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#3 光明院
波心庭/虹の苔庭
光明院はあまり有名ではないかもしれませんが、京都屈指の枯山水庭園の一つです。庭園は20世紀の作庭家、重森三玲の作で、「波心の庭」と言います。これは、禅問答に基づくものです。「仏教とは何か」との問いに対する、「心が澄んでいれば、水面に写る月のように仏心が浮かんでくる」という答えから来ています。
他方、波心庭は「虹の苔寺」とも呼ばれます。重森三玲は苔の使い方に機微に飛んでいます。写真は州浜を表していて、厳しい波が打ち寄せる様子が描かれています。庭園には合計75個の石がありますが、そのうちの9個は釈迦三尊、阿弥陀三尊、薬師三尊を表現しています。詳細は後程ご紹介いたしますリンクを御参照ください。庭園は秋の紅葉シーズンを除けば、とても静かなところです。瞑想(リンクでは他のことをご紹介していますが、)や、自然を感じるにはよいところです。
桜の季節の波心庭をご覧ください。
光明院では日本の家屋が自然ととても近くにいることができる構造を有していることが実感できます。単に障子が外せるということにすぎませんが、これは壁で内と外を区切る構造の対極をなします。日本の場合は内と外を峻別せず、両者は連続しています。
光明院では襖と梁を用いて、額縁庭園をたのしむことができます。これは柱や梁を額縁に見立てて鑑賞する方法です。
光明院(京都)の紅葉と波心庭
光明院とは? 光明院とは、臨済宗のお寺で、東福寺の塔頭寺院です。あまり有名ではないかもしれませんが、知る人ぞ知る穴場です。特に桜と紅葉の時期がおすすめです。 光明院の歴史と重森三玲 清水寺のように平安京遷都以前からある寺院に比べると、光明院...
詳細は上記のリンクを御参照ください。
七里ヶ浜親方
行っとけよ
光明院へのアクセス
JR/京阪東福寺駅