この記事の構成
- 1ページ 2024年最新情報、見頃予想、アクセス情報、床紅葉などの紅葉
- 2ページ その他の紅葉のみどころ
- 3ページ 2023年、2022年の様子など
このページのもくじはこの下にあります。
その他の場所の紅葉
三門
ここが入口です。後程ご紹介しますが、入場制限があり、この門の前で少し待つことになります。その間に紅葉を見ながら待つことになります。庭園のアプローチで庭への期待をふくらませるようなものと考えれば、待ち時間も悪くはありません。
待ってるあいだに眺めればいいべ
山露地の庭
山門をくぐって書院に入る前の庭です。カエデが数十種類植えられています。地面の苔と紅葉、カエデの色がみごとです。これでまだ序の口です。
書院の近くにはせせらぎがあり、鯉が泳いでいます。かつては別荘、旅館だったことを想起させます。
新緑の時期に行ったら、スゲーでけー鯉がいたぜ。
八瀬の紅葉はご覧のように繊細な印象を与えますが、瑠璃光のものはさらに儚さが加味されます。
早く瑠璃の庭に行きたくてついつい足が早まり見逃しがちですのでお気を付けください。
みのがすなよ
書院
先程と写真が重複し、恐縮ですが、一枚目の写真が書院で、この中に入って行きます。中は一周できるようになっています。
その他の見どころ
青もみじ
床紅葉ともうしますと、秋の紅葉が有名かと思いますが、おすすめは、青もみじです。春の公開時にみることが出来ます。ご覧いただければお分かりかと思いますが、テーブルが本物の鏡のようです。近年、各所で青もみじが取りざたされていますが、瑠璃光院の青もみじは市内でも一、二を争う美しさです。比較してご覧いただくのも一興ですので、ここでご紹介します。
瑠璃の庭 一階から
先ほどの庭を書院の一階からみた様子です。
書院の一階には掛け軸などが飾られています。(季節により異なる)一枚目は聖衆来迎図、二枚目の写真はラピスラズリで、和名は瑠璃です。もちろん瑠璃光院の名前の由来にもなっています。瑠璃色とは七宝の一つです。七宝とは、極楽浄土を表わす色で、法華経では、金・銀・瑠璃・玻璃・しゃこ・真珠・まいかいの七色です。ここでは時期によっては、お茶席が設けられています。
尚、かつて、金戒光明寺の手水舎ではアフロアヒルさんの立体来迎図がありましたが、現在は行方不明です。
臥龍の庭(がりょうのにわ)
書院から隣接する建物にある庭で、石組と引いた水で天に昇らんとする龍を表わしています。
一枚目は「涅槃と地獄」というタイトルがつけられたレリーフです。彫ってあるのではなく、金属の板を裏からたたき出しています。二枚目は鳩摩羅什の軸です。
鳩摩羅什とは後漢の三蔵法師で、般若心経(正式名称は『摩訶般若波羅蜜多心経』)を漢訳しました。”色即是空 空即是色” (物質は空[くう。実態がないこと]であり、空が物質である, i.e. すべては実態がないという意味。)の部分が名訳として知られています。
釜風呂
瑠璃光院は八瀬という所にありますが、八瀬はもともと「矢背」よばれました。これは大海人皇子が壬申の乱で背中に負った傷をこの地の釜風呂)(蒸し風呂)で癒したことにちなみます。現在でも瑠璃光院の中にこの釜風呂が再現されています。ただし、入浴することはできません。
写経体験
入口で入場券と引換に、プラスチックの袋を貰えます。中にはパンフレット、写経セットなどが入っています。
階段を登ってすぐのところに写経をする場所があります。
右半分は、仏説無量寿経の一部で、仏が念仏する人を救ってくれるという内容、左半分は浄土論の一部で阿弥陀仏の本願力を信じる人は豊な人生を送れるという内容です。ボールペンは写経セットに含まれており、持ち帰ることが出来ます。