概説
今回は京都市内でもい屈指の名所、哲学の道周辺を回るコースをご紹介します。具体的には南禅寺、天授庵、永観堂、銀閣寺、詩仙堂、圓光寺を一日で一気に回ります。途中、混雑などで、予定通りにすすまなかったときに備え、優先順位をつけておくとよいでしょう。
尚、途中で別の場所に行けるように時間設定してみました。アレンジを加えてご利用下さい。
その他の場所については、京都の紅葉74選をご覧ください。尚、寺院などの拝観時間、拝観料などは変更される可能性があります。
尚、今年はコロナ禍で紅葉シーズンを迎えます。各地の込み具合や、ソーシャルディスタンス維持可能な場所など見繕っておきましたのでお役立て下さい。
本稿からは天授庵、永観堂、銀閣寺がランクインで~す。
2023/令和五年の見頃予想です。随時更新予定ですので、御参照頂ければ幸いです。2024年の更新はもう少し先です。
紅葉のモデルコースは有名なところ 空いている場所, 赤い紅葉が楽しめる場所, 空いている場所2, 高雄までつくってあるぜ。詳細は以下の総論を参照してくれ。
蹴上駅からスタート
京都市営地下鉄蹴上駅 8:20着
ここから徒歩で、南禅寺に向かいます。所要時間が約10分。地図に示したルートがおすすめです。
以下で写真で解説してるから、参照してくれ。
1.南禅寺の紅葉
混雑度・・・★★★★☆
今回の滞在時間・・・1時間45分
通常の滞在時間・・・2時間
拝観料(大人)・・・方丈庭園 500円
三門 500円
南禅寺の特徴
南禅寺は京都五山(京都の禅寺の格付け制度。天龍寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺により構成される)のさらに上の寺格が与えられたお寺です。
三門は日本三大三門、京都三大三門に含まれる壮大なものです。(日本三大三門は、南禅寺、知恩院と山梨の久遠寺。京都三大三門は南禅寺、知恩院、東本願寺の御影堂門。)
三門とは解脱にいたるための三つの門のことです。空・無相・無願を意味します。
歌舞伎の楼門五三桐で「絶景かな、絶景かな。春の宵は値千両とは、小せえ、小せえ。この五右衛門の目からは、値万両、万々両」と見得を切る場面に出てくることで有名です。ただし、これは後世の創作で、実際には五右衛門が亡くなった後に建てられたものです。
方丈の庭園は小堀遠州作で「虎の子渡しの庭」言われ、江戸時代の代表的な枯山水庭園です。方丈は内裏清涼殿を移したものと伝えられ、狩野派の障壁画が目を引きます。(現在は複製に置き換えられています。)「虎の子渡しの庭」といえば龍安寺の庭園も同じ意図だとされています。
茶室でお茶を頂くのも良いでしょう。滝が流れていて落ち着きますよ。
また、境内にはローマの水道橋を模した、水路閣があります。
南禅寺の紅葉の特徴
一番のおすすめは三門正面からの眺めです。赤とオレンジ色が漆黒の三門に映えます。また、三門上からの眺めも東山全体が見渡せ格別です。
三門
法堂付近
この法堂(三門をくぐったさきにある建物)向かって左側の木がおすすめです。
水道橋付近
方丈庭園
こちらは庭園内にも紅葉があります。東山が借景になっていますので、東山の紅葉が視界に入ってきます。
六道庭
方丈庭園の反対側にあります。南禅寺は有名にも関わらず、ほとんどの方が三門で満足して帰られてしまうようで、とても空いていることが多いところです。
南禅寺でのタイムスケジュール
南禅寺三門着 8:40
庭園鑑賞 8:50~9:25
この後境内の天授庵(地図上の☆マーク)に向かいます。
2.天授庵の紅葉
混雑度・・・★★★★☆
今回の滞在時間・・・1時間
通常の滞在時間・・・1時間
拝観料(大人)・・・方丈庭園 400円
夜間特別拝観・・・500円
天授庵公式ホームページ:なし
天授庵の特徴
天授庵は2013年「そうだ 京都、行こう」キャンペーンに選ばれましたので、ご存じの方も多いかと思います。有名なのは、本堂前、東側の庭園です。幾何学模様に配された石が特徴です。普段は方丈の中は拝観できませんが、コロナ前は夜間拝観の折に拝観できました。
おすすめなのは書院南側の庭園です。池があり、蓮がたくさんあり、滝が流れています。春先は青もみじが綺麗なところです。
普段は静かなところで人影もまばらです。私がよく行く場所の一つです。
天授庵の紅葉の特徴
天授庵の紅葉は発色が淡い感です。東山のなかでも、天授庵と永観堂は少し紅葉の時期が早めです。
入口付近
ここは中に入る前ですが、グラデーションが綺麗です。写真向かって斜め左に三門があります。
方丈庭園
散りはじめに行き、白砂に散る紅葉をみるのがおすすめです。
書院南庭園
ここは池に散った紅葉を見るのがおすすめです。
ライトアップ
ライトアップ時は満開の時に行くのがおすすめです。暖かい発色が特徴です。2021年のライトアップの有無は不明です。
すまねえ。毎年直前にならねーとわからねーんだ
天授庵でのタイムスケジュール
天授庵着 9:30
天授庵発 10:30
この後、徒歩で永観堂へ向かって頂きます。