足繫く通われているかたもいらっしゃるかと思いますが、平生はこのような塩梅です。
足場はこんな風になっています。舞台からの眺めはこのようになります。
清水寺基本情報
清水寺へのアクセス
市バス四条河原町バス停、京阪祇園四条駅または清水五条駅、阪急河原町駅より徒歩約2~30分程度。最寄りバス停は清水道ですが、上記のバス停、駅の利用を推奨します。詳細は以下のリンクをご参照ください。
19位 建仁寺
建仁寺のみどころ
建仁寺の創建は1202年、日本最古の禅寺として知られます。国宝の風神雷神図屛風を有し、平生はそのレプリカが展示してあります。また、海北友松作の「雲龍図」などの襖絵もデジタル画で再現されています。境内には猪のお寺、禅居庵があります。
建仁寺の青もみじ
一枚目の写真が潮音庭(ちょうおんてい)と呼ばれる中庭です。境内いたる所に楓が植えられていますが、いちばんのみどころはここです。また、二枚目の写真の大雄苑(だいおうえん)という方丈前庭園も有名ですが、ここでは青もみじはあまり視界に入ってきません。この写真を撮影した場所から見て右側(西側)に植えられています。
建仁寺の紅葉
ご覧のように額縁庭園として楽しむのがおすすめです。市内では遅く紅葉する場所の一つです。
建仁寺基本情報
建仁寺へのアクセス
市バス四条河原町バス停、京阪祇園四条駅、阪急河原町駅から徒歩約10分。
市バス四条京阪、祇園バス停からそれぞれ約5分。
20位 宝泉院
宝泉院のみどころ
宝泉院は三千院の近くにある、勝林院の坊という僧侶の生活する場所だった寺院です。三つある庭園の一つには京都市の天然記念物となっている、五葉の松(ごようのまつ)という樹齢700年の松が鎮座しています。また、客殿の庭園は所謂額縁庭園となっています。大原で唯一ライトアップを行っているお寺です。
天井は所謂血天井で伏見城の遺構となっています。この天井の下にお茶席が設けられており、お茶をいただくことができます。この時、お茶と一緒にいただけるのが、若狭屋末則さん謹製のひとときというお菓子です。このお菓子がとてもおいしいので是非ご賞味ください。お店は一乗寺にあります。(最寄り駅は茶山)保存料等は使用していないようです。その日にいただかなければ、真に味わうことはできません。まさに京都でしか堪能できない逸品です。
よく買いにいくよ
宝泉院の青もみじ
一枚目が柱と梁を額縁に見立てた様です。庭園の名前は「盤桓園(ばんかんえん)」と言います。盤桓とは、先に進まずに逡巡するというような意味で、「去りがたい」という意味に拡張されるようです。右側の柱の先に水琴窟があります。
こちらは鶴亀庭園という庭園です。蓬莱山を模した景観になっています。
例年、4月末からゴールデンウイークにかけてライトアップが行われますご覧のように楓の奥にさりげなく竹林が配されています。このように、背景としての竹林がライトアップされている場所は以外と少ないものですが、宝泉院は天授庵とともに双璧をなします。
宝泉院の紅葉
一枚目が額縁庭園、二枚目が鶴亀庭園です。ごらんのように橙色の発色が見事です。
補足情報
本来はもっと上位に評価されるべき場所ですが、形式的には20位にしてあります。これは最後までご覧いただいた方へのプレゼントとするためです。とても静かできれいな場所なので、是非、参拝なさってみてください。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
宝泉院基本情報
宝泉院へのアクセス
大原バス停より徒歩約20分。
おまけ 源光庵
惜しくもランキング入りは逃しましたが折角ですのでおまけとしてご紹介します。源光庵につきましては、以下のリンクをご参照ください。
別格 西芳寺
西芳寺のみどころ
西芳寺は嵐山にある寺院です。1994年に世界文化遺産に登録されました。境内の庭園は上段、下段に別れていますが、拝観可能なのは下段の回遊式庭園です。120種類以上の苔があり、苔寺の名称でも知られています。他も日本で最初の龍門爆があること、また、現在のようにdevelopされる依然の態様の枯山水があることで著名ですが、これらは上段庭園にあり、拝観することはできません。
また、事前に申込をしなければ参拝することはできません。
詳細は以下のリンクをご参照ください。
西芳寺は最後まで読んでくれた人へのオレからのプレゼントだ。真摯な人だけ参拝してくれ。
西芳寺の青もみじ
西芳寺では青もみじそのものが主というわけではなく、苔に投影される木漏れ日を楽しむのがよいでしょう。
西芳寺の紅葉
紅葉はご覧のように発色は明瞭かつ繊細です。
西芳寺へのアクセス
JR京都駅から
京都駅前バス停C6乗り場から京都バス73系統に乗ると一本でいけますが、所用時間が約1時間程度かかります。混雑時には更に時間がかかりますので、ご注意下さい。
京都バス63/73系統で苔寺・すず虫寺バス停下車徒歩約5分。若しくは阪急嵐山線松尾大社駅から徒歩約30分。
西芳寺基本情報
京都の紅葉の様子
今年につきましては、今後、ランキング並びにビデオの作成を予定しております。現時点では昨年のものをご紹介します。本投稿のランキングに入っていない所も以下をご参照の上、青もみじをご覧になっていただければと思います。いきなり秋になって紅葉を見るよりも、青もみじの段階で見ておく方が愉しみが増えます。と申しますのも、今ご覧になっておくと、秋になった時青もみじの時の記憶が喚起されます。ここで、時間の経過と対比を味わうことが出来ます。さらに、年間をとおして、必ず訪れる場所を設けておくと季節の機微を感じることが出来ますので、この機会にそのような場所を見つけて頂くのもよいでしょう。