京都でみることができる桜
以下、代表的な桜を咲き始める順番にご紹介します。尚、不断桜のように秋や冬から咲いているものは除きます。
河津桜(かわづさくら)
京都で一番最初に咲く桜です。咲き始めは2月半ばから下旬で、約一月ほど咲いています。一条戻橋(晴明神社の近く)のものが有名ですが、東寺にも咲いています。他にも三条大橋の近くなに咲いています。
染井吉野
日本でもっとも有名な桜です。明治時代に日本各地に植えられました。クローンであることが判明しています。概ね3月末から4月の初旬に満開になります。(場所により異なります。)市内各地で目にすることができます。
八重桜
こちらの染井吉野同様にいたるところで目にすることができる馴染み深い桜です。
枝垂桜
市内各地で目にすることができますが、咲く時期は区々です。例えば、龍安寺には庫裏に入る前と、石庭の外側に枝垂れ桜が咲きますが、両者の咲く時期はずれています。
里桜
平安時代から植えられ始めた品種です。
大島桜
桜餅の葉はこの桜の若葉をつかいます。
藤袴のような香りがして、春にあって初秋を想起させます。
御車返し
里桜の一種で、一重と八重の花が同じ枝に咲きます。写真は地主神社に咲く、地主桜です。嵯峨天皇が行幸の折、一重の桜か八重の桜か確認するために車を引き返したことにより、このように呼ばれます。
他にも、御所の今出川御門のすぐ近くにある、近衛家別邸跡にも咲いています。ちなみに、私が知る限り、この近衛家別邸跡は青蓮院の前にある桜とともに、市内でももっとも早く桜が咲くところです。
山桜
染井吉野などに比べ、咲いている期間が長いのが特徴です。染井吉野が散ったあとでも楽しめます。
大沢桜
その名の通り、大覚寺の大沢池に咲いていた桜が源木になっています。大覚寺や仁和寺で目にすることができます。ご覧のように薄紅いろでとても綺麗です。オススメ
御室桜
これも里桜の仲間です。土壌に栄養分が少なく、根を貼ることができないので、ご覧のような姿をしています。その名の通り、仁和寺で目にするできます。市内で一番最後に咲く桜と言われていますが、実際には後述の北野桜が市内で最後に咲く桜です。御室桜は概ね、4月の半ばくらいに満開になります。
北野桜
北野天満宮にしか咲いていません。2016年に新種の桜であると発表されました。少しずつ色が薄紅色に変化していきます。例年4月の初旬に咲き始めます。オススメ
京都で桜と一緒にみることができる植物
梅
一部の梅は桜と同時に目にすることができます。例年、写真の北野天満宮の梅はだいたい4月くらいまで残っています。写真の梅は「紅和魂梅(べにわこんばい)」という梅で、菅原道真公を追って太宰府まで飛んでいった梅の木で、北野天満宮の御神木になっています。この梅が最後までのこっています。
雪柳
今年は雪柳もかなり遅れ気味です。桜を引き立てます。哲学の道や龍安寺がおすすめです。
桃
椿
木瓜
石楠花
ツツジ
写真は二葉つつじです。
このような一般的なツツジは桜の後に咲きます。
レンギョウ
百合
沈丁花
こぶし
青紅葉
この時期ですと、花を目にすることができます。
最初から赤いものもあります。