洛東の紅葉について
本投稿では、2020年の京都の紅葉対策として、永観堂、天授庵、銀閣寺、南禅寺、真如堂、金戒光明寺、詩仙堂、圓光寺、曼殊院、法然院、安楽寺、大豊神社、哲学の道、赤山禅院、金福寺の計16箇所の紅葉につき、それぞれの場所の紅葉の特徴、ライトアップの有無など、おすすめ情報を網羅的にご紹介します。
洛東の見頃は天授庵、南禅寺などが11月中ばくらいから、その他の場所は11月後半くらいから例年見頃に入ります。詳細は以下のリンクをご覧ください。ただし、これらはあくまで予想ですので、ご理解ください。
なお、京都のすべての紅葉を一覧したい方は、以下のリンクをご参照ください。
外出されるか否かは十分な情報を収集の上、ご自身で判断なさってください。本投稿、並びに本サイトは読者の皆様の外出を喚起・推奨するものではありません。見頃の時期はあくまで目安であり、例年変動します。また、本投稿内の記載事項は変更されることがありますので、ご注意ください。上記、並びに本サイトから起因する一切の不利益に対し、本サイトはいかなる責任も負いません。かならずご自身でご決断・確認ください。
永観堂(禅林寺)
庭園
おそらく京都一の紅葉の名所です。平安時代には和歌にも詠まれました。境内には約3,000本の紅葉が植えられ、「紅葉の永観堂」と呼ばれます。振り向いた姿の「みかえり阿弥陀」像が有名です。
永観堂の紅葉のみどころ、特徴は、色彩の只中に放り込まれるような感覚です。赤、朱色、緑、黄色など様々な色が楽しめます。
特筆すべきはグラデーションです。赤、黄、緑、桃色など、一気に押し寄せてきます。永観堂は「もみじの永観堂」とよばれますが、その意味がよくわかります。京都市内では最高峰です。おそらく国内でもここまでの場所はないかと思います。とにかく、永観堂の紅葉の美しさは常軌を逸していますので、写真を多めにご紹介します。
一番の見どころはここです。赤い宇宙人マークのところです。ここはイチョウともみじを同時に見ることができますが、イチョウが散るのともみじがの色づきのタイミングが年により異なります。昨年はご覧のように紅葉が色づく前にイチョウがちってしまいました。
上の四枚は一昨年の様子ですが、もみじがいちばん綺麗な時に、ちょうどイチョウが散り切りました。この状態ですと、イチョウがまだ水分を十分に含んでいて、発色が鮮やかです。このタイミングで見ることができるのがベストですが、うまく行くかはその年次第です。しかもちょうどこの時期に訪れることが出来るかは運次第です。ヤギ撮影隊は連日のパトロールの上、ベストのタイミングで突入しています。
次のおすすめは紫の宇宙人マークの所です。ここは赤が中心になります。
今ひとつのおすすめがオレンジの宇宙人マークのところです。この辺りはとても淡い色合です。
見頃は11月後半ですよ~
ライトアップ
ライトアップ時は入場時に列ができます。なるべく早めに行かれることを強くおすすめします。
永観堂ではライトアップも実施されます。夜間も昼間とはまた違った色合いが楽しめます。おすすめはお地蔵さんの前です。
一番のおすすめは方生池周辺です。水鏡に赤が際立ちます。
昨年は11月7日から12月6日まで、拝観料は600円でした。今年のものはまだ公式に発表されていません。わかり次第追記します。
ビデオで確認してくれ
永観堂基本情報
- 名称 山号は聖衆来迎山(しゅうじゅうらいごうざん)
- 正式名称 無量寿院禅林寺 (むりょうじゅいんぜんりんじ)
- 住所 〒606-8445 京都府京都市左京区永観堂町48
- 電話 075-761-0007
- FAX 075-771-4243
- ウェブサイト 永観堂公式ホームページへ
- 拝観時間 9:00~17:00(最終受付16:00)
- 拝観料 大人 600円 小中高校生 400円
- 所要時間 1時間~
永観堂へのアクセス
市バス5系統 南禅寺・永観堂道バス停より徒歩5分。
市バス32、93、100、102、203、204系統 東天王町バス停より徒歩10分。
5系統は南禅寺・永観堂道に止まらないものがあります。
注意 5、100、102系統は混雑するので避けた方が無難です。
東天王町、若しくは蹴上駅から行くといいぜ
天授庵
概説
天授庵は南禅寺開山無関普門禅師を奉祀する開山塔です。境内には小堀遠州作とも伝えられる枯山水庭園と池泉式回遊庭園があります。ライトアップ時には本堂、方丈を拝観することができます。天授庵の紅葉のみどころは枯山水庭園、書院南庭園、書院からみた南庭園に分かれます。
見頃は11月半ばですよ~
天授庵だけ少し早めです。
本堂前庭 (枯山水庭園)
ご覧のとおり、白砂の上に紅葉が落ちています。次にご紹介します、書院南庭園と同様に、天授庵の紅葉は散ったものを見るのがおすすめです。敷石の緑と砂の白、苔の緑との対比をご堪能いただければと思います。
もちろん、散る前もおすすめです。白砂を背景にオレンジと赤が映えます。できれば、紅葉しはじめ、最盛期と二回行かれるとよいかと思います。徐々に変化していく様子が綺麗です。南禅寺の三門も見えます。
書院南庭園(池泉式回遊庭園)
書院南庭園のみどころは池に散った紅葉の中を泳ぐ錦鯉です。これは他とは一寸違った風情です。錦鯉が泳ぐ庭園はたくさんありますが、ここまで紅葉が散るところはなかなか目にすることはできません。
ご覧のように多様な色彩を楽しむことが出来ます。特筆すべきは鏡です。水鏡が特に綺麗です。後ほどご紹介しますが、水鏡は天授庵、東寺、金戒光明寺が特に綺麗です。ライトアップ時はこちら側に来ることはできません。
書院
書院は普段は非公開ですが、ライトアップ時に拝観することができます。
ライトアップ時には全く異なった様相を呈します。
ライトアップ
天授庵ではライトアップも行われます。決して派手ではありませんが、紅葉の柔和な様子が楽しめます。とても温かみのあるライトアップです。令和元年/2019年の日程は11月15日(金)から11月30日(土)まで、時間は17:30~20:45までです。
天授庵基本情報
- 名称 瑞龍山天授庵
- 住所 〒606-8435京都市左京区南禅寺福地町
- 電話 075-771-0744
- ウェブサイト なし
- 拝観時間 8:40~17:00
- 拝観料 大人・大学生 400円 高校生 300円 小・中学生 200円
- 所要時間 30分~
天授庵へのアクセス
地下鉄蹴上駅より徒歩約5分