この記事の構成
- このページ 2023年8月最新情報、運休情報、各地へのアクセス
- 2ページ目 乗降の仕方、なぜ乗りこなすことが難しいのか?
- 3ページ目 混雑するところ、路線
- 4ページ目 混雑するバス停、道路、自家用車の使用、混雑回避策
- 5ページ目 ダイヤ改正の履歴
- 6ページ目 主な観光地へのアクセスを個別に詳細解説
このページのもくじはこの下にあります。
市バスの乗り方1 支払い方法
料金の支払いは以下の方法による。
運賃は後払いである。後方のドアから乗り、前方のドアから降りる。
都バスのようにおつりが出るシステムではない。運賃(大人230円)を過不足なく運賃箱に入れる。両替ができるが、紙幣は1000円札しか利用できない。
尚、近年、市バスにはラインカラーというものが導入された。(たとえば河原町通は水色など)これらは、土地勘がないと混乱するため、利用の際には考慮しない方がよい。
JR京都駅烏丸口を出てすぐ右にバスチケットセンター(写真)がある。ここで市バスの一日乗車券等の購入が可能である。
また、地下鉄・バスなびという路線図や市バスの乗り方の解説が置いてあるので、これを入手するとよい。一日乗車券などは、A、B、C、D各乗り場にある自販機でも購入可能である。
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市バス一日券や地下鉄・バス一日券は矢印の左の販売機で購入できま~す。(写真は京都駅前バス停。原則バスの中でも買えますが事前の購入を推奨します。)
現金
本ページで紹介する場所(貴船・八瀬を除く)はすべて230円(大人)でいける。
市バスや京都バスは都バスなんかと違って、自動でおつりは出てこないよ。必ず運賃(均一区間内なら大人230円、こども120円)と同額のお金を入れてね。両替はできるけど、千円札と500円玉と100円玉と50円玉しか使えないよ。交通系のカードは1,000円チャージができるけど、事前にチャージしておいた方がいいよ。
万が一に備えて回数券を買っとくといいぜ。金券ショップで一枚から購入可能だ。
回数券
市内の金券ショップで一枚から購入可能。普通回数券が200円弱。
ハイシーズンに高台寺に行くなら、共通拝観券もついでにかっておくと便利ですよ~
市バス・京都バス一日乗車券
一枚700円。市バスと京都バスのほとんどの区間に1日何回でも乗ることができる。3回以上利用するなら現金よりこちらの方がお得。以前の500円の乗車券は金輪際使用不可。
京都バスで瑠璃光院(秋)や大原方面に行くときは途中から均一区間の外に出るので、追加料金が生じる。この場合、差額は現金でしか支払えないので注意。
瑠璃光院(春)や大原に行くときは一日券を使わずに、ICカード等で全額払ったほうがいいよ。清算が面倒だからね。
地下鉄・バス一日
1日用1,100円。 市営地下鉄と市バスに1日何回でも乗れる。優待特典付きのガイドブックが付属。
交通系ICカード
以下のICカードが利用できる。事前にチャージのこと。以前はバスの中で千円だけならチャージできた記憶があるが、京都市交通局のサイトでは「事前にチャージが必要です」と記載されているので、必ず事前にチャージすること。また、万が一に備え小銭、若しくは千円札を用意されたい。利用可能なICカードを以下、列挙する。
PiTaPa(ピタパ), ICOCA(イコカ), Suika(スイカ), Kitaca(キタカ), PASMO(パスモ), manaka(マナカ), TOICA(トイカ), nimoca(ニモカ), SUGOCA(スゴカ), はやかけん
市バスバスの乗り方2 乗車の方法
乗るとき
現在運行中の全てのバスは後ろの扉から乗り、前のドアから降りる。運賃は降りる時、運転席横の精算機を利用して支払う。
混雑時には、バス停でバスが数珠つなぎになることがある。この場合、先頭車両では前後のドアが開き乗降が可能である。ここで、2台め以降のバスでは前のドアが空き、人が降りてくる。この時、焦って乗り込もうとする人が散見されるが、2台め以降のバスはバス停手前では人を降ろすために前のドアを開けているだけで、乗ることはできない。先頭車両がバス停を離れた後、2台め以降が順次バス停に停車するが、このとき初めて乗車できる。
つまりよー、後ろに自分が乗りてーバスが止まってて、人が降りてきてても、そのままバス停で待ってれば必ず乗れるっつーことよ。後述する満員の場合は除くけどな。
尚、紅葉などハイシーズン時には、バスが満員になることがある。この場合、停車しても新たに乗客を乗せることができないため、バス停に停車しないことがある。
降りるとき
降りる時は付近にある降車をしらせるボタンを押す。バスが停車の後、前のドアに向かい、運転席横の精算機で清算する。
ハイシーズンなど、バスがすし詰めで前のドアまで行けない場合は、「ぎゃああああ後ろからおりますぅぅぅぅぅぅ」と叫んで、後ろのドアから降りて前のドアから中に入って清算できます。この場合、運転手さんの許諾を得てください。
新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっているが、京都で疫病にご利益があるのは八坂神社である。以下のリンクを参照されたい。
祇園祭の趣旨も疫病退散だからね。
京都市バスはなぜ乗りこなすのが大変なのか
上記のバスマップを参照されたい(すこし重い)。市内至るところに路線が張り巡らされている。京都の市バスは市内を縦横無尽に走っているので、路線図を見て乗り継いで行けばどこへでも行けるような気がするが、大きな間違いである。以下、理由を述べる。
路線によって本数が極端に異なる
一番多いものは約7分間隔で運行されるが、少ないものは一時間に一本程度であり、すべての路線の連絡がいいわけではない。また、おおむね19時を過ぎると、どの路線も本数が極端に少なくなる。また、夜は運行がない路線がある。例えば100番台系統は原則18時以降の運転はない(バス停による。最終のバスが当該バス停を18時台に通過する)。
乗り換えが困難
バスからバス
バスマップをみると、バスからバスを乗り継いて簡単に目的地に着けるかのように見えるが、これには大変な困難を伴う。例えば東京で地下鉄を乗り継ぐ場合、駅で乗り換えるので特に難しいことはない。ところが、京都の市バスの場合、交差点で乗りかえる必要性が生じる。交差点では3~8つのバス停がある。しかも、一つの系統のバスは原則、同じ名前のバス停で止まっても、行く方向が異なる(たとえば、四条河原町バス停から発車する203系統は西にすすむものと、東にすすむものがあり、バス停の場所は異なる。間違えれば、真逆の方向にすすむこととなる)。
間違えやすいのよ。逆方向だったら、まだいいけど、明後日の方向にすすんだ場合、戻って、更に正しい方向に行くのは大変だべ?予約なんかがあって時間が切迫してたりしたら冷静な判断なんか難しいーんじゃねーの?
故に、主要なハブ以外での乗り換えは避けた方がよい。以下、乗り換え可能なバス停を列挙する。
京都駅前 四条大宮 祇園 三条京阪前 四条烏丸 北大路バスターミナル 四条河原町(ただし、バス停が8個あるので、できれば避けること。必要性はあると考えられるので、一応記載する。)
ただし、以下の全ての条件を満たす場合、ハブ以外でのバス停での乗り換えが可能である。
- バスを降りた瞬間に自分が向いている方角がすぐにわかる。
- 同様に、当該場所からみた目的地の方角が一瞬でわかる。
- さらに、自分がいる場所と目的地が地図で確認しなくても地図上のどこかにあるのか、考えなくてもわかる。(例えば、今堀川丸太町にいるので、これから行く二条城はすこし下がればいいとわかる)
- 1~3を考慮の上で、複数あるバス停のいずれを利用するか判断できる。ただし、この判断は間違っていても構わない。なぜなら、目的地とは別の方向に向かうバスがあるからである。(例えば、銀閣寺道バス停から見て京都駅は南にあるが、西に向かって進んでいく17系統で行くことが出来る。もちろん南にすすむ5系統でも行ける。)
- 当該バス停に行き、自分の判断が正しいか確認できる。(バス停には系統と行き先、当該交差点のバス停の位置が書いてある。)
バス⇔電車
バス停と駅間の乗り換えはさほど困難を伴わないこと、また、利用しないわけにはいかないので、利用は推奨される。