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- 概要
- 2021年8月初日の様子
- 実際の様子
- #1 自立しつつも呼応する生命と呼応する木々 / Autonomous Resonating Life and Resonating Trees
- #2 浮遊する、呼応する球体 / Floating, Resonating Spheres
- #3 自立しつつも呼応する生命の森 / Forest of Autonomous Resonating Life
- #4 具象と抽象 – 八島社と五重塔の狭間 / Abstract and Concrete – Between Hachiman Shrine and the Five-Story Pagoda
- #5 金堂の反転無分別 / Reversible Rotation in Toji Kondo
- #6 講堂に咲く増殖する無量の生命 / Proliferating Immense Life in Toji Kodo
- #7 呼応する木々 / Resonating Trees
- #8 瓢箪池に浮遊する呼応するランプ / Floating Resonating Lamps in the Hyotan Pond
- 東寺基本情報
- 東寺へのアクセス
概要
本稿では、2021年8月6日(金)~9月19日(日)に東寺で開催される夏のライトアップ「光の祭」につき解説申し上げます。
今回のライトアップの正式名称は「チームラボ 東寺 光の祭 TOKIO ーインカラミ」となります。これはチームラボのアートプロジェクトの一環で、”非物質的であるデジタルテクノロジーによって、建造物や場を物理的には一切変えることなく、場がそのままアートになる” プロジェクトということです。
本日は初日ですので、取り急ぎ、現地の様子をご紹介し、後日詳細につき解説申し上げます。合掌。
尚、春と秋のライトアップは以下のリンクをご参照ください。
2021年8月初日の様子
詳細はひとまず、ビデオでご覧下さい。
チケットですが、当日券と前売り券があります。当日券は現地で、前売り券は公式サイトかローチケで購入できます。
料金・期間と時間は以下の通り
- 平日・・・大人1,600円 小中学生600円
- 土日祝・・大人2,200円 小中学生800円(8月13~16日を含む)
- 2021年8月06日(金) ~8月19日(木) 19:00~21:00
- 2021年8月22日(日) ~9月4日(土) 19:00~21:00(8月31日まで。以降は未定)
- 2021年9月06日(月) ~9月19日(日) 19:00~
本日は初日でしたが、明日と明後日が雨の予報だったことも相俟ってか、アベックコロちゃん下最大の混雑でした。
秋の瑠璃光院を想起してみてくれ。
入口は大宮通りに面した慶賀門(交番横の門)です。通常ですと、この門の先は無料エリアで、五重塔や金堂、講堂のエリアが有料ですが、今回のライトアップでは、チケットがないと慶賀門の先へはいけません。(ただし、チケットを確認するのは門ではありません。)
慶賀門をくぐると検温所があり、手のひらで体温を測定します。その後、並んで食堂の前でチケットを提示します。
会場入り口は講堂西側付近(上記ビデオのたまごがあるあたり)ですが、チケット提示後、再び、列をつくり待機し、2~30人単位で進んでいきます。
その後は自由に行動できますが、一旦外に出ると再入場はできません。会場は暗いので地注意してください。
五重塔前にある瓢箪池の水鏡を期待されるかもしれませんが、夏場は表面が澄んでいないので、ご覧のような水鏡をたのしむことはできません。
夏場はよー緑のアレがいっぱいなんだ。あとマスクしてるとわかんねーかもしれねーけど、結構ク、
余計なことは言わないでね。
実際の様子
今回のライトアップ、「チームラボ 東寺 光の祭 TOKIO ーインカラミ」は東寺の境内に展開する7個の作品から構成されます。本稿では、入口から出口までの順路に則し、解説していきます。
尚、各作品ごとにご覧のような解説がありますが、暗くて見えにくいので、あらかじめ特設サイトをご覧になられてほうがよろしいでしょう。
#1 自立しつつも呼応する生命と呼応する木々 / Autonomous Resonating Life and Resonating Trees
受付を済ませた後、卵の形をした風船のようなものが大挙している場所に行きます。この卵型のものはovoidとの名称が付されているようです。
つーかよー、そもそもovoidっつーのはヘビ文字で「卵型のなんか」っつー意味だけどな。
「おうぼい(ど)」、若しくは「あうぼい(ど)」みたいに聞こえるよ。
これらは地面に縄のようなものを介してくくりつけられていて、時と共に、音を発しながら色やあかるさが変わるようになっています。触って揺らしたりすることもできます。
音は実際には近くのスピーカーからでてんだけどな。
#2 浮遊する、呼応する球体 / Floating, Resonating Spheres
奥にすすんでいくと、今度は卵ではなく、球体が宙に浮いています。先ほどの卵と同様に、色が変化します。
#3 自立しつつも呼応する生命の森 / Forest of Autonomous Resonating Life
ここでは先ほどの卵が密な状態になっています。これらは、後程ご紹介します、「瓢箪池に浮遊する呼応するランプ」や、「呼応する木々」との紐帯が擬制されています。
#4 具象と抽象 – 八島社と五重塔の狭間 / Abstract and Concrete – Between Hachiman Shrine and the Five-Story Pagoda
しばらくすると、五重塔が見えてきますが、塔の手前にある木々に網がかかったように光線が投影されています。これはその都度プログラミングにより、生成されているもので、プロジェクションマッピングなどのように、あらかじめ作ったものを再生しているのではないとのことです。
この次に紹介すんのもそうだけどよー、常に非ずってことだべ。
#5 金堂の反転無分別 / Reversible Rotation in Toji Kondo
冒頭のビデオでは、この後五重塔の映像になっていますが、ルートとしては講堂に行った後、五重塔に行き、瓢箪池経由で出口に行くのが順当かと思います。
境内は厳密ではない一方通行になっているよ。出口のところからもう一回境内に戻ることができるようになっているけど、一旦外に出たら、再入場はできないから気をつけてね。
ここでも先程と同様の方法で、講堂の壁面に植物の生涯が描かれます
ここでは、金堂の壁面に墨跡が投影されます。これは「空書」とよばれるもので、チームラボさんが設立以来、続けておられる、空間に書く書のことだそうです。
弘法大師とは関係ねーみてーだぜ。
金堂(こんどう/きんどう 東寺では「こんどう」)とは、御本尊が祀られている建物のことです。東寺では薬師如来像、脇侍たる日光菩薩像、並びに月光菩薩像が祀られています。
祇園社だったころの八坂さんと一緒だね。中には入れないから、外から手を合わせておこうね。コロちゃんに対するご利益もあるよ。
#6 講堂に咲く増殖する無量の生命 / Proliferating Immense Life in Toji Kodo
ここでも#4と同様にコンピューターのプログラムにより、講堂の壁面に植物の生涯が描かれます。
まーよーここでは、いろいろ思うところがある筈だから、各自実際に乱入してみてくれ。「無量」っつーのは「スゲエいっぱい」っつー意味だ。
講堂の内部には立体曼荼羅が配されていますが、残念ながら、今回の夜間拝観では参拝することはできません。
#7 呼応する木々 / Resonating Trees
五重塔に向かっていくと、先ほどの卵と同様に、木々に様々な色が投影されています。これらの光は先程ご紹介しました、#3の生命の森と呼応していると擬制されます。
#8 瓢箪池に浮遊する呼応するランプ / Floating Resonating Lamps in the Hyotan Pond
五重塔の前にある池は瓢箪池とよばれます。この池には「ランプ」が浮かんでおり、#3の生命の森と呼応していると擬制されます。
特設サイトやポスターでご覧になると、写真の例の撮影スポットのように見えますが、この場所からみてさらに後方にある池に浮かんでます。
東寺基本情報
今回のライトアップ時料金・期間と時間
- 平日・・・大人1,600円 小中学生600円
- 土日祝・・大人2,200円 小中学生800円(8月13~16日を含む)
- 2021年8月06日(金) ~8月19日(木) 19:00~21:00
- 2021年8月22日(日) ~9月4日(土) 19:00~21:00(8月31日まで。以降は未定)
- 2021年9月06日(月) ~9月19日(日) 19:00~
東寺へのアクセス
市バス: 東寺東門前、若しくは東寺道バス停
JR西日本: 京都駅
近鉄: 東寺駅