この記事の構成
- 1ページ目 2024年最新情報
- 2ページ目 夏越の祓、くじ取り式など
- 3ページ目 長刀鉾稚児舞披露、神用水清祓式、鉾立など
- 4ページ目 お迎え提灯、神輿洗、お稚児さん社参など
- 5ページ目 前祭宵山
- 6ページ目 弓矢町武具飾、石見神楽など
- 7ページ目 前祭巡行、神幸祭、神輿渡御など
- 8ページ目 後祭宵山1
- 9ページ目 後祭宵山2
- 10ページ目 あばれ観音、還幸祭、疫神社夏越祭など
- 11ページ目 コロナ禍の様子(2022年、2021年、2020年)
このページのもくじはこの下にあります。
後祭 7月21日~23日
概要
前祭の宵山と異なり、露店が一切でません。静かな宵山です。派手さは全くありませんが、本来の祇園祭といった風情です。
歩行者天国と各種交通規制
後祭には歩行者天国、出店、歩行者の交通規制はありません。
宵山の開始時刻
後祭でも、宵山の開始時刻は、厳密に決まっているわけではなく、「夕刻」から始まります。
前祭との違い
前祭の宵山と異なり、露店が一切でません。静かな宵山です。派手さは全くありませんが、本来の祇園祭といった風情です。歩行者の交通規制もありません。
後祭の宵山 みどころ1 屏風祭
後祭のおすすめも夜になりますが、こちらは前祭と異なり、夕刻からがおすすめです。山鉾町の旧家や商家では家宝の屏風や書画などを展示します。これが宵山が別名「屏風祭」と呼ばれる所以ですが、後祭の場合、人出が少ないのでゆっくり鑑賞することができます。年によって違う家で開催されます。今年の情報が入り次第本ページでお伝えします。参考までに2018年のものを記載します。
- 篠田商事 オリーブ色の宇宙人マーク
- 大日家 青の宇宙人マーク
- (有)千梅 赤の宇宙人マーク
- 紫織庵 紫の宇宙人マーク
- 中川家 黒の宇宙人マーク
- 奥井家 黄色の宇宙人マーク
- 吉田家 緑の宇宙人マーク
- 藤井絞株式会社 茶色の宇宙人マーク
後祭の宵山 みどころ2 会所
概要
後祭は先祭ほど混雑しないので、ゆっくり見学できます。特におすすめの会所を個別にご紹介します。
2023年は北観音山のみ会所飾りは非公開
鯉山
黄河上流にあるといわれる、竜門を登り切った鯉は龍になるという中国の言い伝えに基づく、鯉が御神体になっています。この故事がよくご存じの登龍門の語源です。このことから立身出世のご利益があるといわれます。
八幡山
山の上に八幡山を勧進しています。御神体は応神天皇で、お社の中には騎馬像が安置されています。
会所内に展示されている屏風絵は、海北友雪(かいほうゆうせつ)作の「祇園祭礼図屏風」という作品で、デジタル復元されたものです。この屏風には浄妙山が確認できますので、恐らく後祭の様子を描いたものと思われます。祇園祭の屏風絵は多々ありますが、ほとんどのものは前祭を描いたもので、後祭のものはあまり多くありません。この点から貴重なものだと思うのですが、みなさんあまり気に留めていらっしゃらないようすでしたので、ご紹介します。
黒主山
歌人の大友黒主が御神体です。大友黒主は六歌仙の一人で、小野小町と宮中の歌合せで競ったことで有名です。
黒主山は前縣(上の龍)などの縣装品がとても鮮やかです。
これは黒主山の粽ですが、この桜の造花は前年に山を飾ったものを利用しています。
黒主山では会所で解説が行われます。このお話が面白いので、是非行かれることをお勧めします。また、黒を基調とした各種授与品もおすすめです。Tシャツがかっこいいです。他にも食べる粽も授与されていますのも特徴です。