この記事の構成
- 1ページ 2025年3月最新情報、混雑回避策、各地へのアクセスなど
- 2ページ 2024年6月ダイヤ改正(観光系統等の増設)による混雑回避策
- 3ページ 乗降の仕方、なぜ乗りこなすことが難しいのか?
- 4ページ 混雑するところ、路線
- 5ページ 混雑するバス停、道路、自家用車の使用、混雑回避策
- 6ページ ダイヤ改正の履歴
- 7ページ 主な観光地へのアクセスを個別に詳細解説
このページのもくじはこの下にあります。
2024年6月ダイヤ改正による混雑回避策
概説
今回のダイヤ改正は6月1日より施行されました。post-covidの観光客数増加に対処するもので、”日常利用を中心とした市民生活と観光の調和”が企図されています。
右の趣旨に鑑み、以下の観光系統の強化が図られます。
- 観光特急バスの新設
- 楽洛ラインの増設
観光特急バス 100・101系統
10月最新
観光特急、洛々ラインは土休日のみ運行です。殊に100、101系統は本数が多いので顕著な混雑は回避できます。故に、東山方面(三十三間堂、清水寺、高台寺、八坂神社、平安神宮、銀閣寺、哲学の道など)は100番台の利用が可能です。

100番台は平日の運行はねーからな、わりーけど。
共通事項
- 運転は土休日のみ(日中最大1時間に4本)
- 前のドアから乗車し、運賃は先払い
- 運賃は大人500円、小人250円(現金、ICカードなどは利用可 回数券は使用不可)
- ただし、地下鉄バス一日券の利用は可能
- 京都駅前バス停D1乗り場から乗車
- バスの前面(赤い丸)には”観光特急”と赤字で記載、系統番号(青い丸)はEX100/ EX101と記載される。

赤字のとこは特に注意してくれ。あと、EXはformerじゃなくてEXP(express)の意味だから注意してくれ。

赤い丸がD1のりば、青い丸がD2のりばだよ。
観光特急バス100系統(楽洛 清水寺・祇園・銀閣寺ライン)
京都駅前~五条坂(清水寺)~祇園、美術館・平安神宮前~銀閣寺前で土休日のみ運行。
観光特急バス101系統(楽洛 清水寺ライン)
京都駅前~五条坂(清水寺)
楽洛ライン
102 楽洛金閣寺・銀閣寺ライン
北大路バスターミナル~金閣寺道~銀閣寺道~錦林車庫前で土休日のみ運行

ダイヤ改正前の金閣寺と銀閣寺間の移動は204系統が担っていましたが、本ラインにより、右の混雑が解消されています。
105 楽洛 金閣寺・銀閣寺ライン
京都駅前~四条河原町~岡崎公園 美術館・平安神宮前~銀閣寺前で土休日のみ運行
106 楽洛 東山ライン
京都駅前~五条坂(清水寺)~祇園~三条京阪前で土休日のみ運行
106 楽洛 東山ライン
北大路バスターミナル~金閣寺道~大覚寺~嵐山でゴールデンウイークと秋の繁忙期に運行
その他増便など
- 循環系統の増便 206、並びに207は平日日中は7~8分間隔で運行
- 5系統など幹線系統の増便と番号の変更
- 17系統は京都バス同系統との混同を避けるため7系統に変更(ルートは変更なし)
- 46系統の増便
- 12系統の増便
- 観光特急バス、105系統の新設、5系統の増便により、殊に混雑する清水寺から銀閣寺に至る路線が増便されるので混雑緩和にオニのように寄与しています。
- 46系統の増便により、平安神宮へのアクセスが容易になっています。
- 12系統の増便により、清水寺~金閣寺間のアクセスが容易になっています。
- 循環系統の増便に伴い、205系統(京都駅から金閣寺まで一本で行ける)も増便されますが、京都駅から時間がかかること、また、途中の道が混雑していることから、引き続き地下鉄で北大路まで行き、そこから205系統の利用が推奨されます。

詳細は以下の交通局のリンクを参照してね。

2024年6月ダイヤ改正検証
100番台の観光系統の増設により、土休日の清水寺方面の混雑が著しく緩和されています。写真は9月29日(日)の京都駅前バス停D1乗り場に101系統が到着したところの様子です。矢印は待機列最後尾を示します。待っていた人は15人程度、全員乗ることができました。
101系統は午前中のみの運行ですが、15分に一本、100系統は午前中は15分に一本、206系統は約8分に一本の運行体制となっており、現在は待たずに乗れるようになっています。本格的な紅葉シーズンが始まる11月なかばまではこの状態がつづくものと予想されます。


京都駅に向かうに際し、100番台が通るルートを通ってきましたが、車内は空いていました。特に京都駅に帰る車内はかなり空いてます。京都駅~清水寺・祇園方面が一番混雑するルートですが、清水寺や祇園に着いてからは三々五々目的地に向かうからです。これが清水寺が常に混雑している理由であると解されます。

兎に角、いの一番に清水寺を目指す傾向があるみたいだね。金閣寺もみんな絶対に行くはずだけど、清水寺みたいに混んでないのは、一気に人が押し寄せないからだと思うよ。
尚、平日は、5系統の混雑が若干緩和されていますが、206系統が引き続き混雑しています。五条坂(清水寺の最寄りバス停)から京都駅方面行き満員で乗れず、一台やり過ごしましたが、次に来たバスは空いていました。

いいタイミングなら空いてることもあんのよ。人出も少しだけ落ち着いてきてるからな。
他方、京都駅から清水寺方面行きの206は混雑気味です。赤い矢印が待機列最後尾です。
バスが何台か来ると、最後尾(矢印の所)は移動しますが、すぐまたもとに戻ります。赤い円がバス停です。鉄道(JR奈良線から東福寺で京阪に乗り換えて清水五条駅下車)の利用が推奨されますが、オニのように暑いので、清水五条~清水寺間は修羅場が予想されます。若干の混雑緩和に鑑み、20分くらい満員のバスに耐えられる方は206に乗っていただいて構いません。

混雑か暑さかどっちを我慢できるかだね。上の写真の屋根のところにはミスとシャワーがついてるよ。

いまは相対的に空いてて、気候も心地いいからよー、各自の興味に従って攻めてみるのがおすすめだ。枯山水攻めるとかな。ただ昼間は結構暑いけどな。年間の混雑の様子は以下を参照してくれ。


殊に清水寺は通年で混雑していますので、以下をご参照の上、混雑を回避してください。

2025年2月
先月から引き続き観光客数の少ない月ですので、休日の観光系統も空いていました。但し、平日の5系統、205、206は混雑気味と先月と同程度の混雑でした。
2025年1月
相対的に観光客数が減少する月ですので、観光系統も空いていました。5系統などは若干の混雑がありました。205、206は混雑気味でした。
12月史上最大の修羅場
あと30分程度で日付が変わりますので更新します。写真1枚目は11月30日午後2時くらいの様子です。赤い円がD1乗り場(観光特急)、青い円がD2乗り場(206系統など)の待機列最後尾です。これまでのハイシーズンですと、D2乗り場の最後尾が赤い円の辺りに来ていました。
他方、2枚目は11月23日の様子です。ほぼ同じ状態に見えますが、30日は二列、23日は一列に並んでいます。しかも30日の写真は午後2時の状態でバスに乗る人が落ち着いてくる時間です。例年に比べ、紅葉シーズンの観光客数の著しい増加が看取されますところ、観光特急がなければ史上最大の修羅場が惹起されていたと考えられます。
11月紅葉シーズン突入後
午前9時半くらいの様子です。赤い円がD1乗り場(観光特急)、青い円がD2乗り場(206系統など)の待機列最後尾です。これまでのハイシーズンですと、D2乗り場の最後尾が赤い円の辺りに来ていましたところ、観光特急が混雑の緩和に著しく寄与していることが看取されます。

もし観光特急がなかったらよー、D2の最後尾は画面左の方にはみ出してるはずなのよ。あと、D2も206が増便されてこの状態だからな。去年よりも人は増えてんのよ。全体で夏休みの由比ヶ浜の2兆倍くれえだ。2兆YGH

2倍くらいだよ。
駅前バス停のD2のりば、午前8時過ぎの様子です。最後尾は矢印のところです。この状態ですと、観光系統がなくても206だけで十分捌ききれる状態です。
目下、休日は観光特急100、101系統がなんとか捌いている状態です。来週末以降は観光客数が飛躍的に増加します。当該系統が新設されて以来、初めてのハイシーズンを迎えますところ、この状態が継続するかは予測できません。
11月紅葉シーズン前
残すところ後三週間程度で6月のダイヤ改正後、初の修羅場を迎えます。後述いたしますように、この改正には目下、オニのような実行性があり、相対的に観光客数が少ないことも相まって、休日は以前の改正前のような混乱はいまのところありません。
他方、平日は5系統や200番台の循環系統が混雑気味です。これらの系統は旅行者のみならず、市民の足としても機能していることによります。
現在の観光客の国内外比は約1:9程度ですが、紅葉シーズンには少なくとも3:7程度にはなり、母集団の数が増えますので、相当な修羅場が予見されます。

なんかよー、post-covidの紅葉シーズンは年を追うごとに海外からの客人が増えてんのよ。今年もがっつりくるんじゃねーかなー。国内の人も当然来るはずだから去年よりもたくさん来るんじゃねーの?たぶんよー。
混み始めるのは今月半ば以降だ。
本紅葉シーズンに於ける100番台の観光系統の混雑緩和への実行性は明白ですが、その寄与度は目下予見できません。

初の修羅場だからね。ただ、例年のような混雑は避けられるような気がするよ。どれだけ人が来るかによるけどね。
9月
現在相対的な閑散期にあります。休日は100番台の観光系統、5系統、清水寺に向かう203、206などの循環系統の利用が可能です。但し、平日は観光系統が運行されないため、5系統、清水寺に向かう203、206などは混雑しますので、本稿をご参照の上、混雑を回避してください。
8月
ダイヤ改正から一か月経過しましたが、観光系統が運行される週末、祝日は混雑が緩和されており、5系統、東山方面に向かう203、206などの循環系統は以前のような混雑は見受けられません。205系統は混雑気味です。他方、平日は5系統、循環系統は混雑気味です。
7月
本日検証してまいりましたが、清水寺方面に向かう系統が新設されたこと、また、206系統が増便されたことから、混雑が著しく緩和されています。
また、楽洛系統の新設、循環系統の増便により、5系統、循環系統の混雑も緩和されています。

土休日は清水寺・祇園方面は100、101、206を利用してもらって構わねえ。あと、105ができたおかげで、5系統の混雑が緩和されてるから、平安神宮・銀閣寺方面は5、7(旧17)、105系統のうち空いてるものにのってくれ。ただし、平日は次の必修事項を参照してくれ。