この記事の構成
- このページ 2023年最新、日程、葵祭概説:歴史など
- 2ページ目 斎王代詳細解説
- 3ページ目 路頭の儀:勅使代行列
- 4ページ目 路頭の儀:斎王代列、路頭の儀タイムスケジュール
- 5ページ目 社頭の儀@下鴨/上賀茂神社
- 6ページ目 日程:曲水宴、足汰式、流鏑馬
- 7ページ目 斎王代御禊の儀、歩射神事、賀茂競馬、御蔭祭
- 8ページ目 当日のタイムスケジュール、有料観覧席
- 9ページ目 御所、下鴨神社、上賀茂神社へのアクセス
- 10ページ目 2023年までの突撃レポート
このページのもくじはこの下にあります。
葵祭当日 5月15日 (雨天順延)
社頭の儀
行列が下賀茂神社と上賀茂神社に到着したときに行われます。非公開となっています。先ほど申し上げました葵祭の趣旨から、社頭の儀がその本質をなします。内蔵使が持っている御祭文を勅使(行列の勅使代とは別の人)が奏上し、御幣物(布)が奉献され、御馬を神覧に供した後、東遊が演じられます。上賀茂神社ですと遠目ですが東遊の様子を少しだけ見ることができます。この後、走馬の儀が執り行われます。
路頭の儀
葵祭最大のみどころです。平安装束に身を包んだ行列が京都御所から下鴨神社を経由して、上賀茂神社まで、総勢約500人・お馬さん約450頭・牛さん4頭、牛車2台、御輿が約8kmを約5時間かけて移動します。
葵祭 後儀
献茶祭 上賀茂神社 5月17日
1954年から斎行されている神事で、神前で、濃茶薄茶各一服奉献することにより、葵祭がつつがなく進んだことを祝います。境内には副席が設けられます。表、裏千家が隔年で奉仕します。
献茶祭 下鴨神社 5月21日
下鴨神社でも、同様に献茶祭が斎行されます。こちらは表、裏、武者小路千家が交代で奉仕します。
煎茶献茶祭 下鴨神社 5月28日
下鴨神社でのみ行われる神事で、小川流煎茶の家元が煎茶を神前に奉献します。
有料観覧席
葵祭の有料観覧席は、京都御所、下鴨神社、上賀茂神社の三か所にありますが、事前に購入する必要があるのは、京都御所、下鴨神社の有料観覧席です。詳細は京都市観光協会のホームページをご覧ください。上賀茂神社の有料観覧席は当日しか購入出来ません。
京都御所、下鴨神社の有料観覧席
京都御所(京都御苑)・下鴨神社参道
参考までに2018年のものをのこしておきます(線が引いてある部分)2023年はまなび席が下鴨神社のみ、料金が値上がりしていることにご留意ください。
一般席 2700円 全席指定でパンフレットがつきます。
- 一般席最前列 4,500円
- 一般席二列目以降 3,500円
京都御所のみ
葵祭学び席 5,000円 全席指定でパンフレットがつき、イヤホンの貸出があります。昨年から導入されました。
葵祭ロイヤルシート 7,000円 全席指定でパンフレットがつき、イヤホンの貸出があり、さらに京都御所記念グッズがつきます。席は簡易な雛段のようになっているようです。
有料観覧席は旅行会社向けの商品が昨年から発売されていますが、個人向けは3月下旬に情報開示、4月4日午前10時から発売です。詳細は京都観光Naviのサイトをご覧ください。
- 一般席最前列 4,500円
- 一般席二列目以降 3,500円
- まなび席(下鴨神社のみ)最前列 9,500円
- まなび席(下鴨神社のみ)二列目以降 8,500円
詳細は京都観光Naviのサイトをご覧ください。
上賀茂神社の有料観覧席
芝生のところ
一席 1000円 (例年の料金です。)11時半より販売開始。
こちらは座席指定はありません。パンフレットがもらえます。詳細は上賀茂神社のサイトをご覧ください。
入口で上のようなリボンがもらえます。これをつけていれば出入りが自由なので、境内を散策できます。例年渉渓園にお茶席が設けられていますので、のんびりできます。
弐の鳥居の中
5000円
観覧スポット
概要
まず、観覧スポットにつき概観します。
京都御所(赤い鳥居マーク)、路頭の儀(御所堺町御門ー下鴨神社南鳥居 地図上の赤い線)、社頭の儀(下鴨神社 地図上の緑の鳥居マーク)、路頭の儀(下鴨神社ー上賀茂神社 地図上紫の線)、路頭の儀(上賀茂神社 地図上水色の鳥居マーク)
全部で5か所の観覧スポットがありますが、これらすべての場所に於いて列の前の方で観覧することはできません。可能な観覧方法は移動時間の制約から以下の4つしかありません。
1. 五か所の内のいずれかで観覧
これが一番単純です。五か所のお好きな場所に何時間か前に到着していい場所で観覧します。特に路頭の儀(下鴨神社ー上賀茂神社間)は比較的空いているので、間近で見ることが出来ます。脚立を持っていくと良いでしょう。
2. いずれか2か所の組み合わせで観覧
この場合、早めに現地入りする必要性、並びに移動時間との関係から以下の3つに絞られます。この3パターンでしたら、ほぼ確実に観覧可能です。ただし、下鴨神社と上賀茂神社で観覧する場合、上賀茂神社での最前列での観覧は不可能とお考え下さい。
御所と上賀茂神社
御所と下鴨神社ー上賀茂神社間
下鴨神社と上賀茂神社
おすすめは鴨川沿いの紫の線です。相対的に空いています。ただし、アクセスが困難です。適当なバス停から歩く必要があります。
地下鉄の北大路駅から北大路を東に進んでいくと賀茂川にいけるぜ。
御所(京都御苑)
上の地図の赤い席が有料観覧席となります。おすすめの観覧場所・撮影場所は赤から緑の宇宙人マーク周辺です。
青い宇宙人マークから赤い宇宙人マークのところは待機所のようになっています。上の写真は待機中の牛車にウシさんをセットしているところです。
昨年は牛童(白い服の人に手を引かれている橙色の服をきた子供さん)がこの場所で観客の前でポーズをとったりしてくれました。
ここですと建礼門をバックに撮影ができます。
同時に御所の塀も背景にすることもできます。
下鴨神社
下鴨神社の場合、行列は糺の森の中の参道を進んでいきますが、有料観覧席を利用しないと参道近くにはいけないため、遠くから見ることになり、あまりおすすめはできません。見るなら有料観覧席を利用したほうた良いでしょう。なお、社頭の義は非公開です。
上賀茂神社
赤い線が有料観覧席です。 この有料観覧席は下鴨神社や御所のものと異なり、当日に購入します。上賀茂神社は葵祭に限らず、行事の際は日本語と英語の二か国語で解説してくれます。
上の写真の木の柵の向こう側が有料観覧席です。
平安時代の装束は葵祭のみどころの一つですが、上賀茂神社ですと、間近で見ることができます。ここはもしかしたら穴場なのかもしれません。
穴場に決まってんべ
路頭の儀
下鴨神社ー上賀茂神社間が比較的空いていてオススメです。
これは上賀茂神社の鳥居前ですが、歩くために畳んでいた衣装の裾を元に戻しているところです。こうした場面に遭遇することもできます。
次は移動手段だ。バスはつかうなよ。