この記事の構成
- 1ページ 2025年最新情報、原谷苑概説、みどころ、シャトルバスの乗り方、その他のアクセス方法
- 2ページ 原谷苑の桜とみどころ、苑内マップ、見頃予想、見頃の様子
- 3ページ 2024~2019年の見頃の様子
- 4ページ アクセス補足:市バス、シャトルバス、自家用車
このページのもくじはこの下にあります。
原谷苑の桜
枝垂桜
原谷苑でもっとも有名なもの桜は枝垂れ桜です。実際数が一番多く、ご覧のように圧倒されるくらい、いたるところに咲いています。枝垂れ桜のトンネルの中をくぐっているような感じです。枝垂桜にも梅と同様に源平咲き分けがありますが、原谷苑でも目にすることができます。巷では「死ぬまでに見ておけ」などと言われているそうです。

オレは命ある限り行くぜ。
いかように表現すべきか、言葉に困りますが、とにかく圧倒されます。歩くところの周囲に桜があるのではなく、桜の中に道があるような感じです。
他に見ることができる主な桜は、大島桜、黄桜、山桜、御室桜などです。御室桜は仁和寺よりも標高が高いせいか、若干遅く咲くようです。昨年、仁和寺経由で原谷苑に行きましたが、仁和寺ではほぼ花は散っていましたが、原谷苑ではまだ残っていました。他にも普賢象、楊貴妃、御衣黄、関山など、おおよそ20種類ほどが約450本、そのうち、約250本が枝垂れ桜ということですが、1,000本くらいあるような印象を受けます。
その他の桜
御室桜
仁和寺にちなみ、御室桜と呼ばれます。土壌が肥沃ではないためにご覧のように灌木のように低い木に桜が咲きます。原谷苑からみるとちょうど南側に仁和寺があります。標高が高いからなのか、仁和寺より若干遅く咲きます。一般には京都で一番最後に咲くといわれますが、実際は北野天満宮の北野桜が最後に咲きます。また、最楊貴妃や御衣黄も4月の半ば過ぎまで咲いています。
大島桜
大島桜はソメイヨシノと並びよく目にする桜です。この大島桜とエドヒガンを交配させてできたのが、ソメイヨシノです。
普賢象
普賢象という桜は少し聞きなれないかもしれません。普賢とは普賢菩薩のことで、像は普賢菩薩が乗っている像を意味します。花が下に向いてさいているので、像の鼻に見立ててこう呼ばれます。
楊貴妃
昔、玄宗という名の僧がいました。この人が大変桜が好きな人だったので、この僧にちなみなずけられました。
その他の春の植物
概観
桜にとどまらず、苑内にはたくさんの植物が咲いています。特筆すべきは雪柳の素晴らしさです。真っ白な雪柳に薄桃色の桜が映えます。ほかにも石楠花(写真一枚目)、花海棠(写真二枚目)、木瓜などがきれいです。昨年はヤマブキが各所で狂い咲きしていましたが、原谷苑でも目にすることができました。今年はどうなるかはわかりませんが、桃色、白、緑、黄の対比が心を奪います。
石楠花
苑内には多数の石楠花が咲いています。春にはよく目にします。外国の人に人気です。
木瓜
木瓜は様々な色合いのものがありますが、原谷苑ではこのような紅白のものが咲いています。
桃の花
他では桜が見頃になるころには桃の花は散っていることが多いと思いますが、原谷苑では見事に咲いています。
紅葉(かえで)
ほかにも紅葉も咲いていたりして、桜のみならず、とにかくいろいろな花を楽しむことができます。
また、この中でお弁当をいただくことができます。さくらもちやお赤飯もあります。

事前に予約すれば大丈夫だよ。あくまで上の写真みたいにして売ってないってだけだよ。

オレは毎年二つ食べるのが楽しみだったんだ。
みどころと苑内マップ
中はこんな塩梅になってます。青い線が通路で、双方通行です。先ほど申し上げましたように、シャトルバスは西門のところに着きます。市バス、チャリ、徒歩の方は東門の所に着きます。以下、主要なみどころをご紹介します。

まずよー、中はだいたいこんな風に枝垂桜と雪柳がバーッてなってガーッてくる感じよ。
地図上1 ソメイヨシノ 枝垂桜より少し早く見頃が訪れます。市内中心部よりは遅いので、見逃した方は原谷苑でみることができるかもしれません。
地図上2 石楠花(しゃくなげ)石楠花はつつじやサツキと混同しがちです。以下のリンクをご参照下さい。

地図上3 御室桜 苑内三か所に咲いています。仁和寺の御室桜よりも若干遅めです。
地図上4 木瓜(ぼけ)売店の前や本館の前にも咲いています。
地図上5 源平枝垂桜 画像は現在捜索中です。
西門入ってすぐのところには、最初から紅い紅葉を楽しむことができます。尚、苑内では青もみじも楽しめます。

他にも苑内は数多の枝垂れが咲いてて、山吹やレンギョウやらがてんこ盛りだよ。

レンギョウはなんかスゲーでけえ

売店のとこによー、こんな塩梅で苑内の植物が紹介されてるから探してみるといいぜ。木瓜なんかは販売してるから、気に入ったら買って帰ればいいべ。
原谷苑の桜の見頃予想
地理的に見ますと、原谷苑は市内北部、山の上に位置していますので、市内でも遅めに見ごろを迎えます。目やすはおおむね4月10前後くらいからでしょうか。見ごろは年によって異なりますので、はっきりとは申し上げられませんが、市内中心部の桜が見頃をすぎた辺りから見頃に見ごろに入ると考えていただければよいかと思います。仁和寺の御室桜と北野天満宮の北野桜の中間くらいです。ただし、苑内には多数の種類の桜が咲いていますので、明確に見頃を予想するのは困難です。2025年は4月半ばくらいに枝垂桜が見頃に入るものと予想されます。(あくまで予想です。)

見頃は少なくとも二回あります。ソメイヨシノが満開になる辺りと枝垂桜が満開になるときです。枝垂桜の満開は間段なくつづきますので明確に予想することは困難です。
見頃のようす
原谷苑の見頃

見頃は例年4月10日前後が目安です。

とりあえず全体像をビデオで確認してね

時間がない人はこっちだ
桜の見頃の目安

概ねこんな感じで開花すんのよ。これらを鑑みた上で乱入計画を立案してくれ。おすすめは仁和寺の御室桜まつり経由だな。

最新の開花情報は以下でご確認ください。

おすすめコース
原谷苑の桜は市内でも遅く見頃に入るのが通例です。たとえば、帰りに清水寺によってみたら桜は終わっていた、という事態を招来する場合があります。(その年の状況により異なるので、断言はできません。)

北野桜は2024年より行方不明ですが、記録として存置します。
原谷苑が見頃に入る時期にほぼ確実に楽しめるのが、北野天満宮の北野桜です。この桜は市内で最も遅く咲く桜で、北野天満宮の境内に一本しかありません。時期が合えば御土居の青紅葉を一緒に楽しむこともできます。
北野天満宮には常にタクシーが待機している上、原谷苑からはそれほど遠い距離でもありません。北野天満宮で北野桜(可能ならば青紅葉も)楽しんでから、原谷苑行かれるとアクセスの便宜にも適う上、春から新緑にかけての京都を静かに満喫できるでしょう。

まーよー、北野桜と原谷苑が同時に見頃になる保証はできねーけどな。