八坂神社 摂社 美御前社のご利益
次にお詣りして頂きたいのが、美御前社(うつくしごぜんしゃ)です。祇園祭や八坂神社の記事でもご紹介していますが、八坂神社は明治以前は感神院/祇園社というお寺でした。現在とは摂社などの位置が異なります。例えば現在の大神宮社(美御前社の右となりのとなりのとなり)のある場所付近には多宝塔が建っていました。他方、美御前社は少なくとも18世紀にはこの場所にありました。
写真をご覧になればおわかりかとおもいますが、お社の前に鳥居がありますね。八坂神社の境内に入るときにも鳥居をくぐりましたが、お社の前にも鳥居があることがあります。ここでも鳥居をくぐるときは一礼してください。
ここに祀られているのは、美御前という神様ではありません。市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)、多紀理比売命(たきりひめのみこと)、多岐津比売命(たきつひめのみこと)の三柱が祀られています。
この三柱の神様は、素戔嗚尊が天照大神と誓約(うけい。占いのようなもの)を行った際に生まれ、素戔嗚尊の潔白の証明となりました。このことから清廉さの象徴とされます。
また、市杵嶋姫命はとりわけ美人だったところから美の神様として知られています。女性や美容関係の方に人気です。
そこで、この三柱が祀られる美御前社には、清廉(心が清らかなこと)、並びに心身の美しさというご利益を得ることが出来ます。
そして、美御前社の前には「美容水」という湧き水があります。これは飲用水ではありませんが、肌に2、3滴つけると美しくなれるそうです。よく顔につけてはる人を見かけますが、「肌に」つけると立て看板にかいてあるので、手などにつけても大丈夫ですよ。
尚、舞妓さんが参拝してはる云々と耳にしますが、実際に上のような服装でお参りしてはることはまずありません。(洋服でお参りしていることはあります。歩き方でわかるので探してみるのも一興です。)
うそはよくねーべうそはよー
市杵島姫命のご利益を頂戴したい方は、北側参道にある厳島社に御参拝なさるとよいでしょう。本殿裏手の参道にあります。
お待ちしてま~す
次は縁結びで有名な大国さんと願掛けうさぎだよ。