この記事の構成
- 1ページ目 概説、歴史、御本尊と御利益、御本殿、清水の舞台
- 2ページ目 馬駐(うまとどめ)、狛犬、仁王門、西門(さいもん)
- 3ページ目 虎の石灯篭、鐘楼、随求堂、景清爪形観音
- 4ページ目 三重塔、経堂、田村堂、轟門
- 5ページ目 朝倉堂、仏足石、鉄下駄と錫杖、弁慶の爪痕
- 6ページ目 地主神社、釈迦堂、阿弥陀堂、奥の院、子安の塔
- 7ページ目 四季の行事とアクセス
このページのもくじはこの下にあります。
朝倉堂
轟門の先に回廊があり、左手に朝倉堂があります。1510年に守護大名の朝倉貞影が法華三昧堂として寄進・創建したお寺です。
法華三昧っつーのはアレ、法華経を介して真理に至らんとすることよ。
御本堂同様、懸造りでしたが、寛永の大火の後、崖を削って平にして現在の場所に再建されました。これに際し、石棺に入れられた金色の清水式十一面観音像が発見されました。(現在は成就院のご本尊)
扁額には「補陀殿」とありますが、これは観音菩薩の補陀落浄土を意味し、御本殿と同様、十一面観音像、脇侍たる地蔵菩薩像、毘沙門天像、二十八部衆、風神雷神像が奉祀されています。
清水寺七不思議 7
お釈迦様の足をかたどった石(仏足石)です。この石をさすった手で、足腰の具合の悪い部分に触ると快方に向かうという言い伝えがあります。一説には平(藤原)景清の足型とされ、清水寺七不思議の一つに数えられています。
鉄下駄と錫杖
これは弁慶の下駄と錫杖(しゃくじょう)とよくいわれますが、実際は、14世紀に眼病を患った鍛冶屋が清水寺に祈願したところ、快方に向かったので、御礼に奉納したものと伝えられます。
錫杖は長い方が男性、短い方が女性用で、片手で持ち上げられれば、心願成就のご利益があります。
下駄は女性が触れた場合、一生お金に困らなくなりす。男性が振れた場合、パートナーの女性に一生頭が上がらなくなるそうです。
弁慶の爪痕
これは本堂の出口付近にあります。弁慶が爪でつけた跡だと言われています。が、実際にはお百度参りの際に(暗いので)壁を触りながらすすんでいった時の跡、若しくは回数を数える棒でこすった跡だといわれます。
御本殿
冒頭でご紹介しましたので、そちらをご覧下さい。