この記事の構成
- このページ 2024年最新情報
- 2ページ目 夏越の祓、くじ取り式など
- 3ページ目 長刀鉾稚児舞披露、神用水清祓式、鉾立など
- 4ページ目 お迎え提灯、神輿洗、お稚児さん社参など
- 5ページ目 前祭宵山
- 6ページ目 弓矢町武具飾、石見神楽など
- 7ページ目 前祭巡行、神幸祭、神輿渡御など
- 8ページ目 後祭宵山1
- 9ページ目 後祭宵山2
- 10ページ目 あばれ観音、還幸祭、疫神社夏越祭など
- 11ページ目 コロナ禍の様子(2022年、2021年、2020年)
このページのもくじはこの下にあります。
前祭 宵山 7月14日~16日 夕刻~
概観
各山鉾町では、お囃子の中、ほぼ完成した(ご神体や一部の懸装品などは当日に乗せます。)山鉾に駒形提灯に灯が灯され、会所で懸装品やご神体を見ることができたり、鉾に乗せてもらえたりします。例年、15・16日は歩行者天国になります。交通規制も施されます。恐らく、祇園祭で一番有名なものでしょう。16日が一番混みますので、ゆっくりご覧になりたい方は16日以外の日にお越しになると良いでしょう。
宵山は別名屏風祭とも呼ばれます。これは、山鉾町内の旧家などが屏風や書画を競って家の中を飾ったことにちなみます。
歩行者天国と各種交通規制
例年、交通規制が課せられるのは宵山期間中、15日と16日です。時間はおおむね18時から23時頃までです。2023年の開催は従前通りの規制になりました。2024年も同様と解されます。詳細は京都府警の該当ページをご覧下さい。
授与品、御朱印等入手の際は、可能な限り早い期日、時間に行かれるのが肝要です。
規制後の攻め方は前祭の投稿に記載しといたぜ。但し、御朱印やら授与品なんかは極力規制前に済ませて置いてくれ。
15日、16日は今年も祇園祭ごみゼロ大作戦が展開されるよ。今年は4種類のリユース食器と給水所が導入されるよ。給水所ではマイボトルのみ使用可で、給水所の場所は以下のリンクを参照してね。(2023年6月25日現在、記載なし)
上記の地図をご覧ください。赤い吹き出しが山鉾、青い線が歩行者天国、赤い線が歩行者に対する一方通行の規制です。拡大していただければお分かりになるかとおもいますが、矢印になっています。昨年は15・16日にこれらの規制が課せられます。例年、特に四条通以北の室町・新町通が大混雑します。白楽天山からスタートして室町通を上がって、蛸薬師までいったら、新町通を下がってくるのが良いと思います。
宵山の開始時刻
宵山の開始時刻ですが、厳密に決まっているわけではなく、「夕刻」から始まります。夕方くらいから始まるという意味です。宵山の時期の日没時間は19時10分くらいです。約一月前の6月10日ころとほぼ同じくらいです。
ちなみに、前祭と後祭の日没時間はほぼおなじですが、空の色は異なります。後祭の時の方が赤みがかっていて、空気にも夏の終わりが感じられます。上の写真は最初のものが7月の3日、後のものが23日に撮影したものです。違いがお分かりかと思います。
23日の方が切ねー感じがすんべ?
前祭 宵山のみどころ
前祭 宵山のみどころ1 屏風祭
宵山は別名屏風祭とも呼ばれます。山鉾町内の旧家や商家が所有する屏風や書画を家の中に飾り、お祭りにきた人に見せたことにちなみます。年によって違う家で開催されます。今年の情報が入り次第本ページでお伝えします。参考までに2018年のものを記載します。
- 紫織庵 紫の宇宙人マーク 14、16日 10:00~21:00 拝観料1000円
- 藤井絞株式会社 茶色の宇宙人マーク 14~16日
- 杉本家住宅(有料)オレンジの宇宙人マーク 15、16日 10:00~21:00
- 横山商店 緑の宇宙人マーク 14~16日 10:00~22:00
- 青木家住宅 青の宇宙人マーク 15、16日
- 平岡旗製造 オリーブ色の宇宙人マーク 16日
毎年ほぼ同じだけどよー
他にも一般のお宅で屏風みせてくださる所が何件かあります。詳らかには致しませんが、ご自身で探してみて下さい。四条より下に結構あります。ショーウインドウにさりげなく鉾の模型が飾られているようなところも沢山あります。
前祭 宵山のみどころ2 会所飾り
会所(山鉾の前にある建物だと思ってください。)では縣装品が飾り付けられます。
前祭 宵山のみどころ3 祇園囃子
前祭 宵山のみどころ4 鉾にのせてもらう
宵山期間中は鉾に乗せてもらえます。拝観券と購入すると、粽やその他の授与品をいただける鉾もあります。近年は女性が登れる鉾も増えてきました。ただし、長刀鉾は女性の方は乗ることはできません。
2024年に搭乗できる鉾は以下のとおりです。
- 長刀鉾・・・13日(13:00~22:00)14~16日(10:00~22:00)
- 函谷鉾・・・13日(10:00~22:00)14~16日(9:00~22:00)
- 鶏鉾鉾・・・13~16日(10:00~21:00)
- 菊水鉾・・・13~16日(10:00~21:00)
- 月鉾・・・13日(13:00~21:00)14~16日(10:00~21:00)
- 放下鉾・・・今年度よりなし
- 船鉾・・・13日(18:00~22:00)14~16日(12:00~22:00)
- 岩戸山・・・13日(20:00~22:00)14~16日(9:00~22:00)
前祭 宵山のみどころ5 授与品
宵山(前述のように一部の山鉾では鉾建ての日から)では、各山鉾では粽、手ぬぐいなどの授与品を入手することができます。おおよそ1000円〜です。特に人気なのが、長刀鉾(一番有名なため)、月鉾、蟷螂山(ここはTシャツが人気です)、保昌山の縁結のお守りなどです。例年、早くなくなってしまいます。狙っているかたは早めに行かれた方が良いでしょう。特に保昌山は一つだけ少し離れた所にあるので、最初に行かれた方がよろしいかと思います。また、函谷鉾は鉾立開始日もしくは翌日くらいから授与品の授与を受けることができます。(例年一番はやく開始されます。)
前祭 宵山のみどころ6 御朱印
宵山では期間限定の御朱印が授与されます。原則的にスタンプですが、布袋山の御朱印(最初のもの)は手書きしてもらえます。(毎年かどうかはわかりません)。四条傘鉾のもの(二枚目)はいろいと張り付けてもらえます。函谷鉾のもの(三枚目)がスタンダードなスタンプのみのものです。
専用の御朱印帖もあります。各山鉾や市内の書店で購入できます。宵山が始まる夕刻からは混雑しますので、なるべく昼間の内に集めておくことが肝要かと思います。ちなみに、私は宵山が前後に分かれる前に一日ですべての御朱印を約3時間程度で集めました。現在は二回に分かれていますので、余裕をもって集められると思います。現在のものはデザインが異なります。
社員をご覧いただければお分かりかと思いますが、各ページの右上に山鉾の名前が記載されています。このように各山鉾のページが決まっているので、もらい逃すことはありません。
前祭 宵山のみどころ7 人がいなくなった後の山鉾
これは一番のおすすめです。14と15日の9時半~10時過ぎくらいになると人が一気に減ります。(おそらく電車の都合)この時間帯、駒形提灯が消灯されるまで(おおよそ10時くらい)のわずかな間、駒形提灯をみるのがおすすめです。先ほど申し上げましたように、前祭は後祭に比べて賑やかですが、この時間帯だけは別で、とても静かです。喧騒の中から、いきなり静寂の中に放りこまれたような不思議な感覚を覚えます。ヤギ撮影隊もこの時だけは職務を忘れ、苛烈な日々の中の束の間の休息をとります。普段から喧しい日々をお過ごしの方には特におすすめです。四条通より下が特に静かです。もちろん四条通より上もおすすめですよ。また、完全に消灯した後もおすすめです。
前祭 宵山の屋台
祭の趣旨とは全く関係ありませんが、人気なのでご紹介します。屋台と言っても山鉾の種類の屋台(大船鉾など)ではなく、所謂出店のことです。出店がでるのは前祭のときだけです。後祭の時には出ませんのでご留意ください。
四条烏丸周辺に多く出店されます。特に烏丸通りに沢山出店されます。おおむね地図上の四角で囲った範囲に出店されます。近隣のトイレとコンビニの位置もしるしておきました。宇宙人マークがコンビニです。
ゴミは分別して捨てることが出来るように、ごみ箱が設置されます。
正しく分別してくださいね